ここ最近、世間をにぎわしているのがいわゆる「偽装」です。
私は安全に関わることに関しては良くないと思いますが、たとえば本物志向として偽装して高いお金を支払って偽装だったというパターン。
これって、洋服とかでよく「バッタ物」とかありますけど、これは騙すほうもいけませんが、騙されるほうも仕方ないのでは?と思います。
本物を見分ける力が無いのですから。
私は偽装した企業を擁護はしませんが、だからといって消費者側だけが正しいとは思いません。
本物を求めているならその産地とかに実際に行かないと本物志向ではありませんから。
そして実際に自分で確かめてみる。
食べ物はとくにそうですし、小物や洋服等についても自分で確かめて判断しなくてはいけません。
自分で確かめて、これはいいなと思って値段を聞いたらやはりそれなりに高い。
でもそれが本物なんだと思います。少なくともその人にとっては。
でも、今はどこか甘やかしの時代という感じがします。
消費者の時代といいますけど、たしかにこれまでは供給者の時代でした。少なくとも90年代中盤頃までは。
でもようやく消費者側にスポットライトが当たる時代がやってきました。
ただ、消費者側も問題があります。
契約、規約、表示等を確認しない人が多い。
とくに年配者が多いと思いますが、それで何かトラブルがあった場合に「被害者」としてクレームを言われても筋が通りませんよ。
ただ、現在の企業の中にはいくら理屈が通った説明をしていても「言い方がまずい」ということで却下になることがあります。
原則論ではけして間違ってはいないのにいわゆる感情論でくつがえる。
「何それ?」の世界ですが、これも現実の世界です。
ただ、それなら供給者側もルールを守るなら消費者側もしっかりとルールを確認すべきと思います。
今はお金を支払っているからいいんだって風潮ですけど、それは例えば他の国では通用しない常識ですから。
たぶん「それは大変でしたね、でも確認しなかったあなたに問題があります」で終わりです。
ちゃんと確認して反論できるようにしなくては、いくら真っ当なことを言っても主張は通りませんから。
いつも繰り返される企業の謝罪会見などのニュースを見ての感想です。
あと、一部マスコミの記者が居丈高(いたけだか)な態度で不祥事を起こした企業側に取材をした動画がありましたが、あれは記者側のやり方はおかしいと思います。
大体、マスコミ自身が不祥事を起こした際には徹底的な追及などありませんからね。
「表現の自由」やら「報道の自由」を掲げる割には自己都合の場合もありますから。
だからこそ「マスゴミ」と言われてしまうのでしょうけど。
私はべつに全員がそうだとは思わないタイプなので、一部の間違った価値観の人が起こしていると思ってます。
でも、それが拡散するのは早いのです「悪いうわさほど広がるのが早い」ということです。
今回の偽装事件で該当企業だけでなく、それ以外の人もそろそろ目覚めるきっかけになればと思うニュースでした。