東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

夏休みそろばん教室は実施しません

2017-07-08 00:38:48 | そろばんに関する中身
 3年前まで「夏休みそろばん教室」と題して、夏休みの期間そろばんを体験して頂くという、学習塾であれば「夏期講習」に該当することを実施していました。

 ですが、2年前から辞めました。たまたまその年は1年生にたくさん入学をいただき、初歩指導のクラスの席数がなかったからなんですが、「夏休みそろばん教室」を実施しないで生徒の皆さんを指導していると、ものすごく楽しいということに気づきました。

 そうなんですよね。夏休みは学校がお休みですから子供たちのパワーは有り余っています。だから上手に火をつけると子供たちはそのパワーを発揮しだすのです。ただしそのためには普段から子供たちとの信頼関係が必要です。

 叱るためには、叱るための下地が必要なんですよ。叱っても子供たちは投げ出さずに付いてきてくれるはずだという指導する側の気持ちと、先生は叱っても私たちのことを見捨てないという子供の側の信頼。その双方の信頼が成立していないと本気で叱ることは難しいんですよね。

 だから、少なくとも夏休みが始まるまでにはお子様をお預かりさせて頂きたいんです。

 過去に「夏休みそろばん教室」をしたときには、それなりの数のご参加をいただきました。でも、最初から「夏休みそろばん教室」だけの参加を宣言する方も少なくありませんでした。私としては「「夏休み」を利用した長めの体験学習という位置づけだったんですが、「夏休みの予定の穴埋め」にと参加される方も少なくはありませんでした。

 それならば、子供たちのパワーが有り余る夏休みに、無理して体験生を受け入れる必要はないのではないか? という結論に至りました。

 というわけで、もう当教場は「夏休みそろばん教室」を実施することはありません。体験授業は常にお一人様1回でお受けしようと考えることにいたしました。

 というわけで、来週の14日(金)が夏休み突入前の体験授業受付の最終日になります。

 というはずでしたが、おトイレリフォームを10日(月)~13日(木)まで行い、この期間は臨時休校いたしますので、体験授業の実施日として、18日(月)・19日(火)を追加いたします。

 したがいまして、夏休み前最後の体験授業は19日(火)を締切といたします。この日を過ぎますと、夏休み終了まで体験授業・ご入学の受付はお休みとさせて頂きますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 
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そろばん生徒募集中~特に瓢箪山教場~

2017-07-06 00:51:32 | そろばんに関する中身
 聞いたんですよ「先生ところって、わりとすぐに満席になるんですよねっ!」

全然そんなことないですから


 え~と、去年は小学1年生(現2年生ですね)が夏休みまでに一気に10名になったので、募集停止をしましたが、今年は月・水・金コースの2年生以外は、4年生まで全部空席はありますよ!(5・6年生は原則として受け付け停止です。が、引越してこられた方やお知り合いの方など、一定の条件でお受けできる場合はあります)

 とはいえ、ものすごく空席があるわけではないです。一番少ない火・木コースの小学2年生はあと1名です。当教場は各学年15名前後で受付を終了させて頂いています。全員に目の届く学習環境を確保するためにこうさせていただいています。責任を持ってお預かりできない状態での入学はお待ちいただきます。今現在の瓢箪山教場は、体験学習後すぐのご入学が可能です。

 ただし、夏休みはサマータイム制度を実施します。この期間は体験授業・ご入学共に停止いたしますので、夏休みからのスタートをご希望の方はできる限り早くお問い合わせいただきますようお願いいたします。

 各教室のご案内の記事へのアクセス数は連日2桁なんですが、ここ3週間お問い合わせはいただいておりません。ご希望の方はすぐにそろばん学習をスタートして頂けますよ。

 1人でも多くの方との出会いを楽しみにしております!!!
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基礎基本

2017-07-05 12:34:16 | 日記
 を徹底するってとても難しいことです。

 私はそろばん教室を運営するに当たり、最初はそろばんだけを指導するつもりでした。

 ところが、低学年の生徒だけでなく、高学年の生徒であっても問題文をきちんと読めなかったり、質問してくるときの日本語がおかしかったりと、「このままではだめなんじゃないか?」と思うようになりました。

 で、まずは漢字の指導から始めました。一応文部省(当時)学習指導要領と、各学年の配当漢字表をにらめっこしながら、コピーではありますが漢字のドリルを作成しました。同時にそろばんの指導本も、市販のものから自作の物へと変更していきました(今では自作と市販を併用しています)

 ここに至るまで5年かかりました。そして漢字のドリルは一念発起して、一からイラストレーターで作り直しました。これはネットで販売したいくらいの自信作です。しかしながら出てくる漢字は「各学年の漢字配当表」に準拠しています。

 そろばんの指導本も、結局は「5の合成・分解」と「10の合成・分解」のどちらを先に教えていくかによって違いはありますが、そろばんの指導は先人が確立してくださったものですから、それほど独創性(オリジナリティ)があるわけではありません。

 はっきりいって、お勉強の根幹となる「基礎基本」というものは、誰が教えても、どんな教材を利用しても、指導する中身はほとんど同じになります。

 でも「基礎基本」のテキストが、当教室(当塾・当社)のオリジナルなんです! と言う場合もありますよね。これに対する私の考えは

 ① 単純に教材会社のテキストを並べ替えたり、表紙を変えたりしただけのもので「見た目が本屋さんにはないもの」になっている
 ② 「基礎基本」を超えた中身まで「基礎基本」と言い張っているから、通常の「基礎基本」のものより分厚くてオリジナルに見える

 のどちらかだと思っています。

 さらに
 ③ 「基礎基本」をはき違えて、個人の講師の取捨選択で作り上げた「確かに他にはない」オリジナルのテキスト

 もありえますが、③は最悪です。だって「本当に必要なこと」が、そのオリジナルテキストには掲載されていない可能性が高くなる(基礎基本とはいえない中身が基礎基本だとされている場合もある)わけです。

 こんなものは、クソ講師が自己満足で作り上げた「生徒たちには害悪でしかない」テキスト。である可能性ですらあるわけです。

 本当の「基礎基本」は、かなりの部分まで誰が教えても同じものにならないといけません。先人が積み上げてきたものを踏襲すれば、それなりにいいものに必ずなります。だから「基礎基本」の部分については、ヘンに指導者が手を加えずに、市販のものを利用することで十分に対応できると考えています。

 そろばんも、お勉強も「基礎基本」は本当に大事です。だからこそ、「基礎基本」には、指導者の独りよがりがはいってしまってはいけないと思うのです。だから私はかならず「基礎基本」に漏れがないように、そして逸脱しないように、複数の指導書を見ながらチェックしていますし、どんな基準で作成したかもきちんとお答えできるようにしています。

 「基礎基本」にオリジナルはない! これが私の考えです。

 ※ 指導者が年齢を重ねていれば、それまでの経験則から市販のものの順番を変えたり、複数のテキストを組み合わせて、より身に付きやすくすることはもちろんありますし、同じ中身を自身の授業に対応させて作り直したものを使用される方もいます。そういうテキストであれば問題ないと思います。しかしながらそういう指導者は「自分のテキストがオリジナルだ」と考えることをしない方が圧倒的に多いです(私の経験則です)し、他の教室と比べたりせずに、「自分の指導方針や矜持」を淡々と(時には感情を込めて)書いておられます。

 ※ 私が自作にこだわるのはそろばんの場合は「特に低学年の生徒に市販の教材は難しい、レベルの高いものが多いから」「もう少し演習量を増やして理解不足を減らしていきたいから」です。
 漢字のドリルを自作したのは「市販のドリルの漢字テストは新出漢字のみになっているものが圧倒的に多く、私はそれまでの漢字も含めて、全ての漢字を問題にしたドリルを必要と感じたから」「書き順の省略がないように、画数の多い漢字のフォントが小さくなって、書き順がみにくくならないようにしたかったから」なんです。
 もう1点「自作したほうが販売価格が安くなって、保護者の皆様の負担額を減らせるから」です。これはそろばん・漢字共通です。
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「伸びる」とは? 「伸ばす」とは?

2017-07-03 13:26:58 | 日記
 ということを最近よく考えます。

 「伸びる」というと、まあ一般的には「成績が上がる」、中学生以上で言えば「定期試験の点数が(平均点と比べて・出るのであれば偏差値が)上がる」ということになるのでしょう。ここに大きな異論はないと思います。

 ところが実際に子供たちに接していると、「点数」として表れる学力についてはあまり変化はないけれど、「中身」が大きく伸びているなあと感じることがよくあります。

 たとえば、そろばんとして出している宿題があります。主に暗算なんですが、言われた量だけをするのではなく、自分から進んでたくさんの量をしてくる生徒がちらほらいます。点数が良くなってるわけではなくても、授業中の取り組みもまじめになっていきます。それまでが不真面目と言うわけではないのですが、集中力がより強くなると言う表現が当てはまると思います。

 私がそう感じても、学力が上がるとは限りません。でも少なくとも下がる生徒は見たことはありません。物事への取り組み姿勢が「伸びる」ことで、そのままであれば下がってしまった学力が「維持されている」のかもしれません。こればっかりは、そろばん学習をしなかった場合と比べることが不可能なので何とも言えませんが、この経験則はそんなに的を外したものではないと思います(思いたいです!)

 しかしながら、こうした物事への取り組みの姿勢は、1度良くなったくらいでずっと維持されるものではありません。子供たちは先まで物事を考える能力はまだ育っていません。だから、少しの努力で結果を求めてしまいがちです。そこで、指導者はその変化を見極めて少しでもその変化を認めて誉めることが必要だと思います。そしてそうした物事への取り組み姿勢が「良いと」感じられるものを、その子供の当たり前のものとしてできるようになるまで、時には悪くなってもきちんと見つめて引っ張っていかなければ、元の木阿弥になってしまうものです。そろばんを通して物事への取り組み姿勢を身に付けていくということは、そんなに簡単なことではありません。なかなか伝わらない生徒もいるなあ…、と最近の悩みの種の1つでした。

 昨日の日曜日「ワイドナショー」という番組に陸上競技の為末さんが出演されていました。そして子供たちにかけっこを教えるときの注意点として「まずはかけっこが楽しいと思ってもらわないとダメ」と言っておられました。これを聞いた瞬間に脳天を叩かれた感覚に襲われました。あ~、自分にこれができているかなあ? と。

 だから、子供たちには今頑張っていることが「楽しい」と認識させていかなきゃいけないなと。そうすることで、子供たちが「自分」から「進んで」前を向いていくんだなと感じました。

 そのために、子供たちに「楽しい」を感じてもらえるようにしていかないといけませんね。

 先日、そろばんの卒業生とお話をしました。その生徒は中学3年生。通う塾の3年生でトップの成績を収めてます。その生徒の指導には本当に苦労しました。詳しく書くと特定されてしまいますので詳しくは書けませんが、勉学のモチベーションを上げていくことがすごく大変でした。でも、そうして結果を出していることに少しうれしくも思いました。

 別の塾に通う生徒も、天王寺高校に合格し通っていますし、別の学年ではこれまた学年トップクラスの成績を取っています。私の教室はそろばんに通う生徒を成績に関係なく(一部小学校6年生前後までに学習習慣が集団指導になじめないと判断した場合は、個別指導をオススメしていますが)お預かりしていますので、学年トップばかりがいるわけではないですが、学年が上がるにつれて確実に以前の自分を越えてくれてはいます。

 「伸ばす」ことだけを指導しているわけでは決してありません。でも、生徒たちがどんなステージに立っても、「伸びる」ことができるように基礎基本の下地をしっかりとしたものにしたいと思って指導しています。

 だから「伸びる」のは私の元を離れてからという生徒もいます。先日の生徒も「せんせ~に言われた意味が今なら分かるよ」と言われましたし、私の尊敬する塾の先生も「鍛えてもらった基礎があるからこその伸びですよ」と言ってくださいました。

 私はできる限り「私の方針には合わない」と、公言してしまうよう(なゲスい指導者)にならないように頑張ろうと思います。

 (私はまだまだ能力が未熟だと思います。保護者の皆様のご期待に添えない場合も多いかと思います。本当に申し訳ないと思いますが、私では責任を持てないと感じたときは、その気持ちをきちんとお伝えすることは、これまでも、そしてこれからも変わらすにいようと思います。)

 あれっ、今日もまじめな着地っすね。 急に暑くなったから知恵熱でも出たかな? 

 本当に急に暑くなりました。このブログをお読みいただいている物好きな皆様には、ぜひとも体調管理にお気をつけくださいね。
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瓢箪山教場臨時休校のお知らせ

2017-07-01 00:21:26 | 保護者の皆様へのお知らせ
 昨日からお渡ししております教場ニュースにも書いておりますが、トイレ・待合室の改装を実施します。

 トイレが最大4日間使用できなくなります。授業中にトイレが使用できないのは子供たちにとっても、もちろん私にとっても(笑)大変ですので、下記の期間を臨時休校とさせていただきます。

7月10日(月)~13日(木)


 なお、この期間の振替として、7月17日(月:祝)に特別練習会を実施いたします。詳細は教場ニュースに書いておりますのでご参照ください。

 以上よろしくお願いいたします。
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