雑草魂
森林公園の花壇を彩る薄ピンク色の花。
広い範囲を埋め尽くしていますが、ふと思いました。
この景色、随分前から見続けている。
面積が大きいだけでなく流れた時間も長いぞ。
何時まで咲き続けるのかな。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 アカバナ科 マツヨイグサ属 ヒルザキツキミソウ です。
大正末期に観賞用として北アメリカから渡来した植物だそうで。
5月から7月まで2カ月もの間たっぷりと咲くと言うから、春の終わりに目にして以来、
気が付いたら今に至るまで毎日の様に眺めていました。
花の美しさや数の多さ、何より手間が掛からない点が人気を呼び全国に広まって
いるそうです。
ところがヒルザキツキミソウ、園芸種ながらも基本的な性格は雑草そのもの。
<匍匐性があり地面を覆う。
耐寒性が高く夏の暑さにも強い。
路傍でも自生できるほど土を選ばない。>(暮らしーの より)
<適地に植えてしまえば後は放任で育つ。
土が肥沃過ぎると葉ばかり育って花が咲きにくい。>(花と緑の図鑑 より)
この特性があれば花壇を飛び出して新天地を目指しても困難は切り開けます。
今では中部地方以西で野生化しているといいます。(松江の花図鑑 より)
葉が変身
薄い桃色の花を覗き込むと先ず目に飛び込んでくるのが白い十字架。
メシベの先端がそんな形状をしているのですが、ちょっと見には宙に浮いて見えます。
メシベが生えているのは4枚の花弁の根元に開いた穴。
その奥に蜜があるのですが、こんな小さな穴では長い吻を持つチョウの仲間やごく
小さな虫しかありつけません。
でもヒルサキツキミソウは花の時期が長いので多くの虫が訪れます。
蜜を手に入れられないコナバチやハナアブの目当ては何処に?
メシベの周囲を8本のオシベが固めていますが、そこに纏わりついているのが花粉。
オシベに触れると僅かながら粘り気を感じますが、これこそこの草の仲間が身に付けた
特別の技。
<コナバチなどは花粉を食べるが少々かじられたとしても構わない。
花粉は昆虫の体に絡みつく。>(丹馬のきょうの1枚 より)
電子顕微鏡でその花粉を観察すると妙なものが見えてきます。
<トウモロコシの粒をより合わせた様な糸状の物が花粉に付いている。
これは粘糸と呼ばれる物で、粘り気があり虫に付着する。>
(知って安心!知るって楽しい!シルラボブログ より)
ただ食べられるだけでは堪らない、こんな仕掛けで受粉を目指します。
あまり話題にはなりませんが、この草寒くなると見事に変身します。
葉が赤く染まるのです。
標高30cmの紅の丘は、肌寒くなった頃に目を楽しませてくれます。
そういえばその光景も、長過ぎるかなと思う程結構何時までも続きます。
森林公園の花壇を彩る薄ピンク色の花。
広い範囲を埋め尽くしていますが、ふと思いました。
この景色、随分前から見続けている。
面積が大きいだけでなく流れた時間も長いぞ。
何時まで咲き続けるのかな。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 アカバナ科 マツヨイグサ属 ヒルザキツキミソウ です。
大正末期に観賞用として北アメリカから渡来した植物だそうで。
5月から7月まで2カ月もの間たっぷりと咲くと言うから、春の終わりに目にして以来、
気が付いたら今に至るまで毎日の様に眺めていました。
花の美しさや数の多さ、何より手間が掛からない点が人気を呼び全国に広まって
いるそうです。
ところがヒルザキツキミソウ、園芸種ながらも基本的な性格は雑草そのもの。
<匍匐性があり地面を覆う。
耐寒性が高く夏の暑さにも強い。
路傍でも自生できるほど土を選ばない。>(暮らしーの より)
<適地に植えてしまえば後は放任で育つ。
土が肥沃過ぎると葉ばかり育って花が咲きにくい。>(花と緑の図鑑 より)
この特性があれば花壇を飛び出して新天地を目指しても困難は切り開けます。
今では中部地方以西で野生化しているといいます。(松江の花図鑑 より)
葉が変身
薄い桃色の花を覗き込むと先ず目に飛び込んでくるのが白い十字架。
メシベの先端がそんな形状をしているのですが、ちょっと見には宙に浮いて見えます。
メシベが生えているのは4枚の花弁の根元に開いた穴。
その奥に蜜があるのですが、こんな小さな穴では長い吻を持つチョウの仲間やごく
小さな虫しかありつけません。
でもヒルサキツキミソウは花の時期が長いので多くの虫が訪れます。
蜜を手に入れられないコナバチやハナアブの目当ては何処に?
メシベの周囲を8本のオシベが固めていますが、そこに纏わりついているのが花粉。
オシベに触れると僅かながら粘り気を感じますが、これこそこの草の仲間が身に付けた
特別の技。
<コナバチなどは花粉を食べるが少々かじられたとしても構わない。
花粉は昆虫の体に絡みつく。>(丹馬のきょうの1枚 より)
電子顕微鏡でその花粉を観察すると妙なものが見えてきます。
<トウモロコシの粒をより合わせた様な糸状の物が花粉に付いている。
これは粘糸と呼ばれる物で、粘り気があり虫に付着する。>
(知って安心!知るって楽しい!シルラボブログ より)
ただ食べられるだけでは堪らない、こんな仕掛けで受粉を目指します。
あまり話題にはなりませんが、この草寒くなると見事に変身します。
葉が赤く染まるのです。
標高30cmの紅の丘は、肌寒くなった頃に目を楽しませてくれます。
そういえばその光景も、長過ぎるかなと思う程結構何時までも続きます。
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