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健康長寿 めざしましょう

日本人が家畜化した唯一の生物

2015-09-17 08:02:05 | 日記
案外身近にいます

 千曲川の土手を散歩していると、河川敷の雑草が生い茂った辺りで
時々姿を見かけます。
地面の色とほとんど同じ体色なので、動いていないとなかなか存在には
気が付きません。

 毎週木曜日はウォーキングの途中で見かけた野鳥を取り上げていますが
今週は、キジ科 ウズラ属 ウズラ です。

 日本にはウズラの野生種はいないと思っている方が多い様です。
しかしウズラは全国に分布しており、古来より日本人に愛され飼育されて
きた鳥です。
 平安時代には既に食用とされていました。
室町時代には豪快な鳴き声が人気でペットとして飼われていました。
体に似合わず鳴き声は大きく、早朝から鳴き始めるので結構うるさい鳥です。

夢の取り組み

 ウズラは日本人が家畜化した唯一の野生動物と言われています。
 鶏が日本中で1億7000万羽飼育されているのに対し、ウズラは850万羽。
主に愛知県の豊橋地域が飼育の中心地です。
ウズラの卵を鶏卵と比較すると100g当たりのビタミン、ミネラル、アミノ酸
の配合量が2倍でかなり栄養価の高い食品です。

 鶏の野生種は東南アジアなどに生息する野鶏で、国内には存在しません。
それを考えると野生種が今でも国内で繁殖しているウズラには、親近感を覚えますね。

 日本人は科学技術を発展させる事は得意ですが、野生を手なずけて役に立てる
技術には縁遠いのでしょうか。
生真面目な日本人の取り組みをもってすれば、新たに家畜を作るのも夢では無いのでは。

 近年人間の生活圏に入り込んで軋轢を起こしている野生動物を、この際
家畜化しちゃいましょう。
熊は里山の森林整備の力仕事に、鹿は山小屋までの物資の運搬作業に、肉がうまい
と言われるアナグマは食用に飼育して蛋白源に。
 夢の実現で世界を驚かしちゃいましょう。
コメント
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