さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

国家安康の鐘「方広寺」

2016年02月15日 | 名所史跡

      大坂冬の陣への引き金となった

大きな大きな梵鐘を見に行って来ました!

方広寺「本堂」 

豊臣秀吉が1586年に奈良の東大寺を模して木像の廬舎那仏坐像を

本尊として創建したのが始まりとされています

 本尊の廬舎那仏(大仏)は地震などで三度も破壊、焼失して

現在は本堂・大黒天堂・大鐘楼だけを残すだけになっていました

国宝の唐門のある豊国神社のすぐ隣にある方広寺はあまりにも

殺風景で寂しい境内には驚き、愕然としました! 

 「大鐘楼」 

寂しく閑散とした境内ながらも有名な逸話が残る大梵鐘と

鐘楼の大きさには驚きました!

 大梵鐘は京都三条釜座の名護屋三昌によって1614年に

鋳造されたもので鐘楼の天井絵が印象に残りました!

梵鐘に刻まれた「国家安康」「君臣豊楽」の銘文は救世の悲願を

込めたものであったが、徳川側は故意に曲解して家康への反逆の

意志であるとこじつけて豊臣討滅への口実に利用された

これを引き金に大坂冬・夏の陣へと進み豊臣滅亡の原因と

なった大梵鐘は国の重要文化財に指定されていて東大寺、

知恩院と合わせて日本三大名鐘の一つにされています

      

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