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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

[つぶやき] 書籍の雑感をはじめることにした

2010-10-06 11:12:48 | TV・書籍
以前、当Blogでは書評はやらないと宣言したが、方針を転換しようと思う。
前に説明した通り、Blogで書評をやると「シグナリング」と「シーリング」の2つの効果があると思うのだが、
私はその2つの効果を期待しないから、書評をやらないと決めた。
といいつつも、本音は、
単に本をいっぱい読んでるよっていう自己アピールをしたくなかったということと、
(つまり、私にとってのBlogとは自己アピールの場ではない)
それと書評やるだけの能力が自分にはないということがわかっていたからだった。

しかし、ここにきてネタ不足もさることながら、
読んだ本の内容を時間が経つと忘れてしまうという悩みが増えてきたのだ。
頭に入ったことを書くことで整理して定着させる効果を期待したい。
副次的効果として、当Blogで書籍を紹介した書籍が役に立てばなお良いと考えている。

といっても、書評は荷が重いので「雑感」程度に定義することにする。
また、アフェリエイとはやらず、Amazonへのリンクだけ貼ることにする。

[つぶやき] オフライン・ネットワークの力

2010-10-04 23:25:39 | TV・書籍
この2つのエントリは興味深い。
しかし最近、書籍スタックがオーバーフロー気味。
読書スピードを速くするか、読書時間を増やすしかないわけだが、どちらも限界が。
要点だけ読めば費用対効果もいいのかもしれないが、
貧乏性でどうしても飛ばし読みに抵抗が。
書評をバリバリする人ってどうやって読んでいるのだろう・・。

肥満も禁煙も幸福も伝染する!
ハーバード大学の超人気教授が説く
目からウロコの“アナログ”絆(きずな)論
~フェイスブックやツイッターでは得られない
“オフライン”ネットワークの驚くべき力
(DAIAMOND ONLINE)
http://diamond.jp/articles/-/9592


「集団的知能」を決めるのは「個々のIQ」より社会性(WIRED VISION)
http://wiredvision.jp/news/201010/2010100422.html

[24時間テレビ] くだらない批判が多すぎるからこそ、やる意味がある

2010-08-30 15:49:50 | TV・書籍
毎年のように繰返される「24時間テレビ」批判。
批判理由は様々のようだが、つまらないものが多いようだ。

私は、数年ぶりに24時間テレビをがっつり見た。(こんなに見たのはじめてかも・・)
日曜日の昼間は八景島シーパラダイスで遊んでいたので見れなかったが、それ以外はほとんど見た。

事前に24時間テレビ批判については知った上で見たが、
普通に面白かったし、いろいろ考えさせられた。
浅い理解にしか繋がらない表面的な番組編成に対して不満はあるものの、
嵐の桜井くんが番組内でも言及したように、

一つ一つの問題について深い理解を得られないとしても
「自分達にできることは何か。まずは知るところからはじめるしかないんじゃないか。」

教科書どおりの発言であるが、しかし、その通りなのである。
その方法論が王道であり、正攻法である。
一つの障害や病気について深堀しようとすれば、それだけで24時間かかってしまうし
そして何よりも、その障害や病気に関わらない人は、そんな24時間テレビを見ようとしないだろう。

誰にも見てもらえない困難を取上げた番組を作成しても、
そんなものは製作者の自己満足にしかならないし何の意味もない。

私は、昔聞いた日本テレビのある番組制作者の言葉を今も忘れられない。


テレビ局にとっての最大の資産は何か?
それは、決してコンテンツ(番組)ではない。
人にその番組を見たいと思わせる力、「編成力」だ。


砂漠のオアシスにロバを連れて行っても、
オアシスの水を飲むかどうかを決めるのはロバだ。
コンテキストを発火できるかどうかだ。

24時間テレビも、これと同じだ。
どれだけ内容の素晴らしい番組を作成しても、
最終的に消費者が動きを変えなければ何の意味もない。
見てもらって、そして何かを感じ取ってもらえなければ、番組として何の価値もない。

私は日本にこのようなテレビ番組があることを誇りに思う。
純粋に日本人としてそう思う。


日テレ24時間番組に対してYahoo!のコメント欄が大荒れ「数億円のCM収入料とタレントのギャラを、全額募金しろ」([2ch]ニュー速VIPブログ)
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52363584.html


毎年この季節に恒例の番組と言えば日本テレビの
『24時間テレビ33 愛は地球を救う(以下、24時間テレビ)』だ。
2010年8月28日、29日に放送され今年のマラソンのランナーは、はるな愛。

無事完走することもでき母と抱き合う場面もあった。
チャリティー番組『24時間テレビ』のゴール時点での募金額は
2億7992万6839円という集計が発表されている。尚、この数字は番組終了間際の仮集計で、
最終的にはこの番組を通し例年9億円~10億円の募金が集まっているようだ。

そんな『24時間テレビ』に対しYahoo!ニュースのコメント欄では
約1200件もの投稿がされており批判が相次いでいる。そんな批判の一部を紹介したいと思う。


これらの批判に真っ向から反論しよう。
批判のレベルが低すぎて話しにならない。


・三億円弱の募金集めるのに、15億円かける馬鹿な番組。


費用対効果について批判しているようだが、
24時間テレビの効用が募金にしかないとする狭い認識に基づく誤解。
24時間テレビの目的は募金なのではなく、
その視聴者に対する影響力であるので、この指摘は意味を成さない。
こんな理由で批判するのは単に批判したいだけの連中と思われる。

・日本テレビは、数億円のCM収入料とタレントのギャラを、全額募金するべき

24時間テレビの目的が募金の金額であるなら、この指摘にも意味があるが、
最初の批判に対する反論でも述べたが、24時間テレビの目的は募金の金額ではない。
番組意図を誤解した間違った指摘でしかない。

・なぜ午後8時45分にゴールなんだ? 完璧に計算されてる。

計算するのは当り前の話で、
製作者側の意図通りの作りを、意図しているからNGというのは批判になっていない。
無理のないペースで、番組のクライマックスにゴールすることが、
このマラソンの最低限の要件である。
このマラソンの目的は、競技大会とは違い計測時間を競うものではない。
必ずしも運動の得意でないランナーが苦難を乗越えてゴールする、
そのことに意味があるのであって、時間は関係がない。
計算すること自体を批判するのであれば、計算してはならない理由を述べよ。

・そろそろこの企画止めない? わざとお涙頂戴誘ってるようで、わざとらしい。

こういう社会的な想像力の欠如が問題なのであり、
むしろ、こういう想像力のない批判をする人々がいるからこそ
24時間テレビが存在する意義があるといっていい。
当事者にとっては涙だけでは語れない物語があるのだ。
それを第3者に伝えるためにはどうすればよいのか。
自分は絶対に当事者にならないと考えるならば、批判すればよい。
だが、そういう想像力が欠如する者に限って、
自分が追い詰められた時に自暴自棄になる。
神は準備の無いものを決して助けはしないのである。

・チャリティーの割にギャラ入るとか矛盾してるよな。

チャリティーとは募金のことなのか。
まったく言葉の定義も知らずして批判だけをする批判屋が多いことが、
この日本の閉塞感をよく表していると言ってもいい。
ギャラが入ると何に矛盾するのか、批判者は全く論拠を示せていない。

・次から次へと障害者を餌に涙をさそうのはやめようや 度が過ぎるといやになる

この批判には既に回答した。
ただし、私は24時間テレビの編成についてもろ手を挙げて賛成するものではない。
改善点は腐るほどあると思うが、その番組意図は、批判者の想像力を遥かに超えている。

・不謹慎かもしれないけどこの番組は障害者を”見世物”にしてるとしか思えないんだよね。

では、障害者をどう扱うべきなのか。
自分の批判の意味を理解しているとは思えない。

・最後徳光さんの実況がかなりウザいウルサい耳障りだった!黙れ!

聞かなければいい。
聞きたい人もいる。
むしろ、あなたの主観を他人に強要するな。

・24時間テレビを1秒も見ませんでした。

批判ではないね。

・感動の押し売りはやめてほしいですね。

感動するかどうかは視聴者の判断。
製作者は材料を提供するのみ

・AKBの前田って奴は感情が現れないのがよくわかりました。

なぜ?どういう根拠でそういう誹謗中傷をしている?
この批判者は、人の感情が読めるのか。
きっと読心術でも身に着けているのだろう。
こういう唯我独尊な批判者こそ危険である。
人の心を推しはかろうとしないからだ。

・その番組制作費を募金しろ

この批判には既に回答した。
もう少し考えてから出直して来い。

以上。

日本の朝のカリスマ

2010-08-24 10:03:02 | TV・書籍
アヤパン、年内退社「自分を見つめ直したい」(サンスポ)
http://www.sanspo.com/geino/news/100824/gnj1008240505014-n2.htm

アヤパンのいない「めざまし」は「めざまし」と呼べるのか。
アヤパンのいないフジテレビは成り立つのか。
と考えてしまうくらいにアヤパンの存在があまりにも大きかったために、
その後が心配になってしまいます。

私は、女性というのは男性以上に、相手に格を求めるものだと勝手ですが考えています。
特に女性が女性を見る目には大変に厳しいものがあり、
男性では気づかないような些細なところまで行き届いていないと人望を集めることはできません。

女性のオピニオンリーダーになるためには、
美貌だけではだめだし、実力だけでもだめなのです。
双方そろい始めて認められることができるのです。

さらにいえば、マスメディアのように多くの人の注目を集める中で、
多くの人々から認められるには、その上に天性の才覚が必要です。
もはや言葉では説明できない領域の差、輝ける人と、そうでない人の差です。

今のフジテレビにおいて、
アナウンサーとして、共演する数多の芸能人と渡り合える実力を持ち、
そして皆の羨望を集められるのは、アヤパンを置いて他にはおりません。
5年連続好きなアナウンサーNo.1に輝き、そして殿堂入りしたのは伊達ではありません。
芸能人も一目置く存在、彼女こそ「カリスマ」なのです。

世の中には、アイドル化したアナウンサーへの批判も多いですが、
(中には「アナウンサーごときが」などと中傷される方もおりますが)
私はアナウンサーという職業もまた時代とともに変っていくものだと考えていますので、
アナウンサーのアイドル化をかなり肯定的に見ています。

いつの世にも繰返される世代交代の波、一時代の終焉なのかもしれません。
気づけば彼女も31歳。
これまで周囲の期待に答えるために自分を消費し続けてきた結果、
疲れ果てたのは想像に難しくありません。

30にして立つ。
今度は自分を取り戻す旅に出るということなのでしょう。
そういう時期なのかもしれません。

純粋に彼女の新しい第一歩を支持したいと思います。
日本の片隅で。

リアルと虚構の間で揺れる日本と韓国

2010-08-06 19:08:49 | TV・書籍
笑うサムスン泣く国民、韓国経済に落とし穴(JB Press)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4146

お隣の韓国も大変だ。
日本より固定的な社会で閉塞感が国を覆っている。

それに影響を受けているのか、韓流は絶好調だ。
人々の現実逃避欲求の現れなのではないか、という推測もある。

そういう私も現在放映中の韓流ドラマ「IRIS」を視聴している。
(日本のドラマは「龍馬伝」しか見ていない。)
予算をかけてつくったアクションは見所だが、全ての作りがとんでもなく嘘くさいのだ。
そもそも脚本に無理があるし、
視聴者を飽きさせないために一話の中に2度もクライマックスシーンを持ってきたり展開も無理ばかり。
また、カッコよく見せるために画作りに凝るのはよいが、いろんなものが嘘くさい。
韓流ドラマお得意の俳優と女優のどアップも多い。

だが、それでも見てしまうのだ。
日本のドラマにないテイストを味わえるし、「ドラマ」を見てるという感覚にしてくれる。
嘘でいいのだ。
「ドラマ」であれば。

では、この韓流人気にあやかってなぜ日本では同じようなドラマが作れないのだろうか。
韓流が人気なら、日本でも真似すればよいだろう。
でもなぜ日本ではやらないのか。

答えは簡単だ。

日本では韓流と同じものを作れないのだ。
作らないのではない。
作れないのだ。

なぜか。

日本人の俳優が演じると嘘になるからだ。
韓国人俳優だから嘘でよいのだ。
嘘が嘘として受け入れられる。
だが、日本人が演じると、嘘の嘘になる。

日本人は日本人をリアルにしか見れなくなった。
嘘を重ねたくても、それが嘘だとわかってしまう。
だからリアルではない韓国人に嘘を重ねるのだ。

嘘に逃避するしかない韓国人が作った嘘に、
リアルに飽きて飛びつく日本人。

皮肉なものだ。

朝生で感じた若者の意外な幸福性について

2010-08-01 01:12:29 | TV・書籍
東浩紀氏と堀紘一氏がやり合ったと話題になっていた前回の「朝まで生テレビ」をようやく見た。

確かに、アズマン(東氏)が言うように、いつも同じ話の繰返しで、見てるほうは飽き飽きしてくる。
毎回同じ話をしていて、なんら解決の糸口が見えないのは確かにフラストレーションが溜まる。
ただ、堀紘一氏の態度はネット上で強烈に批判されているが、個人的には確かに傲慢さは見えるけれど、それほどひどくもないかなと思った。

というのは、(普段は知らないが番組を見ている限り)堀氏は別に論理的におかしな話をしているわけではない。
情緒的で全く論理的でないピンボケした議論する人よりよっぽどマシだと思う。
まだ論理で議論できるだけいいよ。
理屈で理解し合えるからね。
議論していて辛いのは、理屈の通じない相手だよ。
あれほど非生産的な議論はない。

「帰れよ」などというのはさすがに論外だが、老害というほどのものではないかなという気がする。
その場の空気がわからないので、実際にその場にいたら違うこと言うかもしれないが。

個人的に面白かったのは、モエ・ジャパンの福島麻衣子氏だ。
(チームラボの猪子寿之氏も相変わらずいいキャラしてる。)
アキバは元気だってことと、元気な人がアキバに集まっているっていうことは明るい材料だし、今の若者、特に女性は意外にあっけらかんとしていて幸福度も高い人が多いのかもしれないと思った。
確かに日本の自殺は男性ばかりだし、若い時から教育投資して育ったいわゆる高学歴エリートは自分の人生のハードル上げちゃってるから不幸度が高い。
ニートでもフリーターでも何にも背負っていない女性が元気っていう世界もあるのかなと、改めて偏った視点で物事を判断するのは危ういなと思わされた。
マスコミは基本的に中年男性の世界だから、世の中に流布される情報は偏ったものが多くなってしまう。

ただ、やっぱりこの手の話題を政策論で語ると答えは出ない。
結局、どうやって仕事を作っていくかという話に議論が帰着するので、政策の出番がほとんどないのだ。
政策で言えるのはインフラの話だけで、どういう仕事が生まれるかまでは保証できない。
この手の話は、答えを出したやつが答えという世界。
キョーデンの橋本氏やアズマン、猪子氏あたりはそういう問題意識を持っていそうだったが、話がそこまで及ばなかった。

いつも思うが朝生は人数のわりに時間が少ない。
3時間でやるなら、人数を3人くらい削った方がいいなと思う。
なんであの人数でやっているのか、さっぱりわからない。
まじめに議論について考えた事ある人達がスタッフにいるのだろうか。
それとも答えなんか求めていないということなのだろうか。

[つぶやき] オランダ戦と自分のこと

2010-06-21 12:51:18 | TV・書籍
前半は想定通りの試合展開だが、後半開始早々のスナイデルに得点を許したのは誤算だったろう。
当Blogで懸念した通り、サイドをえぐられてデフェンス・ラインをゴール前まで下げられた後、ボールをトップに当てて一つ後ろにいるスナイデルへ。
日本からすれば気をつけていたものだし、オランダからすれば狙い通りだった。
そこまでは計算通りだが、計算外だったのは後半開始早々のもたつきを狙われたところだ。
前半の守備がよくできていたからこそ、逆に相手の攻勢に慌てたのだろう。
本来ならば、あそこでスナイデルのフリーを許すわけにはいかなかったが、サイドをえぐられたせいで注意がそれてしまった。
しかし、あの失点を責めるのも酷だ。
あの位置から決めれるのはさすがスナイデルと言ったほうがいい。
ボールがGKの若干手前で変則的な動きをした可能性があるし、GKからすれば接触後のボールが予想外の軌道でゴールに入っていった可能性もある。

さて、岡田監督からすればオランダを0点で抑えることが最も優先度が高かったと思われるが、1点取られてしまった以上、勝ち点1をとりにいきたくなる。
あの時点ではデンマークvsカメルーン戦の結果がわからないので勝ち点を狙いに行くのが合理的だろう。
後半の後半は日本の攻める時間になったが、攻め手を書いた。
最もおしかったのは岡崎のシュートであったが、あれを決めれるなら一流の選手であり、むしろあれを決めれないのが日本の弱さなのだから、あれを責めるのも酷だ。
日本人選手のシュートが枠に飛ばないことは、もう何十年も前から指摘され続けている弱さでもある。

ただ、あのシーンを自分に重ねて見てしまった。
優れた戦術の下、最後の一歩手前まで演出することについて日本人は結構巧い。
だが、最後の一歩がヘタクソなのだ。
まるで自分を見ているようだった。
私も、あーでもないこーでもないと散々考えて、素晴らしい演出をするところまではよいのだが、いつも最後のワンピースをはめることができない。
ありきたりの言葉で言えば、勝負に弱い。
ありったけの計画を検討したとして、あらゆる問題に手を打っても、最後の最後で失敗する。

実は、自分なりに原因はわかっている。

そもそも計画や検討に時間をかけるのは、失敗について考慮するからだ。
こうなったらあーする、もしこうならこっち、などといってアメリカ人からすれば馬鹿みたいに非合理的なケーススタディを繰返すのだ。
私を含めて日本人は失敗しないための方策を一生懸命に練る。
これが勝負弱い最大の原因だ。
最後の最後、勝負の時に、失敗することを考えるからだ。
失敗したら・・などといって自分にプレッシャーがかかってパフォーマンスを発揮することができない。
クイズ番組で本番になると答えられないのと似ている。
人は、自分責任を認識すると急にうろたえる。
失敗を恐れてしまうからだ。

私は、自分自身でこのことに気づいたのは大学受験の時だった。
勝負の時に、何かを考えるようではだめなのだ。

そのために何が必要なのか。
それは自分が納得できるという意味での努力以外にないのだ。
準備の段階で、勝負がはじまる時点で既に勝負はついている。
スポーツ選手や武道における無私とは、そういう意味なのである。

[つぶやき] オランダ戦の展望

2010-06-19 09:24:32 | TV・書籍
オランダ戦を前にありきたりの話を一つ。

オランダの高さとシュート力、スピードを考えれば、日本はどれだけ高い位置でデフェンスラインを保てるかが非常に重要。
高さを使わせずに、近くからシュートを打たせず、スピードに乗る前に抑える。
また、前線の1つ前から自由にパスを出させない。

これが基本中の基本。

しかしながら、当然オランダも相手の戦術は検討が付くので、サイドをえぐってくる。
オランダはサイドを攻めあがることで、日本のデフェンスラインを下げれるし、センタリングで高さを使える。

日本はそれに対応するために、サイドは守備に専念することになる。
よって、日本はひたすら守る試合展開になる。
しかし、これが日本にとっての唯一の希望だ。

日本は、ひたすら守る。
後半開始20分くらいまで0-0をキープできればチャンスが訪れる。
相手が焦って前のめりになり、カウンターチャンスが得られるからだ。
その1回もしくは2回のチャンスを生かせるか。

本田のキープ力で、守備陣が休む時間を作るのも戦略にあっている。

引き分けでもいいわけだから、カウンター以外は狙わなくていい。
0-0でも十分に評価できるのだから。

日本vsカメルーン戦 日本代表の戦術を勝手気ままに考える

2010-06-15 10:36:33 | TV・書籍
サッカーW杯を見た。
日本が勝利してよかった。
やっぱりW杯は面白い。
内容については、様々意見あるかと思うが、総じて意図通りだったのではないか。

実は私は今回のW杯については、直前まで注目していなかったため細かいことを知らない。
なので論評するのはおこがましいわけだが、ずっとサッカーを見てきた一人としてちょっと語ってみる。

日本はシステマチックによく守り、ボールを奪うのがうまいのだが、そこからの攻守の切換えが遅い。
攻守の切換えが遅い欠点を、縦に伸びた布陣でカバーしようとしているが、解決にはなっていない。
本田のところで出しどころがなくてボールを滞留させてしまうため、カウンターにならない。
むしろ本田のキープ力とミドルを活かしたポストプレーなのだが、そこからの手がほとんどない。
サイドから崩す、ミドルシュート、セットプレー以外の攻撃手段が絶たれてしまっている。
攻撃時に数的優位を作りだすために、リスクをとって前線に上がらなければならないが、負けないことを至上命題としたシステムの中でそのような独創性を賞賛するのは難しいし、間延びした陣形では物理的にそもそも難しい。
また、今の布陣でリスクを犯すためには豊富な運動量が要求されるため、終盤になってくるとバテてしまう。
日本は終盤になると極端に弱くなる。
これはサッカー日本代表の伝統的な欠陥でもある。

W杯のような1発勝負の場合、勝つことが重要で、「得失点差」よりも「勝ち点差」が重要なのであり、日本のように実力的に決して優位ではないチームにとって圧倒的に勝つことは全く必要なく、負けないこと、あわよくば勝つが何よりも重要、これはわかる。
それに日本代表のメンバを見てみると、W杯で活躍できるレベルの世界的プレーヤはいない。
特に、得点をすることが主目的であるFW陣は、贔屓目に見ても比較的劣位のレベルだ。
実際に試合を見ていても1対1で戦える選手が皆無であり、フィジカルの面から考えてみても、ガチでぶつかるのは得策ではない。
韓国と違って日本にパクチソンのような選手はいない。

岡田監督の戦術は批判されているが、W杯で戦うにはこれしかないという布陣に思える。
私も岡田監督の戦術には賛同せざるを得ない。
それ以外に道はないだろう。

問題は、では、どうやって相手陣形を崩すかだ。
攻撃スピードがないわけだから、相手が守る体制を整えている状態で相手を崩すしかない。
理想としては、相手が陣形を整える前に攻撃を完遂することだが、これは2兎を追うことのように思う。
もしくは1試合の中で1,2回しかない、その機会に期待しているだけなのかもしれないが・・。
たぶん、岡田監督にはイメージはあるのだと思うが、これが思う通りに出来ていない。

個人的には試合を見ていて思うところはあるのだが、なにぶん、サンプル数が少ないため意図を掴みきれていない。
オランダ戦を確かめてから、またコメントしたい。

それにしても、日本人らしい闘い方だなとあらためて思いました。
どの世界でも同じだなと。

[追記]
こういう見方もあるのね。
勉強になります。

日本にとって有利な試合(石井紘人のJOURNAL Referee~週刊審判批評)
http://news.livedoor.com/article/detail/4827495/

ほんとに凄けりゃ名前は必要ない

2010-06-05 01:30:04 | TV・書籍
似てるとかいう以前に凄い・・感動すら覚える。

本質的に研ぎ澄まされたものは、モノマネかどうかなんて関係ないってことか・・

理屈じゃない領域って確かにあるし、「名前」なんか関係ない世界だ。

名としてではなく、実態として支配する。

老子師匠の「無名」が思い出される。

そして、自分をちょっと反省した。

青木隆治 ものまね - 美空ひばり


今年、歌手デビューしたそうです。

CDバージョンより、このVideoがいいです。

気のせいかMr.Childrenの桜井さんに見える・・

青木隆治   『言葉』  金曜バラエティー☆

ハーバード白熱教室が面白い

2010-04-19 14:17:56 | TV・書籍
毎週日曜日の午後6時、NHK教育が熱い。
マイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」がめちゃくちゃ面白い。
面白いというより、悔しさに似た羨ましさを感じざるを得ない。
私も、あそこでディベートに参加したい。体がうずうずしてくる。

番組説明はNHKのホームページから抜粋する


創立1636年、アメリカ建国よりも古いハーバード大学の歴史上、履修学生の数が最高記録を更新した授業がある。政治哲学のマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」である。大学の劇場でもある大教室は、毎回1000人を超える学生がぎっしり埋まる。あまりの人気ぶりにハーバード大学では、授業非公開という原則を覆し、この授業の公開に踏み切った。ハーバード大学の授業が一般の目に触れるのは、史上初めてのことである。


4/18の放送は「富は誰のもの?」というテーマでリバタリアニズムについて議論していた。
その前回まえ、ジェレミー・ベンサムやジョン・スチュワート・ミルの功利主義を説明し、その流れでジョン・ロック -> ロバート・ノージック -> フリードマン とリバタリアニズムを説明、その後に学生からなるリバタリアン・チームと他の学生達をディベートさせるのだ。

リバタリアン・チームの学生のレベルがちょっと低くて(といっても学部ならさすがハーバードというレベルだが)不満な内容もあったが、総じて面白い。
サンデル教授の存在が、議論を高次元で融合させていくのだ。
変な討論番組を組むよりも、ハーバードの講義を見た方がずっと面白いと思う。

ただ、サンデル教授が使っていたのがOHPというあたりに歴史と伝統を感じた・・
そういえば昔、プレゼンするのにOHPを作っていたのを思い出した。
気づいたらパワーポイントになっていたが、同時に無駄にグラフィカルになったものだ。
真に面白い講義ならOHPで十分なのかもしれない。

それにしても、会場を見渡すとアジア系の学生が目立つ。
中華系に韓国系の学生が多いということか。

政治家の醜態は18禁

2010-03-16 16:06:36 | TV・書籍
「東京都青少年健全育成条例改正」を巡るコメントが面白い。

昨今の政治家の醜態は18禁にしてもいいくらいだ。
(漫画家 さそうあきら氏)

たしかに、教育効果としては最低レベルのものかもしれない。

でも政治家のみなさんはおっしゃるのでしょう。
それはコンテンツ(政治家)のせいではないと。

「日本辺境論」が新書大賞2010に!

2010-03-05 20:31:36 | TV・書籍
当Blogで腐るほど持ち上げ(ながら話が中途半端に終わっている)た内田樹の「日本辺境論」が新書大賞に選ばれたそうです。
今年で3回目だそうですが、他の受賞作品はというと・・なものもありますが、同じ2010年でも「戦後世界経済史」が4位というのもすごいですね。
どういう基準なんでしょうか。。
ただ、当Blogでも見事1位に輝いた「日本辺境論」はおススメします。

新書大賞2010(中央公論新社)
http://www.chuko.co.jp/special/shinsho2010/