脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

最近の交通事故に思うこと 

2012年04月30日 | つぶやき

私は交通事故被害者だ。

しかも、適切な補償ももらえていない上、長年髄液漏れを見逃され続けてきた悲惨な事故被害者だ。

適切な後遺障害認定さえなされず、泣き寝入り状態の交通事故被害者だ。

だから、交通事故のニュースが流れるたび、どうしたら、交通事故が減らせるのか、

いつも考えてしまい、被害者や遺族のことを考え、今までもひどく心を痛めてきた。

 

4月は、悲惨な交通事故が何度も起きて報道されていた。

 

4月12日には、桜が咲く、京都の祇園で軽乗用車が暴走し、18人がはねられ、

運転者も含む計8人が死亡した。

運転者は30歳で、過去に交通事故で脳外傷を負って以降、最近意識を失う発作を繰り返していたようだ。

外傷性てんかんの発作だったのだろうか?

 

交通事故での怪我人が、怪我から立ち直り、社会復帰して必死に働いていたのに、

症状を軽視したまま運転し続けた結果、

自分もろとも他人の命まで奪ってしまうことになったとしたら、

悲惨きわまりない。

4月23日には、京都市 亀岡で、通学途中の小学生と保護者計10人がはねられ、妊娠中の保護者と胎児と通学途中の子供が亡くなった。

運転していたのは18歳の少年で、借りた車を無免許で、仲間と乗り回し、夜どうし運転していて居眠りをしたという。

無軌道な生活

友達と繰り返した末に、事故を起こしたようだ。 

 4月27日の朝には千葉県館山市で、路線バスを待っていた小学生の列に軽自動車が飛び込んだ。

4月29日には、金沢市から、東京ディズニーランドに向かっていた夜行バスが、

関越自動車道上り線、藤岡ジャンクションで、防音壁に衝突し、38人が怪我をし、7名が死亡した。

報道されないだけで、

まだまだ毎日毎日悲惨な交通事故は全国で起こっているはずだ。

 

報道されている交通事故は、全体の事故のほんの一部にすぎない。

 

これらの一部の重大事故のニュースを見ていて私は思った。

 

それは、

重大事故を引き起こすのは、何もてんかん患者さんだけではないってこと。

 

持病がない健康な大人でも、

若者でも、

「眠気」という、運転中「意識を失う」ことが起こるってこと。

 

つまり、

持病がある人もない人も、

自分の睡眠時間や睡眠リズムや体調管理がなっていないと、

誰でも大事故を引き起こしかねないってこと。

 

そんなことは当たり前のことだけれど、

健康で持病のない人たちは、そのことを忘れがちだってこと。

 

持病のない人たちは、

自分だけは、そんなことは絶対起こさないって、

過信しがちだってこと。

 

そして、

てんかんなど、

運転に支障がでかねない持病のある人ばかりを、白い目で見がちだってこと。

 

でもね、

本当は、持病があろうが、なかろうが、

ハンドルを握るものは、誰でも、

自分と人の命がかかっていることを常に意識し、

自覚しなければならないってこと。

 

自分と他人の命を守るために、

常に最善を尽くさなければならないってこと。

 

そのことが、あたりまえすぎて、

皆が忘れがちだってこと。

 

今回の数々の悲惨な交通事故の報道を見て、

私はそんなことを思った。

 

 

コメント
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