さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

四国遍路旅・二十番札所

2015年04月27日 | 巡拝日記

   二年前に巡拝した時、かなり強く印象に残った名刹です!

「お鶴さん」と呼ばれて親しまれているこの寺は

山頂まで約4Kmもの急勾配、急カーブが続く難所を駆け上ります 

 四国八十八ヶ所の中で一番の難所は十二番の焼山寺で

そこに次いで難所とされるのがこのお寺です  

二十番札所 「霊鷲山 鶴林寺」 (りょうじゅざん かくりんじ)

仁王門に立つ仁王像は運慶の作として知られていてその門を

通り抜け先に進むと苔むした参道が続きます 

 この「鶴林寺」は桓武天皇の勅願により弘法大師が

開基したと伝わる名刹です

 山岳霊場らしく荘厳な感じで凛とした雰囲気の漂う本堂

その両脇には二羽の「鶴」が居ます

 二羽の「鶴」はご本尊の地蔵菩薩を運んできたとされ

寺名の由縁にもなっています

 三重塔は徳島県唯一の建物になっています

 境内は老齢の樹木でいっぱいです!

 その中で紅い「石楠花」が際立って見えました!

      

 

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四国遍路・十六~十九番札所

2015年04月27日 | 巡拝日記

            

十六番札所 「光耀山 観音寺」 (こようざん かんのんじ)    

昔の町並みの中に突然、現れる感じの鐘楼門です 

飾りっ気のない寺の石碑でした !

 でも本堂は昨年、建て替えられたようです!

本堂の前ではご本尊のご真言を納経の後、三回唱えます!

    

            

 

十七番札所 「瑠璃山 井戸寺」 (るりざん いどじ) 

四国で最大級とされる仁王像が立つ朱塗りの

仁王門は迫力がありました!

 井戸寺の縁起

 境内には水不足に苦しむ村人を哀れみ、弘法大師が錫杖で

一夜の内に掘ったという伝説が残る井戸がありました

 徳島市の市街地を抜けて次の札所に向かいます

    

            

 

 十八番札所 「母養山 恩山寺」 (ぼようざん おんざんじ)

弘法大師が母への孝行を尽くしたとされるお寺から

山号が名付けられたようです

 大師堂

女人禁制の道場で修行していた弘法大師に母の玉依(たまより)

御前が訪ねてきたが会うことが出来なかった

弘法大師は一週間、滝に打たれて修行し、女人解禁の秘法を

修めて母と対面したという逸話がありました

            

 

 十九番札所 「橋池山 立江寺」  (きょうちざん たちえじ)

 阿波の関所寺とも呼ばれて邪悪な心を持つ者や

罪を犯した者には罰が下り、

この先進めるかどうかを見極める関所だったと

伝わっています

 本堂の天井に龍の彫り物と天井絵に目を奪われました!

 大師堂

 多宝塔

境内の伽藍がどれも立派な造りで整った感じのするお寺ですが

なによりも境内に咲く手入れの行き届いた「牡丹」の花が

印象に残っています!

   

 

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