播磨の名刹として幾多の戦乱を潜り抜けて1300年もの間、
法灯を守り続けている太山寺に参拝して来ました!
「三身山 太山寺」 (さんしんざん たいさんじ)
太山寺は藤原鎌足の長男・定恵和尚によって開山され、西暦716年に
鎌足の孫、藤原宇合が伽藍建立したのが始まりとされています
また、元正天皇の勅願寺として栄え、歴代天皇をはじめ一般民衆に
至るまで広く信仰を集めたと伝わっています
国宝・「本堂」
国宝の本堂は西暦1300年頃に再建された建物で入母屋造りの
銅板葺きで間口の桁行が七間(20.82m)、
奥行きの梁間が六間(17.76m)の大きな仏殿形式となっています
人の空間となる外陣と仏の空間の内陣とを格子戸で分ける結界が
施され中世仏教仏堂の典型として貴重な遺構とされています
内陣に祀られている薬師如来像、明王像も拝観出来ました!
「三重塔」
西暦1688年の建立で本瓦葺きの屋根の塔内部には
大日如来像、四天王立像が安置されています
「阿弥陀堂」
三重塔と同じ年に再建された阿弥陀堂には宇治の平等院鳳凰堂の
阿弥陀如来坐像と同じ大きさ(2.74m)の丈六の阿弥陀如来坐像が
安置されています
楓紅葉がうっすらと紅葉の兆しをみせていた境内はとても
静かで神戸市内とは思えないほどでした!
受付で応対してくれたお庫裡さんは親切に丁寧にお話されて
居心地の良い時間を過ごすことが出来た拝観となりました!