粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

山本太郎議員、本当の自分に気づく?

2014-10-29 19:40:09 | プロ市民煽動家

「歩く風評被害山本太郎が来ているぞ、そんな使い方でも結構」…あの参議院議員からこんな衝撃的なフレーズが飛び出した。26日に行なわれた福島県知事選の期間中に山本議員は福島市を訪れて街頭演説をしていた。演説が終わって、聴衆に向って希望者とツーショットの写真に応じますと自分から呼びかけた。「私にはほぼ肖像権はありません。私と一緒に撮った写真をブログに添付して流してもらって結構」といったあとに冒頭の発言になったのだ。

歩く風評被害…自分自身を含めて山本太郎議員に批判的な人間が言うなら分るが、まさか本人が自称するなど希有な話だ。自他ともに認めることは社会的に公認されたも同然だ。こちらの「突っ込みどころ」なくなってしまってちょっと困る?

時代は変わったということか。そして、もはや彼に対するこの表現は世間的にも「定着」して、この反原発旗手もこの流れに抗しきれなくなったのか。考えてみればあの朝日新聞さえ長年の捏造報道を取り消すくらいだ。これを「トレンド」として使わない手はないと本人が考えて、あえて自分を自嘲気味に表現したのかもしれない。

ただ福島でのこの発言は、結果的には単なるジャークとしてちょっとした失笑にしかならなかった。山本太郎議員の存在が全くといってよいほどに小さくて無視される対象でしかなかったようだ。いわば、昔の三流芸人のパフォーマンス程度ということだ。

これは今回の知事選の性格も反映している。与野党相乗りの候補の圧勝が予想され、複数の反原発候補たちが票を潰し合う一強多弱が影響している。あの鼻血前町長が得票数2万9千票程度で3位に甘んじるなどその惨敗ぶりは酷かった。

山本議員自身も応援する候補を決められず、ただ持論の反原発論を披瀝するだけのていたらくに終わってしまった。実際なんのために福島に訪れたのかさっぱりわからない。10月だというのにピンクのTシャツで余計にわびしく感じられる。

ただ、演説の中身を聞けば山本太郎議員が真から反省してこのように自認したわけではない。「今のままではまずい。人体実験されぱなしだ。福島だけじゃない。東京もそう…」と関東全ての県を列挙している。まるで訂正は認めても「本質は変わらない」と開き直る朝日新聞のように、彼の反原発放射脳は治癒?しない。太郎冠者(患者?)の狂言は続く。

おそらく次に彼が訪れるのは川内原発がある鹿児島であろう。再稼動問題がいよいよ大詰めを迎えつつある。鹿児島県民にとってはあのピンクのTシャツだけは着て欲しくないと思うだろう。いくら県内に桜島があるといってもあまりにも色がどぎつく不気味過ぎる。だから彼にとってここは「歩く風評被害」をともかく連呼することでしか鹿児島県民をなだめることはできない。

追記:とりあえず川柳を一句

放射脳狂言続く太郎冠者


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