脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

更年期障害そっくり病

2011年09月25日 | つぶやき

本日で終わる、朝日新聞連載「患者を生きる 女性と病気 更年期障害」

今回の連載はたいしたことはなかったな。

患者は実際の人が顔出しで訴えないからなんか説得力がないし、

記事も目新しいことは特にないし・・・。

第一、

「閉経を挟む前後5年、計10年間を更年期といい、

更年期に表れる症状が日常生活に支障を及ぼすのを

更年期障害という。」なんて定義では、

更年期の年齢の女性がもし、

なんらかの事故で体に衝撃を受け、人知れず脳脊髄液減少症を発症していた場合、

どうやって婦人科医は脳脊髄液減少症を見抜けるの?。

産婦人科医が「脳脊髄液減少症」にきづけなければ、

患者はどうやってその症状が脳脊髄液減少症と似ていることに気づけるの?

 

婦人科医に更年期障害です、なんて断定されたら、

素人患者はどうやって、脳脊髄液減少症に気づけるの?

 

女性ホルモンが出なくなったり、ホルモンバランスがおかしくなったりするのは、

何も更年期での卵巣の働きが衰えたのが原因とは限らないのですよ。

 

ホルモンの中枢はどこ?

ホルモンの中枢は下垂体でしょう?

 

脳脊髄液が漏れて減ったりすると、脳の位置が重力でさがる、

脳が下がると一番下にある下垂体が押されて機能障害を起こしたって少しもおかしくはない。

こんなことを書くと、否定派の医師たちは、

脳が下がるとか、下垂体が押しつぶされるとか、見てきたわけでもないのに、ってバカにするだろうけど、

患者が体で感じたことや患者のひらめきや気付きや体感って、

あんまりあなどらないほうがいいですよ。

真実に至るヒントが隠れているから。

 

これからは産婦人科医の先生方にも

脳脊髄液減少症の深い知識を持ってもらって、

「最近体に衝撃を受けるような事故とかに遭わなかったですか?

過去にそういうことはありませんでしたか?」って聞いてもらわないと困るな。

「脳脊髄液減少症かもしれないから、脳外科の専門医を紹介しましょう。」って

婦人科と脳外科との連携もとってもらわなきゃ困るな。

 

第一、帝王切開での腰椎麻酔の後、

産婦が頭痛を訴えてなかなか改善しないのだって、腰椎麻酔時の髄液漏れ患者が含まれている可能性があるから、

産婦人科医は普段から無意識に患者に接しているかもしれないんだから。

 

まあ、過去に事故の経験もない人の腰椎麻酔での髄液漏れは、

帝王切開後の入院は一般のお産より長めの入院で、

横になって、上げ膳据え膳されて安静にしているうちに、

たいていの産婦の一時的な髄液漏れでの頭痛などは治ってしまうんだろうけど。

実際にそういう人、いたし。

当時は「腰椎麻酔での脳脊髄液漏れによる頭痛」とは

私も本人も気付かなかったけど。

 

人体に与えられる衝撃で、

交通事故ほどの衝撃って、自然現象ではあまりないと思うから。

やはり、事故が過去になかったかは大切な問診ポイントだと思う。

 

それに、かつての事故や医療行為で、すでに髄液が漏れていたり、

少なくなっていてすでになんらかの症状があった人が

お産で症状が悪化した際、

 

産婦人科医に脳脊髄液減少症の知識がなければ、

産後うつ病とか産後の体調不良とかと間違えてしまい、

脳脊髄液減少症の早期発見はできないと思うから

産婦人科医にも脳脊髄液漏れの知識は必要だと思う。

 

女性の更年期の年齢の人が、脳脊髄液減少症になったら、更年期障害と間違われかねないように、

男性の更年期の年齢の人が、脳脊髄液減少症になっても、男性更年期障害

間違われてしまうと思う。

 

これからは

男性女性を問わず、更年期障害にかかわる医師すべて、泌尿器科医も産婦人科医も、

もう少し脳脊髄液減少症に関心を持って勉強してもらいたい。

 

患者に多彩で原因不明の出たり消えたりする症状があったら、

年齢を問わず起こる脳脊髄液減少症も必ず視野に入れて、

慎重に問診をして、

早期発見にお力を貸していただきたい。

 

脳脊髄液減少症の患者救済は、

脳外科医だけでは不十分であり、すべての科の医師の知識と協力と連携が必要だと思う。

 

脳脊髄液減少症が見逃され、更年期障害そっくり状態よりさらに悪化すると

次第に慢性疲労症候群、線維筋痛症などの「原因不明の難病」そっくり状態に

なっていきます。

 

脳脊髄液減少症の軽症状態から、悪化状態までひととおり経験した私には、

脳脊髄液減少症と一口にいっても、

自分で病院めぐりをできるレベル(自律神経失調症、起立性調節障害、更年期障害レベル,

頭痛、不眠レベル)から、

介助なしには病院にも行けないレベル(リクライニング付き車いす使用レベル、座位の姿勢も長く維持できないレベル、風圧、車での移動時のささいな振動や遠心力だけで全身痛を感じたり体がきついレベル、激しいだるさで、日常生活もままならず寝たきりレベル)まで、

その症状レベルはさまざまであることを体験して知っています。

こちらの線維筋痛症の記事(1~6)も合わせてお読みください。

 

この症状レベルの幅の広さが、

脳脊髄液減少症の誤解や無理解の原因にもなっていると思います。

困ったもんです。

 

 

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