競技大会について書いていませんでしたね

　去る３月に、関西珠算連盟の競技大会が行われ、瓢箪山教場が新しい競技大会になってから初優勝しました。

　でも、この競技大会に関わらず、当教場はいくつかの競技大会に参加していますが、実は教室のベストメンバーで参加しているわけではありません。「ベストメンバー」というのは、あくまで点数上位の生徒という意味です。　

　当教場は８年前から競技大会は「希望者参加制」に変更しました。ほかの教室はと言いますと、成績上位者から順番に参加するようにご連絡する方式のようです。

　当教場も、当初はこのやり方でした。しかしながら、「出場」の返事をした生徒でも、

「寝坊してしまったので休みます」・「家族でお買いものに行くことになったのでお休みします」など当日の「えっ？」という理由での欠席もありましたし、「ソフトボールの練習があるので、雨なら参加します」・「バスケの練習がなかったら行きます」などのお返事をされたこともあります。

　そろばんの競技大会だって団体種目はありますし、競技大会は「公式戦」ですから、練習でお休みでは一生懸命練習して参加することに情熱を燃やしている生徒に申し訳ありません。「家族でお買いもの」にいたっては、競技大会ってそんなに軽いものですか？。とお聞きしましたが、親御さんのお返事は「はっ？」という感じでした。

　そんなことで、参加する以上は必ず休まず参加する・きちんと練習するという約束を守れる生徒にだけ参加してもらうルールに変えました。このルールにしてから８年間。未だに無断欠席はありません。当日の欠席も、前日に骨折してしまった生徒が一人と、インフルエンザでお休みした生徒が一人だけです。

　成績も、団体優勝こそありませんでしたが、個人競技では優勝者が何人も誕生していますし、団体競技でも準優勝や２位・３位は何度もありました。

　今回の競技大会は「初優勝」という結果になりましたが、もし点数上位者が全員参加していれば、多分今頃４連覇くらいになっていると思います。でも今回優勝したからと言って、参加ルールを変えるつもりはありません。そのためにベストメンバーの他教場に負けてしまってもいいと思っています。個人が個人の成績でベストの結果を出してくれればいいと思っています。

　みんなそれぞれ一番にしているものがあるんです。野球・ソフト・サッカー・ミニバス…。それでいいんだと思っています。そして今、そろばんを一番と考えてくれる生徒には全力で頑張ってほしいと思います。

　競技大会で結果を残す生徒は、検定試験の合格も早く、お勉強の出来もいいと感じています。物事に全力で取り組み、結果を出して自信を付ける！・正の好循環がさらに子供たちを伸ばす手ごたえを感じています。

　明日からお渡しする「教場ニュースG・W特別号」でもお知らせしていますが、競技大会への参加が難しいみなさんは、ぜひ検定試験で壁を乗り越えることに挑戦してほしいと思います！