二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

ふじももキッチン '18 10月終了

2018-10-18 12:58:52 | 薬膳教室

10のレッスンが無事に終了しました。

往復の道中は自然が近く、田や畑では収穫の風景、
葉の色づき始めやコスモスが揺れたりなどなど
秋の風景が楽しめました。

 

 

実家は金木犀が満開!
金木犀からは桂花茶が作れます。
花を摘み、天日干しをすること数日。
今年も母の手仕事に感謝です(笑)。
お迎えのテーブルに使ったのは旅先で購入した
景徳鎮や茶器。おかげで場に雰囲気が出た感じ!

 

 

お菓子は杏仁氷糖銀耳。
秋のうちに一度はお出しする銀耳=白きくらげ
スイーツ。白きくらげは秋によく活動をする肺の
働きをよくする食材。滋養強壮や美肌づくり、
空咳、喉の渇きにも効果的です。

今年は杏仁と合わせました。
生薬ではキョウニンと呼ばれ、咳を止める作用や
喉を潤す作用、腸を潤す作用があります。
白きくらげ、杏仁ともに肺を潤す食材。

それから焼栗松露。
今月は十三夜の行事があります。
十三夜の別名は栗名月。

 

 

ご自宅でも潤いの続きを。
白きくらげのお土産です(笑)。

 

 

季節のワークショップは卵料理。
具のない茶碗蒸しを作りました。
鶏卵は消化のよい栄養源!
薬膳として食べると体を潤す働きと気持ちを落ち
着ける働きです。その他、呼吸器に潤いを与える
働きも。蒸し上がりにお月見を飾りました。
ゆで小豆は萩の花に見立てます。

 

 

 

五季食楽(暦と陰陽五行説を使って作る家庭薬膳料理)
のテーマは晩秋。秋の土用入り、冬が目の前。
コンディションよく土用期間を過ごす です。

秋の土用入りは20日。
風が急に冷たくなって、肺に冷気がひゅっと
入りやすく、乾燥が進む頃です。
土用期間中は脾胃にもご注意を。

 


食前のドリンクは、いちじくソーダ。
いちじくは潤い効果や胃腸の調子を整えます。
お好みでソーダ(やノンアルビール) 割り

 

 


お肉料理は豚肉と豆腐のハンバーグ。
ソースに薬味、栗やきのこを使いました。
最後は水溶き葛粉の出番!
土用入りの前後はかぜをひきやすいですからね、
葛根でかぜの邪気を払いました。

 

 


魚料理は10月が旬のししゃも。
かぼすを加え、エスカベーシュにしました。

 

 


盛りつけも実習のひとつ。
飾りはブロッコリースプラウトとスライスしたかぼす。
スプラウト・植物の新芽・発芽野菜は成熟した
野菜よりも栄養価が高いといわれます。
冬に備え(冬に耐える) 体力をつけたい時期ですので
補益という効能からブロッコリー(スプラウト) を
選びました。

 

 


りんご酢ベースのマリナードにかぼすの果汁をキュッ。
ししゃもを見て大笑い!かぼすの襟巻き(笑)。

 

 


葉物野菜が美味しい季節へと移行。
小松菜をおひたしにしました。
小松菜は腸を潤す作用と解毒効果。
おひたしなので、小松菜が浸るくらいのおだし。
鮭節をのせています。

 

 

御飯は新米。土鍋炊きです。

 

 

お月見の茶碗蒸し。

 

 

薬膳風のパンプキンケーキ。
かぼちゃは種が漢方食材です(ナンカシ)。
一緒にお出しした漢方ティーは膠飴とクコの実。
ミルクティー仕立てです。

 

 

生徒様から差し入れをいただきました!
栗きんとんと・・・

 

 

もなか!

 

 

大分産の、な な な 棗!
さっそくお茶にしていただきました。

 

 

お菓子に棗に感動ぉ。おごちそうさまでした!
そのうち親戚も合流し、そういえば棗の木があると
仰天発言をしました。それで毎年どうしているのかと
尋ねたら、カラスが食べて終わっているそう。
なぬっ(笑)。


 

 

今月もお集まりいただきありがとうございました。

 

◎ 11月の教室は10日(土)、11日() です ◎

 暦は立冬、小雪(初冬)冬の始まりです。

 
 
ワークショップ
 椀やおでんの具に重宝する
 
家庭薬膳風のがんもどき(づくり)。
 
植物性たんぱく質と五色の具材を合わせます。
 中でも冬のカラーは黒

 黒に分類される食材を種類多めに加えます。

 
 
五季食楽(お食事)。
 
テーマ「身体の冬支度」。
 九州は紅葉が見ごろ。
 季節の移り変わりが急激なので、寒さに
 驚かないよう整えましょう。


 場所:大分県大分市。

 両日満席を頂戴しています。

 ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。