兵庫県の北播磨まで遠出して国宝に指定されている
お堂と三尊像を拝観して来ました!
国宝を有するお寺は兵庫県小野市の田園地帯にありました!
「極楽山 浄土寺」
鎌倉時代の1192年に奈良東大寺を再建したと伝わる勧進職の
重源上人が建立したのが始まりと伝わっています
国宝「浄土堂」 (阿弥陀堂)
国宝の浄土堂は大仏様式という技法で建てられた全国でも唯一
ここだけに残っている貴重なお堂となっているそうです
お堂は本瓦葺きの宝形造りの建物で屋根の勾配が直線的に下がり外観は
低く見えますがお堂内部に入るとその広さと天井の高さに驚きます
国宝の阿弥陀三尊像
阿弥陀如来像(5.3m)、勢至菩薩像、観音菩薩像(共に3.7m)の
三尊立像はともに名仏師・快慶の作で浄土堂の本尊となる巨像です
三尊像の後方が西の方角で蔀戸から差し込む西日が三尊を赤く
染め上げると西方浄土から来迎の姿を表しているそうです
本堂の「薬師堂」
本堂は浄土堂と向き合うように建てられほぼ浄土堂と同形同大の
建物で1517年に再建された浄土寺の根本道場です
開山の重源上人を祀る「開山堂」
袴腰の鐘楼
前々から拝観したいと願っていた三尊像は想像通りに
大きくてその姿に圧倒される迫力がありました!
暫しの間、三尊と向き合っていると不思議なことに全てが
包まれて優しい感覚に浸ることが出来た様に想えました!