雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

嫌いなものの中

2013-09-25 04:40:07 | サブ・タイトルの話
HS君は僕の信頼する音楽作家で敏腕のアレンジャーさん。
年齢は30代。男性。
毎日、音楽業界の一線で活躍している才人。
クラブのDJでもあります。
先日、某メジャー・アーティストのライブ後の食事会で、
そんなHS君も加わって、
大勢でワサワサとヨパラーーーイの与太話を楽しく
ウルサクしていたのですが、
その時に彼がみんなの前で僕にこんな話しをしてくれました......



「......uzmetさん!
あのですね、
uzmetさんは多分忘れていると思いますけど、、、
僕は強烈に覚えているuzmetさんと話した話しがあってですね、
もうカナリ前の話しですけど。。。」


「(゜ω゜)!?。。むふむふ。。なに?それ?」


「俺って生意気じゃないっすか!?
今も!?ん!?
なんで?
何でみんなうなずくんだ!?ん!?
まぁ、いーーや。まぁ、、、
つーことわ!ですよっ!
昔はもっと生意気であったわけで!、、間違いなく、、、」


「......(゜゜)ウンウン......一同賛同ナウ...」


「でね!
俺の好きな音楽ってマニアックだし、ヒップホップだし。
ジョン・レノンも好きだし。
いわゆるアーティスティックなものばかり好きだったじゃないっすか!
当時若ゾーだったし。
インディーズで好き勝手やってたし」


「......まぁ、確かにね。。(*-ω-)ゥィゥィ......」


「その時にね、
uzmetさんがウチのスタジオに来て、
俺も色々とメジャーの仕事しだしたじゃないっすか。
メジャーの。
でね!
ある時uzmetさん俺にこう言ったんスよ!
俺ソレ完璧に覚えてるんっすよ!
言われたときの状況、風景、全てを完璧に覚えてるんスよ!
ソレぐらい、そのこと忘れないんスよ。今でも。
そんときの俺にはソレぐらいのインパクトがあったんスよっ!」


「な、なにか、
お失礼なことでも言いましたでしょうか、、( ̄。 ̄;)わちき、、」


「ええ!言いました!
衝撃的でしたよ!
それってですね、、
お前は◯◯◯◯◯の音とか聞かないからダメなんだよ。。
って言ったんスよ!
俺の大っ嫌いな音楽を出して、
お前はそういうのを聞かないからダメなんだっ!......て、
言ったんスよぉ!」


「......あぁ!....い、言ったね。うん、、、
言った。ね。。( ̄∇ ̄;)」


「それね、衝撃だったんスよ。俺。
そんなこと言われたこと無かったし。
しかも嫌いなことよく知ってて言ったじゃないっすか!」


「はぃ。。すいませぬ。。。( ̄ー ̄;)ゞ」


「それからっすよ。色々分かったの。
俺が色々変ったの」


「ええ。ええ。変りましたな。。ちみ。
確かに、その辺りから、、( ̄。 ̄;A、ええ」


「そうなんすよ。
売れているものには売れている理由があるから、
ソレをちゃんと見つけろ!って、
そう言ってたんすよ。
プロなら嫌いなものをただ嫌いって言うだけじゃなくて、
ソコを見つけられなければいけないって、
そういうことだったんスよ」


「は、はぃ、そ、そうでございまふ。
間違いわありませぬ。。( ̄ー ̄;」


「で、変ったんスよ!よ!俺。
実わさ!
そんな事があったんスよ!
みんな!聞いてんの!?
俺!?
よっぱらってねーーぞぉ!
コラァァァーーーッ!o(`ω´*)o ウラウラ!!!」



......と、
酔っぱらって皆の中でそんなこと言ってました。
僕としてはなんだか、
今更ながらジワリ......と嬉しい話しではありましたが。
なんだかとてーも怒られていた感じでもあって......
こ、こわひ(T.T)ぶぇ。
このブログはサブタイトルにある通り—————————



いつの日か、愛する誰かが
「アイツはこんな事考えて生きていたのか。。」
と見つけてもらえたら......そんな思いで書き記してます。。




————————というブログなので、
そんな大好きなHS君にも、
その当時の僕の真意をチロッとだけ残しておこうかと。
それはとても個人的な考えで、
対するモノゴトによっても異なってしまうような
考え方でもあるのですが、
その時に僕が思っていたことというのは......
実はこんなことなのです。



たまに、
自分に足りないものが、
自分が嫌いなものの中にある様なことがあると思うのです。
自分は、
そんな事を思い知らされたことが幾度となくあったもので、
それが、その時、僕がHS君に伝えたかったこと。
それが僕の真意。



そして、実はそれは......
以前この「2種類の音楽」という記事で記した、
生意気だった僕が大好きな恩師から丁寧に教えてもらったことでもあって、
ずっと大切にしている「クリエイティブ定理」の一つでもあるのです。
恩師と話しをしていたこの時の状況や風景の全ては、
僕も今でも完璧に覚えています。
だから、その時のことを記すことも出来るのですが......



やんちゃなHS君は、
そんな話をしていた時から数年後。
「日本レコード大賞 編曲賞」
を受賞するほどの成功を手にしました。



......そーだね、



タマには驕ってもらお~うっと ( ̄ー+ ̄)ニヤリ



そんなHS君とメンバーの二人と僕と、
四つ巴のケンカばかりしながら作った「その時」のアルバム。
「mihimalife/mihimaru GT」=「ミヒマライフ/ミヒマルGT」
僕からすると、ケンカ感も満載!で、
そんなHS君の四苦八苦も沢山詰まっている作品です。
HS君やプロジェクト、そしてメンバーが、
熱い摩擦の中で
「足りなかった何か」
を見つけることが出来たアルバムです。(^^)


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンクバナー