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もしも一万羽の鳥が集まったら

2015-05-21 08:53:10 | 日記
<結構頭がよさそうな>

 田起こしなどの農作業が本格的に始まりました。
田や畑を耕運機が掘り起こすと数羽の鳥が後を追って飛び跳ねます。
土の中のミミズや昆虫の幼虫を見つけてはついばむムクドリです。

 毎週木曜日はウォーキングの途中で見かけた野鳥を記していますが、今週は
スズメ目 ムクドリ科 ムクドリ です。

 全身が茶褐色、所々に白い羽根があり、くちばしと足は目立つ黄色です。
日本全域を含む東アジアに広く分布します。
 地上に降りては地面の中の昆虫を、木に止まっては果実などを食します。
先日は河川に茂るヨシの刈り取り作業に集まって逃げ出した昆虫をエサにして
いる数羽の群れを見ました。

 人間の動きをどこかで見ては作業の内容を理解して集まってくる様です。
春から夏にかけての繁殖期はつがいで行動し、樹の洞や人家に営巣します。
問題はヒナが育った後に起こります。

<人間と鳥の知恵比べ>

 ヒナが巣立ちをすると親子揃って群れを形成します。
時には10km四方から仲間が集まり集団を作ります。
 一か所に万単位のムクドリが集まり夕刻の夜空に不気味な影が浮かび上がります。
それだけの数のムクドリが都市部の街路樹に集まるのは、フクロウやタカ、イタチ
や蛇等の天敵がそこには来ない事を知っているからです。

 夜になっても泣き止まず騒音を発し、また大量のフンをまき散らして大きな
環境問題になっている地域が各地にあります。
 私の住む市では去る2月末に大学教授の指導の下、5日間にわたる大規模な
対策を行いました。
内容は、天敵の猛禽類のはく製を住処になる木の上に設置し、フクロウとタカの
鳴き声を拡声器で流し、驚かすべくロケット花火を打ち上げました。
 4日目には群れは周辺に四散し大きな集団は姿を消した様です。

 さて今年も繁殖期が終わると再び集団が形成されるでしょう。
昨年の戦いを踏まえたうえで、人間とムクドリの知恵比べ第二幕はどんな様相を
呈してどんな終幕を迎えるのでしょうか。
 一野鳥ファンとしても成り行きに注目です。
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