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日本語のおさらい:イヌはどうやって人をかむ?

2019-07-25 06:29:19 | 日記
大食い?大喰い?

 毎週木曜日は解釈が面倒な日本語を取り上げています。
今週は<異なる漢字ながら意味が近く、訓読みが同じになるもの。>(コトバンク より)
を表す「異字同訓」のおさらいです。

 例えば「臭い」と「匂い」、漠然と嫌なにおいと良い香りで使い分けています。
これは分かり易い例ですが、「つく」となると途端に迷いが生じます。
それもその筈、「付く」と「着く」は日本語の中で最も使い分けが難しいとされる言葉。
 では迷った時にはどうするか?
前者は「付着・付加」を、後者は「到着・密着」を思い浮かべるのが良いのだそうです。
そうすると、「足跡が付く」「手紙が着く」と正解に辿り着けるのだと言います。
(ズバリ解決!「違いガイド」 より)

 大食いの私が気になるのは「食う」と「喰う」の違い。
前者は<食べ物を口に入れ噛んで飲みこむこと、後者は楽しみの食事では無く生きる為の
食事を意味する。>(違いの百科事典 より)
 今出て来た「噛む」という言葉、これには「咬む」もあります。
<前者は歯でかみ削る意味、後者は上顎と下顎ではさんで咥えるようにかむ方法。>(HiNative より)
イヌが牙で噛みつく、イヌに手を咬まれた、の様に使い分けるそうです。

歳をとれば加齢臭

 まだまだ迷いは続きます。
「寂しい」と「淋しい」も分かった様で分かりません。
<前者は「静寂」や「侘び寂び」などの状況や様子を表す時に使われる。
後者は涙が出る程気持ちがさみしい時に使う。>
 ちなみに両方とも「さみしい」と「さびしい」の読みがありますが、平安時代の頃に
使われ始めたのが「さびしい」の方。
その後かなりな年数が経って「さみしい」が登場したのだそうです。
(鈴木杏樹のいってらっしゃい より)

 精神の次は肉体です。
「体」と「身体」の違いは何でしょう?
<前者は固体としての肉体を示し人間や動物、物体まで幅広く使う。
後者は心身を表すが、心や精神を持つのは人間だけなので対象はほぼ人となる。>
(違いがわかる事典 より)
 ざっとおさらいをしてきましたが、当たり前に使っている分け方にも実は間違っている例も
あるそうです。
 例えば冒頭の「臭い」と「匂い」、前者には不快なくさみなどの嫌なイメージがあるのに対して、
後者には良いイメージしかありません。
ところが「匂い」の意味は<そのものから漂う嗅覚を刺激するもの。>(macaroni より)
だから言葉そのものに、良いか悪いかを表す部分は含まれていないのだそうです。
 これには驚きますが、そう聞くと我ら男性陣が思うところは唯ひとつ。
いずれ纏う加齢臭、どうせなら「臭」でなく「匂」にしてくれないかな。


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