脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

コロナ検査してもらえず死後に検査して陽性

2020年12月08日 | つぶやき
金沢大学に単身赴任していた42才の准教授が、コロナの検査を望みながら受けられず、
自宅近くのクリニックでコロナではないと言われたと妻にメッセージを送ってから音信不通になり、
その後、亡くなっているのが発見されたそうだ。

死後の検査で、コロナ陽性が判明したそうだ。

これって人災ですよね。

医師の誤診ですよね。


によると、
11月16日に強い倦怠感が現れ、4日後の
11月20日に39度の発熱。翌日の
21日午前中、近くのクリニックを受診し、
インフルエンザの検査を受けたが陰性。
薬を処方される。午後には37度台まで熱が下がる。
石川県発熱患者等受診相談センターに電話してPCR検査を受けたいと伝えたが、「かかりつけ医の判断がなければ検査は受けられない」と告げられたという。

翌日の22日(日曜日)にせきとのどの痛みを訴える。
翌日23日(月曜日)は祝日のため、土日月の3連休明けの火曜日の
24日同じクリニックを再受診。
後「コロナではないと言われた。と妻にメッセージを、送った。」そうだ。
25日の朝音信不通に。
妻が連絡し、金沢大学職員が自宅に出向き、死亡している高橋准教授を発見。

とのこと。

東京新聞によると、
県健康推進課の相川広一課長は「個別の案件は把握していない」とし、「センターは通常通り対応した。検査するかは患者を診た医師が判断することだ」と話した

って、確かにそうなんだけど、
脳脊髄液減少症の場合も同じだから、医師が絶対で、患者の希望が通らない現状の問題点はすごくよくわかる。

妻は、
「検査が間に合い入院できたら、夫は助かった」と悔やんだ。さらに「検査するかどうかの判断が、医師に限られていることは良くない。ちょっとでも具合が悪いと思ったら、すぐ検査を受けられるようにしてほしい」と訴えた。

奥様の残念さ悔しさは、いかばかりかと思うとつらくなる。
持病の喘息持ってたなら尚更もっと真剣に医師が診てほしかったと、思う。

死因は「不詳の病死」直接死因に関係ない病名としてCOVID19陽性 (新型コロナウイルス陽性)とは書かれていたというが、

逆になんで、直接死因に関係ないってわかるんだろ?)こんな死体検案書では、遺族も納得がいかないだろう。

42歳の若くて優秀な人材が、こんな事で命を落とすなんて、残念でしかたがない。

自分の医療不信が蘇る。
脳脊髄液減少症の私も、患者が先に事の重大さに気付いても医師が気づかないために、なかなか検査に至らなかった事があった。

患者が自分で調べて調べて先に「これは脳脊髄液減少症かも?」と確信しても、 

受診した医師に「髄液漏れてる人が歩いて一人で病院に来れるわけないから髄液漏れの検査なんてする必要ないよ。紹介状なんて書かないよ。」と言われてしまえば

いくら患者が望んでも髄液漏れの検査にはたどりつけない。

それでもあきらめずに髄液漏れかどうかの検査してほしいと医師にいうと、
医師は内心、
「ネットで調べて勝手に自分は病気だと思い込む困った患者」だと思い、「少し安定剤でも試してみますか?」とか「精神科に紹介しますから」なんて方向に向かい始める。

たった一人のかかりつけ医の判断がすべて正しいわけじゃないのに、医師の判断が絶対で、患者の判断は軽視されるのが日本の医療。

だけど、患者をバカにしないで!

私だって自分で調べて、症状の原因にたどり着いたんだから。

迷路には、多くの人が迷いこんでいく道がいくつもあったけど、慢性疲労症候群の方にも、線維筋痛症の方向にも、うつ病やパニック障害の道にも迷い込まず、

脳脊髄液減少症の診断にたどりつけたんだから。

これは、交通事故後からの状況と経過と症状からして、
髄液漏れが真犯人だ!と探偵よろしく探り当てたんだから。

患者は、自分の体の調子は医師より一番知ってるから、いつもと違う異常だって誰よりもよくわかる。

だって生まれてからずっと、自分の体を観察し続けているんだから。

なのに医師は何か勘違いしてる。

患者の体に一番正しい判断するのは医師の自分だと思い込んでる。

医者は絶対、医師の判断がないと検査も受けられない。

患者本人の本能的直感が当たっていたのに、
他人の医師の考えが優先され、
その挙句に命を落とす。

なんて怖い国。

ひきこもりの人だって、私は、医療の対象者だと思ってる。

人間、心か体か、その、両方か病まないとひきこもらないと思うから。

「緩慢な死」を、医師が医療の対象ではないと、相手にしないで見て見ぬふりをしているから行政もその判断に従うしかなく、
人の命を見捨てているのと同じだと思ってる。

医師は神様ではないのだから、「複数かかりつけ医」制度にして、

行政も「最初にかかった医師ではない、違う医師を受診してみてください」と勧められるようになってほしいと思う。

それよりも、患者があちこち動き回って感染を、広げないように、医師の判断が絶対でなくても、患者が望むなら自費でもいいからとにかくすぐ検査する体制が必要だけどもね。

私は自費で検査を受け続けてここまで回復したけど、検査や治療が健康保険適用になるのを待ってたら、おそらく生きてはいられなかったと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする