脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

新潟水俣病に思うこと

2024年05月31日 | 2022年9月からのつぶやき

今も新潟水俣病の患者たちは耳鳴りや手足のシビレに苦しんでいるそう。

新潟水俣病の公式確認から60年たち、高齢患者は時間がないとの事。

脳脊髄液漏出症患者も同じなんだけどなって思った。
何が同じって?

60年前発症でなくても、
脳脊髄液漏出症の病名も治療医も存在してなかった時代発症の髄液漏れ患者もまた、
数十年症状に苦しみ続け、
一刻も早く症状から解放してあげないと、もうその人の人生に時間がないんだけどなって事。

高齢になった水俣病の患者たちの意見を聞く場で、話している最中に役人がマイクを切って、強制的に話させなくしてしまうなんて。
なんて失礼な!なんてむごい!

患者になった事もないお役人にとって、形だけ意見を聞けばいいだけで、その場がスムーズに運ぶためなら、予告なくマイクを切っても許されると思うのでしょうか?
なんと非人間的な人たち。

1人何分と決められているんだから、後はウザイからカットしてしまえ!って上から目線の行為。

それが、どんなに患者の心を傷つけるひどい事なのか、私にはわかるけど、健康なお役人にはわからないんでしょう。


新潟水俣病も、残りわずかな高齢者だから、このまま放っておけばいい、過去の被害者はもう年をとって先がないから、だんだん被害者が死に絶えてそれで誰も文句を言わなくなるまで放っておこうという、という、
国の下心、冷酷さが、感じられる。
大昔の交通事故被害者での脳脊髄液漏出症患者に対してだって、今の社会や医学界もやってる事は同じでしょう。

いきなりマイクを切るように、患者をもう治らないね、年のせいだね、と切り捨てていく。
内心、どうせ先がないんだから、年寄りなんだから、もう、症状あってもあきらめろよ、それぐらいがまんしろよ、理解されないのもあきらめろよ、そういう時代に被害者になったあなたの運命なんだから、あきらめろよ、
あなたは被害者になっても幸い死なずにその年まで生き残れたんだから、それで十分ラッキーじゃないか、と思ってるんじゃない?と勘繰ってしまう。


脳脊髄液漏出症は、公害病ではないから、今も発生し続けているけれど、

今の脳脊髄液漏出症患者、と昔の脳脊髄液漏出症患者は、

受けた心の傷やおかれた時代背景による差別や困難さによる苦しみの質も量も全然違う。

それなのに、昔の交通事故被害者は、昔だからと弁護士にも医師にも被害者支援センターからも相手にされず、
最近の患者ばかりに手を差し伸べるような気がする。

そりぁ、弁護士だって、昔の交通事故になればなるほど、お金にならないリスクが高まるからやりたくないよね。
医師だって、髄液漏れの発症から時間がたって治りにくい面倒でやっかいな患者なんか扱いたくないよね。
自分が治療した患者数全体の完治率を下げてしまう人なんて、あえて受けたくないよね。学会発表するにも不都合。

だからか、最近の事故での発症の患者、親に保護され、働かず家事をせずとも、安静を保ちやすく治りやすい若年者の救済ばかりに力を入れている医師が増えているように思えてならない。

確かに、未来ある若年者を優先的に治したい保護者や医師たちが多いのはわかる。

高齢者なんて、仕事もないし、学校もないし、子育てもないんだから、治療なんて若者優先でしかたないでしょ!、という人が多いのもわかるけれど。

でも、


過去に発症して当時の社会や医学界の無理解から、適切な支援も、暖かい理解も応援も、家族の協力も、長い間、病気が認定もされず、適切な治療にもたどれつけないまま、新潟水俣病のように現在まで、ずっと60年間苦しんできて、人生残りわずかな人の苦しみは想像を絶するはず。

自分の人生なんだったんだ、って思うはず。

髄液漏れだって同じ。

2、3か月前に交通事故に逢って発症した人と、昔の交通事故被害者とでは、
苦しんできた時間も、苦しみの質も
受けてきた誤解と偏見、無理解という、医師や周囲からいじめられてきた体験の有無もぜんぜん違う。

残りわずかな人生の人だからこそ、
せめて、残りの人生くらい、一刻も早く症状を楽にしてあげて、周囲の暖かな理解に囲まれて、励まされ、なぐさめられ、力付けられて、
辛かった過去がきちんと癒されて
楽な心と体で、穏やかな日々を送らせて人生を終わらせてあげてほしい。
私もそうされたい。

そう願うのは、私だけでしょうか?

私もそうさせてほしいけど、このまま、今もなお、無理解に囲まれて、
過去の傷が癒される事なく、
孤独のまま、死んでいくのかなぁ。
悲しいなぁ。
つらいなぁ。
このブログが、唯一の、私のはけ口。本音が吐き出せるところ。
新しいSNSにかき消され、
消えていくブログサービスが多い中、
今までありがとうgooブログ


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精神科医の先生へ

2024年05月31日 | 2022年9月からのつぶやき
脳脊髄液漏出症は、
自分たちには関係がない、
自分たちが知る必要も学ぶ必要もない、とお考えですか?

それは間違いです。
先生方こそが、患者の髄液漏れの早期発見の鍵を握っていると思います。

できるだけ多くの精神科医師の先生方に、
脳脊髄液漏出症学会にご参加いただきたいと思います。
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私が考える脳脊髄液漏出症を診る医師に求められる事

2024年05月31日 | 2022年9月からのつぶやき
何回ブラッドパッチしたからもう必要ないとか、
ブラッドパッチ治療の数ではなく、
患者の症状が消えるまで
患者ひとりひとりに一つ一つ丁寧に向き合える医師。

ただブラッドパッチができますではなく、
どこにできるのか?腰椎だけなのか?頚椎や胸椎にもできるのか?
どういう術式て行っているのか?
ブラッドパッチ後の入院は何日か?
自己血はブラッドパッチの何分前にとるのか?
ブラッドパッチ後点滴はするのかしないのか?
ブラッドパッチ後何日安静入院させてくれるのか?
一般的に医療費はいくらかかるのか?

など、患者が知りたい情報を病院ホームページで公開する事の必要性に気づいて実行できる方。

どんなに難治性の患者でも、決して見捨てない覚悟がある医師。
そのために、地位や名声よりも、患者を治す事に生きがいを感じてくださる医師。

ブラッドパッチ治療しても治らない症状をめんどうくさがらずに丁寧に聞き、
それを和らげるべく、症状の原因や改善方法が他にないか?を患者と共に考え、患者に寄り添い続ける努力を惜しまない医師。

ブラッドパッチ治療は何回やれば治るはずだと、患者の症状の変化を聞く前から、先入観で、治療回数を最初から医師が決めつけない医師。

患者の訴えをあたまから信じないで、精神的なものだと決めつけない医師。

症状が本当ならまだ原因があるはずだと症状の原因を探そうと患者と共に考えてくださる医師。

他の医師に迷惑がられるのを恐れず、患者の症状に関係する、すべての診療科の知識があり、それらの診療科の専門の医師に、脳脊髄液漏出症の症状について意見を聞く事ができる人。

患者の訴える症状を、いくつまで、とか数を制限せず、頭痛に限らない、患者が言いにくい症状まで全てを聞きだせるだけの時間的精神的、人格的寛大さと、この疾患に対する興味や研究心を持っている事。

患者の抱えている苦しみや症状や治療後の変化をひとつもらさず把握しようとするための、毎回の問診票を用意している医師。

漏出症学会に入り常に勉強している事。
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