脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

脳脊髄液減少症は、見逃されやすい病。

2011年09月23日 | つぶやき

やっと、

朝日新聞、患者を生きる 女性と病気

「更年期障害」の6回連載のうちの第1回が表示されました

更年期障害なんて、誰にでもあることなのに、

恥ずかしいことでもなんでもないのに、

どうして、この方は仮名で出ているのか、疑問を感じます。

 

脳脊髄液減少症は、更年期障害そっくり病です。

10代の女性なら、

起立性調節障害、自律神経失調症、にもそっくりです。

 

高齢の女性なら、脳脊髄液減少症の症状を、

年齢による尿漏れや、頻尿、認知症とも間違われかねません。

 

交通事故後なら、

軽度外傷性脳損傷と診断されてしまうかもしれません。

 

ちょうど何か思い当たるストレスがあれば、

精神的なもの、

パニック障害、

うつ病と診断されてしまうかもしれません。

 

脳脊髄液減少症は、医師にも認知度が低く、

そのありふれた症状から

他の病名がつきやすく、見逃されやすい点が恐ろしい特徴です。

 

脳脊髄液減少症は

脳脊髄液減少症の詳しく深い知識のない医師によって、

「他の病名」がつけられ、

その「他の病名」が「脳脊髄液減少症」という本当の原因を覆い隠してしまう、

隠れみのになりかねない危険性を、

私は常に感じています。

 

あなたの症状に隠れた、脳脊髄液減少症という

本当の原因を見抜ける、すぐれた「ドクターG」、経験豊富な「脳脊髄液減少症専門医」が身近にいない場合。

 

そういう医師に一度も相談したことがない場合。

 

あなたの原因不明の症状の影に、

脳脊髄液減少症が隠れている可能性は高いと思います。

 

脳脊髄液減少症は、体になんらかの衝撃を受けて発症する、

赤ちゃんから老人まで、脳と脊髄がある人間なら

誰にでも起こりうる、事故後遺症であり症状だからです。

 

病名は「希少難病」みたいでも、

けっして希少難病なんかではありません。

 

あなたの、そのありふれた頭痛、めまい、吐き気、だるさ、体のふしぶしの痛みに隠れているかもしれないのです。

 

昨日のNHKドクターGの患者の症状は

 

その症状は、

発熱、38度の熱が下がらない。

頭がクラクラする。全身の倦怠感。

首、肩、ひじ、が痛い。

汗がひどくなって、息切れ、

胸が痛い、

息が続かない

気が遠くなった

筋肉痛、

関節痛、

のどは痛くない、せきはでない、下痢や吐き気はない。

 

ドクターGがさぐりあてた患者の病名は

患者が神社のみこさんの早朝バイトでの境内の掃き掃除の際、

境内のハトのフンを吸い込み、

感染した「オウム病」でした。

 

もし、医師が、

オウム病の典型例しかしらなかったら?

もし、ドクターGもオウム病による肺炎を見逃していたら?

もし、詳しい問診や聴診や審査なしに肺のレントゲンを撮り、

わずかな肺の浸潤影を見逃していたら?

 

もし、肺炎なら、咳が出るはずだという典型例しかしらなかったら、

患者のオウム病は見逃がされて、最悪患者は肺炎で亡くなっていたかもしれない。

幸い、ドクターGがオウム病を見逃さなかったため、

すぐ治ったとのことだが。

 

おもわず、

起立性頭痛という典型例にこだわっていると、

脳脊髄液減少症患者を、同じように見逃すぞ、と思った。

脳脊髄液減少症だって、早期発見では治るし、恐ろしい病ではないはずだ。

 

恐ろしいのは、見逃され続け、方向違いの治療をされ、

重症化することだと私は思う。

私のように・・・。

 

若い研修医が、

「もし、ペットを飼っていますか?」と患者に聞いて、

「飼っていません。」と言われたら、

「オウム病だとは気づけなかったかもしれない。」

「患者のバイト先の境内のハトとの接触まで、想像できなかったかもしれない。」

といった内容の言葉を発したのが印象的でした。

 

それに対し、昨夜のドクターGの、音羽病院の酒見英太医師は

「(ペットを飼っていますか?ではなく)動物との接触はありませんでしたか?」と聞くといいとアドバイスしていました。

それでも「患者自身が境内でのハトを動物との接触と認識していないこともある。」と指摘もしていました。

 

さすが、ドクターG、

そこいらの医師と視点が違う。

眼力も違う。

 

私は、「特発性脳脊髄液減少症」なんて病名の「特発性=原因不明」の意味はね、

常々、原因不明なんかじゃないって思ってた。

 

バイト先の神社の庭にいた、ハトとの接触を

動物との接触と認識していない可能性があったように、

それを若い経験の少ない医師にも気付けなかった可能性もあるように、

 

患者自身が気付いていない原因があっても、

それを気づけないがゆえに、医師に申告できないから、医師はしかたなく「特発性」としているにすぎないと思っています。

だって、

脳脊髄液減少症の場合、衝撃を受けてすぐさま症状が出てくるわけじゃないから、

時間差で症状が出てくることもあるから、

そうなれば、原因と結果の因果関係に、患者は気付きにくいににきまっているもの。

 

外傷のように、ケガしてすぐさま血が出るとか、X線で骨折がわかるとか目に見てわかるなら、

患者も医師も、痛みの原因がそのケガだってわかるけど・・・・・

脳脊髄液漏れみたいに、

外見からも、単純X線撮影からも、わからない原因で、

しかも、

時間差で症状が出れば、患者はますます、原因には気づけないでしょ?

 

特発性脳脊髄液減少症の場合、「特発性」の言葉の本当の意味は

本当は「原因不明」なのではなく、

「患者の記憶には原因となることが、今は思い当たらないから、はっきりとは医師に申告できない」というだけのことだってこと、

医師は頭に刻むべきです。

 

原因は、必ずあるはずです。

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