「原発作業60歳以上で」 165人応募、議論呼ぶ 現在までに165人の応募があり、論議を呼んでいる。行動隊が実際に作業できるかどうかは未知数だが、原発では長期化する作業の人員確保が難しくなっている現状がある。 次第に輪が広がり、行動隊の参加希望者は23日現在で165人に達した。東電側や国会議員らにも接触しており、さらに人数を増やしたうえで「政府と東電を動かしたい」としている。 その作業を完遂するためには、高濃度の放射能で汚染された場所で働くことが必要だ。山田さんは「数分ごとに交代するのでは、作業にも限界がある。 ロボットによる作業でも、本格的な対応は無理。年齢的に放射能の影響が小さくて済み、これまで現場で技術や能力を蓄積してきた自分たちが働くべきだ」と話す。 「決死隊」という見方は否定。被曝(ひばく)を最小限に抑えて作業したい、という。 次の世代に負の遺産を残さないために働きたい」という。 気持ちは受け止めたい」と述べ、「シニアの皆さんの活躍の方法はないか」ということを東京電力に投げかけていることを明らかにした。 ただ、「原発の中の経験があって、すぐに働ける人でないと難しい」とも発言。 さらに、「1人の人に大量の放射能が蓄積しないような作業工程を考えていて、徐々にできるようになっている。 大原則は、そのような『決死隊』を作らない工程の構築だと思う」と述べ、現段階では必要性を否定した。 3月11日の事故直後に入った作業員の中には「劣悪な作業環境で、二度と行きたくない」と拒否する人も出ている。 第一原発では22日現在で1148人が働いているが、60歳以上の作業員もいるという。 |
☆日本には中東に関する専門家が少なすぎる。その中で専門家と言ってまず間違いはない池内恵・東京大学先端科学技術研究センター准教授のインタビューは読みでがあった。☆ ビン・ラーディンという過激派のシンボルが消えたことで、中東情勢はどのように変化するのか。
中東の激変に政治や外交・通商当局、そして企業は対応できているのでしょうか。 また、この変化が一朝一夕に終着点を見出すことはなく、行きつ戻りつして、数年はかかる、望ましい結果になるとも限らない、との見通しを示しています。 米国政府と米国民に示す指針でもあります。 外務省が政治家に何か言って欲しくても、全く基礎から分かっていないので、危なっかしくて表に出せない。 これ以上混乱しないでほしい、その方が担当者として楽だから・・・」(笑)と、トップレベルから現場の担当者まで、希望的観測で願ってしまう。 皆で「大丈夫だ、大丈夫だ」と言っておきながら、明らかに状況が変わると後になってから「実は知っていた」と言う。 日本には狭い意味での現場の担当者しかいないので、長期的な変化の中に機会を察知して判断に生かしていくための組織と人材の下支えがないし、 情勢判断を重視する上層部もいない。 この半年の中東の激動に対する、日本の官庁や対外関係機関、メディアや企業の情勢認識と分析判断を、私の知り得る限り観察してきましたが、 外しまくっているのに、全く危機意識がない。 政治と経済の表層だけを見てオフィスワークをこなせる人材が標準で、それ以上の能力を備えさせる人材育成をしてこなかった。 |
☆福島県の学童の将来にわたる健康を考えると、年間積算放射線量を一ミリシーベルトに適用するべきだと言う。しかしそうなると福島県の小中学校の半数は休校又は疎開することになる。 平時の発想しかできないなら当然そうなる。非常事態宣言を出して最優先課題は、くにたみの生命の安全確保と宣言しない限り、役所は動かない。☆ 「子どもが浴びる線量としては高すぎる」「放射線の専門家でもそこまでの被ばくは少ない」などの研究者の懸念に対し、国は暫定措置であることを理由に譲らない構えだ。 「子どもには年1ミリシーベルトを適用すべき」と4度にわたって国に申し入れている神戸大大学院海事科学研究科の山内知也教授(放射線計測学)に聞いた。(黒川裕生) 範囲から選択することを勧告する」としている。1~20ミリシーベルトの範囲なら、放射線感受性が大人より高い子どもには、厳しい基準である1ミリシーベルトを選択すべきだ。 しかし米科学アカデミーが2005年の報告書で「たとえ低線量であっても安全といえない」と指摘している。それまでの概念を覆す内容だが、 日本ではこのリポートはほとんど顧みられていない。 1平方メートル当たり100キロベクレルの汚染地帯では、がんの発症率が11%も高かった。 原発から60~80キロ圏でもスウェーデン北部を上回る高濃度の汚染が確認できる。現行の避難計画が適切だとは思えない。あらためて基準や計画の見直しを求めたい。 注意すべきは半減期が30年と長いセシウム137になっている。 中学卒業までに164ミリシーベルトを受けることになるという。164ミリシーベルトは、胸部CT検査ならば10数回分に相当する。 |