進化する魂

フリートーク
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ハーバード白熱教室が面白い

2010-04-19 14:17:56 | TV・書籍
毎週日曜日の午後6時、NHK教育が熱い。
マイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」がめちゃくちゃ面白い。
面白いというより、悔しさに似た羨ましさを感じざるを得ない。
私も、あそこでディベートに参加したい。体がうずうずしてくる。

番組説明はNHKのホームページから抜粋する


創立1636年、アメリカ建国よりも古いハーバード大学の歴史上、履修学生の数が最高記録を更新した授業がある。政治哲学のマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」である。大学の劇場でもある大教室は、毎回1000人を超える学生がぎっしり埋まる。あまりの人気ぶりにハーバード大学では、授業非公開という原則を覆し、この授業の公開に踏み切った。ハーバード大学の授業が一般の目に触れるのは、史上初めてのことである。


4/18の放送は「富は誰のもの?」というテーマでリバタリアニズムについて議論していた。
その前回まえ、ジェレミー・ベンサムやジョン・スチュワート・ミルの功利主義を説明し、その流れでジョン・ロック -> ロバート・ノージック -> フリードマン とリバタリアニズムを説明、その後に学生からなるリバタリアン・チームと他の学生達をディベートさせるのだ。

リバタリアン・チームの学生のレベルがちょっと低くて(といっても学部ならさすがハーバードというレベルだが)不満な内容もあったが、総じて面白い。
サンデル教授の存在が、議論を高次元で融合させていくのだ。
変な討論番組を組むよりも、ハーバードの講義を見た方がずっと面白いと思う。

ただ、サンデル教授が使っていたのがOHPというあたりに歴史と伝統を感じた・・
そういえば昔、プレゼンするのにOHPを作っていたのを思い出した。
気づいたらパワーポイントになっていたが、同時に無駄にグラフィカルになったものだ。
真に面白い講義ならOHPで十分なのかもしれない。

それにしても、会場を見渡すとアジア系の学生が目立つ。
中華系に韓国系の学生が多いということか。


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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-05-10 19:41:01
私はハーバードではなくケンブリッジ大でお世話になったことがありますが、そこでの生命倫理に関する講義で教授対生徒というかたちで討論したことが一番印象に残っていますね。答えにたどり着くまでの思考のプロセスが大事なんだと実感しました。
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それはすごい (advanced_future)
2010-05-11 11:18:27
>Unknownさん
コメントありがとうございます。

どういう理由でその答えを導き出したのか、について論理的に説得力を持て説明できるか、という点について日本の学校は育てる気力がない気がしています。
というのも、そういった形式の講義は、教師と学生と双方にやる気がないとできず、日本の教師も学生も思考のプロセスを楽しむ醍醐味を感じていないのではないかと思ったりします。
大学がハローワーク化していることが大きな原因ではないかと思いますが。
もちろんそれが全てではないし、研究活動ともなれば激しいディスカッションを繰り広げる場面も多々あるでしょうが、少し寂しい気もしています。
隣の芝生が青く見えているだけでしょうか。
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Unknown (Unknown)
2011-03-09 20:17:20
くだらない。アフガンで市民を虐殺している国の人間が正義を語るとは。片腹痛い。こんなものを有り難がる幼稚な人間の気が知れない。
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戦争責任のお話 (advanced_future)
2011-03-10 09:53:19
>Unknownさん
コメントありがとうございます。

お気持ちはお察ししますが、「アフガンで市民を虐殺している国の人間が正義を語ること」を自体を否定するのは行き過ぎだと思います。
むしろマイナスかと思います。

「アフガンで市民を虐殺している国」なればこそ、「正義」について議論するべきではないでしょうか。
議論を封殺するのは多様性を損失させるという意味において最も危険な行動と考えます。

それと、私はサンデル教授の意見を有り難がっているのではなく、サンデル教授がもたらす議論の機会を有り難がっているつもりです。

たぶん、おっしゃりたいことは他にも山ほどお持ちなのでしょうけれど。
機会があれば他の内容でもコメント頂けると嬉しいです。
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