阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
1942年生まれが江戸川区から。

小学校の図工作品展を江戸川文化センターに見にいった。

2024年01月31日 | 身辺あれこれ

家の小学一年生が工作の時間に作った作品もピックアップされて出展されているというので江戸川文化センターへ出かけた。

 江戸川区の全小学校から選ばれた作品が学校ごとのスペースに出展されている。

配色が暖かいなと思った。ふんわりした面白い造形だった。タイトルは「かたち うちゅうじん」

三階のレストランの窓から

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01月30日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年01月31日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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東日本大震災が起こった年の [ 2011年12月30日(金)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] から

2024年01月31日 | 1995年1月17日 阪神淡路大震災の記録 
2011年12月30日(金)
 
 
佐賀県・福岡県からの福島原発出稼ぎ作業員の話
 
福島原発出稼ぎ作業員「骨まで被曝、体が急にだるうになる」
週刊ポスト2012年1月1・6日号

一部引用・・

佐賀県氏の作業は多岐にわたる。建屋の壁を解体し、がれきを運び、人が通れる、換気ができる配管をつくり、さらに原液と水を攪拌して、解体時に飛び散る粉塵を固める液をつくる。

 32歳の福岡県氏。「建屋は超高温、湿度100%。たまらん暑さと湿度やもんねえ。しかし、アゴ、アシ、ドヤ付きで、1か月30万円ちょこの出づら(日当)やけん、文句はいえんが、『そゲなもんの片づけして、あんたらせいぜい働いて死ね』いうことかと、毎日思うとよ。

われわれジャンパーと呼ばれとりまして。危険なとこでも飛び込んで行きよる、ジャンピングしよる〈ジャンパー〉。

アラーム鳴りっぱなし、体が急にだるうになるのは、しょっちゅう。内部被曝も外部被曝もありゃせんで。骨まで全面被曝じゃもん。しかしまあ、われわれ、地獄の釜這いずりまわる人間ですき、いたしかたなかよ。

メルトダウンを聞かされたのも後になってからやけねえ。3号機の前通ると、線量計がひと桁上がる。死ぬくさと思うとです。そんでも、カネと欲の道連れでこんな割のええ仕事やめられんとですよ」

全文はこちら
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今日の気になるネット情報 / 東日本大震災・原発 |
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ベントの配管のやり直しは喫緊の工事
 
3号機 ベントで水素逆流し爆発か
12月29日 5時41分 NHKニュース

東京電力福島第一原子力発電所の3号機で、格納容器の気体を放出する「ベント」を行った際、水素が別の配管を逆流して、原子炉建屋に流れ込み、水素爆発を起こした可能性があることが新たに明らかになりました。

福島第一原発の3号機は、3月14日に水素爆発を起こしましたが、前日の13日以降、格納容器の圧力を下げるため、中の気体を外部に放出する「ベント」を、複数回行っています。東京電力が、最近になってベントの配管から枝分かれして原子炉建屋につながる別の配管を調べたところ、ベントで放出された水素を含む気体が流れ込んだ跡があることが分かりました。

この配管には、弁と気体の逆流を防ぐ装置がついていましたが、弁は、電源がなくなると自動的に開く構造になっていたほか、逆流を防ぐ装置も気密性が低く、ベントで放出された水素が配管を逆流して、建屋に入り込み水素爆発を起こした可能性があるとみています。

3号機の水素爆発は、これまで原子炉内の水素が格納容器のふたなどの隙間から漏れ出て爆発したとみられていましたが、別の配管を逆流したことも原因の一つだった可能性が出てきたため、国の原子力安全・保安院は、ほかの原発についても気体の逆流を防ぐ機能の強化を検討することにしています。

専門家は、「ベントを行うことが水素爆発につながりかねないので、ベントの配管を別の配管から切り離す必要がある」と指摘しています。

東電 過去にも非常用発電機が水没
12月29日 4時40分 NHKニュース

 東京電力福島第一原子力発電所で、20年前、非常用発電機が、配管から漏れた水につかり、機能しなくなるトラブルが起きていたことが、東京電力の元社員らの話で分かりました。発電機の浸水対策を進め、今回の事故のような深刻な事態を防ぐきっかけにもなり得たトラブルでしたが、結果として、対策にはつながりませんでした。 

福島第一原発の事故では、地下1階の非常用ディーゼル発電機が、津波によって流れ込んだ水につかって機能しなくなり、原子炉を冷やせなくなったことが、事態を深刻化させる原因の1つとなりました。このような浸水から、発電機を守るきっかけにもなり得たトラブルが、20年前の平成3年10月に起きていたことが、東京電力の元社員らの話で分かりました。元社員らによりますと、トラブルが起きたのは、福島第一原子力発電所1号機のタービン建屋で、配管から漏れ出した水が地下1階に流れ込み、非常用発電機が機能しなくなりました。

 当時、福島第一原発の技術者だった元社員は、タービン建屋が海に近かったことから、「もし津波が来たら、同じように地下の発電機が水につかって使えなくなると思い、上司に相談した」などと話しています。一方、東京電力は、当時、発電機のある部屋のドアに、防水対策を施したということですが、発電機を地下から高い場所に移し替えるなど、津波を想定した対策は採りませんでした。

 これについて東京電力は、「このトラブルの原因は、配管からの水漏れでその対策は講じている。また『津波の危険性を上司に相談した』という元社員の主張について、当時の上司は、相談を受けたという認識を持っていない」としています。
 
2011年12月30日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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原子力安全委員会の後出しジャンケン  被曝者は許せない
 
原発 全電源喪失に備え代替電源を
12月29日 7時59分 NHKニュース

 東京電力福島第一原子力発電所で、すべての電源が失われたことが、深刻な事故につながったことを受けて、国の原子力安全委員会は、原発の設計に関する指針を改訂し、原発で停電が起きたうえに、非常用の発電機も使えなくなった場合に備え、さらに代わりになる電源を配備するよう求めることを決めました。

国の原子力安全委員会の今の指針では、原発ですべての電源が長時間失われる事態について、「送電線の復旧や非常用の電源の修理が期待できるので考慮する必要はない」となっています。ところが、福島第一原発では、地震によって停電が起きて外部からの電源が断たれたうえ、津波で非常用の発電機も使えなくなって、すべての電源が長期間失われ、深刻な事故につながりました。

 このため、原子力安全委員会は、今後、原発で、すべての電源が失われた場合に備え、電源車やガスタービン発電機など、さらに代わりになる電源設備を配備することを求める指針の改訂案をまとめました。

 代わりの電源は、地震や津波でも機能が失われず、電源を長時間失っても対応できるよう要求していて、具体的には電力会社が決めることになります。各地の原発では、福島第一原発の事故を受けた緊急の安全対策として、電源車などの配備が進められていますが、指針の改訂を受けて、代わりの電源として十分かを改めて検討することになります。

(太線は管理人)
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出しさえすればとりあえず役人の責任は果たせる 沖縄県民がどうあれ
 
評価書 沖縄の反発は一段と強まる
12月29日 5時41分 NHKニュース

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画に伴う環境影響評価書について、政府が、市民団体などによる抗議行動を避けるため、業者に委託して発送したり、明け方に運び込んだりしたことで、沖縄側は、一段と反発を強めていて、計画が進展する見通しはいっそう不透明になっています。

政府は、普天間基地の名護市辺野古への移設計画に伴う環境影響評価書について、民間の業者に委託して沖縄県庁に発送したものの、市民団体などの抗議行動のために届けられず、28日午前4時すぎという異例の時間に、沖縄防衛局の職員が県庁の守衛室に運び込む事態となりました。

 これについて、沖縄県の仲井真知事は、評価書は受理せざるをえないとする一方で、「奇異な感じを受ける」と述べ、普天間基地の県外移設を求める考えに変わりはないと強調しました。

 また、移設先となっている名護市の稲嶺市長が、「こそくな方法で、あきれてものが言えない」と批判するなど、沖縄側は、一段と反発を強めています。評価書は「環境保全上、特段の支障はない」という総合評価となっていて、提出を受けて、仲井真知事は、軍用機の騒音などについては45日以内に、辺野古沿岸部の埋め立てによる影響などについては90日以内に、「意見書」を提出することになりますが、国に再調査を求めることも含め、厳しい意見を出すことが予想されます。

 政府は、日米地位協定の運用の見直しを進めたり沖縄振興予算を上積みしたりしたことを踏まえ、年明け以降、名護市への移設に沖縄の理解を得ていきたいとしていましたが、今回の事態によって、計画が進展する見通しはいっそう不透明になっています。

☆沖縄防衛局の自衛官は公務時間中に何故どうどうと評価書提出という公務を執行しない。もし沖縄県民がその正当な公務執行を阻害するのであれば、沖縄県警に出動を依頼し、現行犯で逮捕させればいい。

東京の警視庁は電力会社の会長の自宅に24時間多数の警官を派遣して民間人の会長を守っているくらいだから、(【要塞勝俣屋敷】テルアビブの米国大使館よりも堅牢―炭小屋に身を潜める電力業界の最高権力者-こちら)沖縄県警も依頼がなくても国家の公務執行を警護しないといけない。
勝俣邸前を訪れた報道陣を追い返す警察官。右端はポリスボックス。(25日、新宿区左門町。写真:田中龍作撮影)

こんなこそこそとした提出の仕方でよしとするようでは、国家の安全を守る任務を持つ使命感が、沖縄防衛局の局長にないことの証明だ。沖縄県庁に受け取ってもらいさえすれば、後は自分たち役人の手を離れ、民主党の防衛大臣のお手並み拝見になるということなんだろう。

宗主国の手の上で卑しいタコ踊りをさせられている、我らが「さきもり(防人)」の後裔と、我々くにたみのみんなも本当にみじめだ。

やはり臥薪嘗胆、捲土重来、次は勝つ、の気概と品位を、独立国の国民として、日本人は忘れてはいけない。
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「死の灰」データ 文書発見
 
「死の灰」データ 文書発見
2011年12月29日 06時54分 東京新聞

 一九五四(昭和二十九)年三月一日に米国が南太平洋のビキニ環礁で行った初の水爆実験で被災した第五福竜丸の「死の灰」のデータを伝える日本人科学者の文書が、英物理学者ジョセフ・ロートブラット氏の遺品から見つかった。科学者による核廃絶運動を主導したロートブラット氏ら世界の科学者に、初めて水爆の実態を知らせた文書とみられる。 (加古陽治)

 文書は、愛知県豊田市の科学史研究家奥田謙造さん(55)が、英ケンブリッジ大チャーチルアーカイブセンター所蔵のロートブラット文書から見つけた。

 一枚の表と裏にタイプで書かれ、表は西脇安・大阪市立大助教授(当時)の妻が四月二十六日付で在外キリスト教関係者に宛てた手紙で、裏に西脇氏による「ビキニの灰の分析についての非公表データ」があった。

 文書によると、西脇氏は第五福竜丸に降り注いだ「死の灰」の放射性物質を採取して分析。ヨウ素131やストロンチウム90など十七種類以上の放射性物質を検出した。船に降り積もった時、灰一グラムに少なくとも〇・五キュリー(一八五億ベクレル)の放射能が含まれていた可能性がある。

 日本全域に降っている雨が人工的な放射能を帯びているようだ、とも指摘。雨に含まれる放射性物質は危険な水準ではないが、実験が台風の影響のある季節に行われていたならば、灰が日本に運ばれる可能性を否定できない-と述べていた。

 西脇氏は第五福竜丸が静岡・焼津港に戻って二日後の三月十六日に、同港で放射能を測定。七月にキリスト教平和大会参加のため渡英した際、現地の大学などで講演し、原爆では出ないはずのウラン237が「死の灰」に含まれているとの情報を伝えた。

 西脇氏の情報をもとに、ロートブラット氏は、ビキニ実験の水爆が(1)核分裂(2)核融合(3)核分裂-の三段階反応で爆発を起こし、大量の「死の灰」を降らせたことを解明した。

 ロートブラット氏は水爆の実態を哲学者バートランド・ラッセルに伝達。ラッセルが提唱し、ロートブラット氏のほか、アルバート・アインシュタインや湯川秀樹らノーベル賞受賞者らが署名し、核戦争が人類の危機を招くと警告する「ラッセル=アインシュタイン宣言」を出した。

 奥田さんは「文書は後のラッセル=アインシュタイン宣言に発展したと推測される。西脇氏のジェーン前夫人はアイゼンハワー米大統領に手紙を書いたと記しているので、米国側の調査もしたい」と話している。

 <ビキニ水爆実験> 米国が南太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で1954年3月1日に行った核実験。爆発の威力は15メガトンで、広島原爆の約1000発分に当たる。「死の灰」により東のロンゲラップ環礁の島民多数が被ばく。米国の設定した警戒区域外で操業していた静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人も被ばくし、半年後に無線長の久保山愛吉さん=当時(40)=が死亡した。原水爆禁止運動や、ラッセル=アインシュタイン宣言など核廃絶運動のきっかけとなった。

 西脇 安(にしわき・やすし)氏 1917年、大阪市出身。放射線生物物理学が専門で、大阪市立大助教授当時、第五福竜丸を調査した。ウィーン大名誉教授。2011年3月に大阪市内で死去。享年94。

 ジョセフ・ロートブラット氏 1908年、ポーランド出身の英物理学者。米国の「マンハッタン計画」で原爆開発に参加したが、ナチス・ドイツに原爆製造の能力はないとして離脱。核兵器廃絶を求める科学者組織「パグウォッシュ会議」を創立し、反核運動に生涯をささげた。95年、ノーベル平和賞受賞。2005年、ロンドンで死去。享年96。
 
2011年12月30日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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AP記事が暴露 米原子力規制委員会が業界と共謀
 
テレビ番組「Democracy now」から。画面下のccをクリックすると字幕が出ます。
2011年12月30日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
東日本大震災・原発 / 今日の気になるネット情報 |
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2011年に映画館で見た作品メモ
 
◎封切作品ー14本

・ロビンフッド
・アメリア 永遠の翼
・ソーシャル・ネットワーク
・ヒアアフター
・英国王のスピーチ
・ダンシング・チャプリン
・東京公園
・大鹿村騒動記
・一枚のハガキ
・コクリコ坂から
・ツリーオブライフ
・エンディングノート
・ちずる
・チエルノイブリハート

◎昭和時代の作品ー9本

・麦秋
・彼岸花
・道頓堀川
・「エロ事師たち」より 人類学入門
・団地妻昼下がりの情事
・ツィゴイネルワイゼン
・越後つついし親不知
・神々の深き欲望
・幕末太陽傳


封切作品の映画の感想はこちら(Myムービー@Yahoo)
 
2011年12月30日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
映画・テレビ・舞台・ホール |
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神戸で「かぎろい」、刻々色づく夜明け。       10年前の今日 2014年1月30日に本ブログに掲載

2024年01月30日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ



神戸新聞一月28日夕刊から動画とも引用。

  未明の空七変化 神戸に「かぎろい」

冬の朝早く、神戸市内で東の空がオレンジ色から青、紫へと段階的に変わる「かぎろい」が見られた。空気が澄んだ気温の低い夜明け前に起きる現象で

万葉歌人柿本人麻呂が詠んだ歌にも登場する。引用ここまで。

 ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて かへりみすれば月かたぶきぬ

この歌は西暦692年の太陰暦11月17日に、当時から阿騎野(あきの)と呼ばれていた奈良県東部、現在の奈良県宇陀市大宇陀(旧大宇陀町)で詠まれたとされている

人麻呂の歌には、逝ける皇女らに捧げる挽歌など宮廷に関わりのあるものが多く、彼は初の職業的宮廷歌人であったとされてる。

この歌もその例に漏れず朝廷に関係があり、当時まだ9歳の軽皇子(後の文武天皇)の狩に随行したときに詠まれた。



「安騎野の朝」  中山正實画伯  大宇陀町中央公民館で展示
 

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01月29日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年01月30日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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東日本大震災が起こった年の [ 2011年12月29日(木)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] から

2024年01月30日 | 東日本大震災ブログ
2011年12月29日(木)  
 
原発検査“事業者依存の体質”     製造企業の検査要領書で検査してきたお上の独立行政法人
 

12月28日 14時36分 NHKニュース

原子力発電所などの検査を行っている独立行政法人が、検査を受ける側の事業者が作った要領書をそのまま利用し、誤りに気づかないまま合格させていた問題で、外部の専門家が提言をまとめ、事業者に依存する体質が問題だったとして、みずから主体的に検査を行うことに重点を置くよう求めました。

原発などの検査を行っている独立行政法人、「原子力安全基盤機構」は、3年前に行った核燃料の検査で、メーカーが作った要領書をそのまま利用したうえで、核燃料の長さに誤った記述があるのに気づかずに合格させていました。

 この問題を受けて、先月設置された外部の専門家による調査委員会は、原子力安全基盤機構の現場の検査員や幹部に聞き取りを行って検査の問題点を調べ、28日に開かれた会合で提言を含む報告書案をまとめました。それによりますと、検査を受ける側の事業者を過剰に信頼し依存する体質があり、事業者が作る要領書などの書類に頼って、みずからが内容を確認をすることを怠ってきたと指摘しています。

 また、検査員の中に検査の役割に対する理解が十分でなかったことも問題だと批判しています。そして調査委員会は、原子力安全基盤機構がみずから主体的に検査を行うことに重点を置くことや、事業者との間で緊張関係を維持すること、それに検査員の使命感と自覚を促すことなどを求めました。原子力安全基盤機構は、今後、検査のあり方を具体的に見直していくことにしています。

☆こんなことが実際に通用していたとは信じられないが報道によると事実だ。何をしても組織はつぶれない、上の国家公務員試験を通った高級官僚も下の組合員の公務員も責任を取ってクビになることもない。

隣国の中国と全く同じで、公務員の倫理感が落ちるのも当たり前の仕組み。

徳川幕府260年の末期に似た腐臭が漂っている。
 
2011年12月29日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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野田さん貴方は政経塾出身だと言わないでくれ
 
☆9月20日に掲載した動画は削除されました。 江口議員の野田首相への国会質問は下記全文で読んでください。代わりに江口議員の野田さんに対する評価の動画を掲載します。
◎江口克彦議員の野田首相に対する代表質問の原稿全文 こちら☆ここ6年間で世界観、歴史観、理想を持たない点で最悪の人が日本のトップに立ってしまった。一日も早くやめさせる手立てを民主党議員は考えないといけない。
2011年12月29日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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野田政権の崩壊と日本社会の変化
 
劇化する政治過程・カオス化する社会
             内田 樹

一部引用・・

だから、「不条理な界域」では、長期的な計画が立てられない。集団で何かを共同所有したり、共同管理するということもできない。他人に自分のたいせつなものを負託することもできない。
人々は自分の手元に自分の資源を後生大事に抱え込み、つねにそれを背負って生きることを強いられる。
「人を見たら泥棒と思う」人々で埋め尽くされた界域で生きることの非能率がどれくらい個人のパフォーマンスを低下させるかは、誰でも想像すればわかるだろう。
カオス的社会というのは、「そこそこ条理の通る局所的秩序の内側に住む人」と「無-底の不条理界域に置き去りにされた人たち」に二極化する社会のことである。
「共同的に生きる知恵と技術をもつ人々」と「誰も信じず、自己利益だけを追求する人々」が「上層」と「下層」に決定的に分離する社会のことである。
階層間で、集団的な営為の質において、知的生産において、乗り越えがたい断絶が深まる社会のことである。
今日本はゆるやかにではあるが、すでにカオス化の兆しを示している。
上に書いたように、それは一時的・過渡的な制度の機能不全であり、必ずしも社会全体を覆い尽くすわけでもない。
けれども、「一時的」とは言っても、それが30年、50年というスパンのものであれば、人によっては「一生をカオスのうちで過ごした」という人も出てくる。
社会全体を覆い尽くすわけではないといっても、「局所的な秩序」に帰属できず「生まれてから死ぬまで、暮らした場所のすべてはカオスだった」という不幸な人も出てくる。
「制度的時間」と「人間的時間」はスケールが違う。
「百年後には平和と繁栄がきます」とか「ここではない場所では人々は幸福に暮らしています」と言われたからといって、今自分が味わっている苦痛や貧困が耐えやすくなるということはない。
制度が生成し、壊れ、また再生するときの「制度的な時間の流れ」と、人間が生まれ、育ち、死ぬまでの「人間的な時間の流れ」は、人間にとってはまるで違うものなのである。

全文はこちら
 
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馴れ合いの原発事故対策本部
 
原発事故対策本部 議事録作成せず
12月28日 5時2分 NHKニュース

 福島第一原子力発電所の事故対策に当たった政府と東京電力の「事故対策統合本部」の会議の議事録が作成されていないことが分かり、専門家は、事故対応を検証したり教訓を収集したりするうえで大きな支障となるおそれがあると指摘しています。

統合本部は、政府と東京電力が共同で原発事故対策に当たるため、ことし3月15日、東京電力本店内に設置され今月16日に解散したものです。連日、福島第一原発との間を回線で結んでテレビ会議を開き、原子炉の状況の報告や作業内容の協議をしてきました。NHKでこのテレビ会議の「議事録」などについて情報公開請求を行ったところ、文書は「不存在」とされ、会議の内容が記録されていないことが分かりました。会議に参加していた原子力安全・保安院は「情報共有という位置づけの会議だったので議事録などの記録はとらなかった。録音もしていない」としています。これについて、公文書の管理や情報公開制度に詳しい名古屋大学大学院の春名幹男特任教授は「今回の事故は未曽有の大事故であり、『そのとき何があったのか』を記録し、二度とこうした事故を起こさないための教訓として残さなければならない。その記録が作成されず検証もできないということになれば、将来、参考となる情報を失うことになり大きな損失だ」と話しています。

☆こんなことは日本でしか通用しない。
縦割り組織の官僚たちは日常的にこんなことをしているのだろう。
誰も後で咎められることがないようという一点で官僚も東電も政治家も利害が一致する。

「事故対策統合本部」を国民のために作ったとは誰も考えてもいない。
 
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政府の事故調査・検証委員会が、12月26日中間報告
 
20111227 原発事故 謎は解明されたのか
NHKスペシャルより。「絶対安全」をうたいながら、世界最悪レベルの放射能汚染を引き起こし、今なお多くの人々に避難生活を強いている福島第一原発事故。その原因と背景を半年以上にわたって探ってきた政府の事故調査・検証委員会が、12月26日中間報告を発表した。現地調査や数百人へのヒヤリングなどをもとにした全700ページ以上にわたる報告では、様々な問題点や疑問点の多くに関して、政府事故調としての調査結果と見解を示しているが、特に東京電力や政府機関の事後の対応について多くの問題点を指摘するなど、踏み込んだ内容になっている。NHKスペシャルでは、事故調委員長の畑村洋太郎氏と、委員の柳田邦男氏を急遽スタジオに迎え、事故調中間報告は一体何を明らかにし、国民の疑問にどこまで答えるものになっているのかを検証してゆく。

0111227 原発事故 謎は解明されたのか 投稿者 PMG5
 
2011年12月29日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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NHK番組「原発メルトダウン」の取材後記
 
一部引用・・

今回、取材の過程で私自身が感じたのは「最悪を想定しないことの罪深さ」です。

「直流バッテリーを失うことはない」という日本の前提が、全電源喪失では使えないマニュアルとなり、安全装置の弁の挙動に誰も意識が向かない結果につながります。東京電力の本店でバックアップしていたチームや、国の原子力安全・保安院からも指摘が挙がらない現状。緊急時に信頼性が落ちる水位計をどこまで本気で改善しようとしてきたのか? 

スリーマイル原発事故を契機に課題は世界に示されたはずでした。高い技術をもつ日本メーカーはこの30年近くどう対策をとっていたのか。電力会社や国は対策が十分と思っていたのか。そうした問題の底流にはシリーズ第3回で取り上げた、「安全神話」の呪縛が見え隠れします。

「原発は安全です」との触れ込みで原発導入をした日本では「事故が起きる可能性はあります」という、ある意味当然なことを誰も言い出せなくなっていきました。結局、バッテリーを含めた「全電源喪失」の想定は日本ではタブー視されてきたのです。

911でテロの脅威を知ったアメリカは、全ての電源を失っても原子炉を守れる用意を電力各社に指示していました。ヨーロッパもテロや自然災害への備えをここ10数年強化しています。それに比べて私たちは「危険」や「リスク」への感度が低いまま、過去から引きずった「安全神話」を自力で乗り越えることができませんでした。

変える「勇気」と「行動力」を事前に持ち得なかった、だれもその批判を免れ得ないと思います。

全文はこちら
 
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今日の気になるネット情報 / 東日本大震災・原発 |
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仕事が生じることを嫌う警察 被害届を受け付けない間に母親と妻を殺された
 
殺害事件遺族“誰が命を守るのか”
12月27日 23時47分 NHKニュース

長崎県西海市で、女性にストーカー行為をしていた男が、女性の母親と祖母を殺害したとして逮捕された事件で、女性の父親が取材に対し弁護士を通して回答し「警察が逮捕してくれないのなら、私が捕まえるしかなかったのか。この国で、誰が危険人物から命を守ってくれるのか、わからずにいます」と心情を語りました。

この事件は、三重県桑名市の筒井郷太容疑者(27)が、今月16日、長崎県西海市で、みずからがストーカー行為をしていた女性の母親の山下美都子さん(56)と祖母の久江さん(77)を殺害したとして逮捕されたものです。女性の父親の山下誠さん(58)が、取材に対し弁護士を通じて文書で回答しました。

この中で、山下さんは、事件の前に警察に相談した経緯に触れ「犯罪の被害者なのに、なぜ被害届を受理してもらうまで時間がかかるのか、不合理な気持ちです」と述べています。

そのうえで「警察が逮捕してくれないのなら、私が捕まえるしかなかったのかと思います。法律を変えてほしいです。この国で、誰が、危険人物から命を守ってくれるのか、今も、わからずにいます」と心情を語っています。

☆ストーカー事件は県をまたがることが多いので、各地の県警は出来たら自分の所がメインの担当にならないように被害届の受付を避けようとする。

警察のトップは県境を越える犯罪について、警察の任務遂行の考え方や方法を問われている。

人が殺されるまで日本の警察は動かない、という世間の話は事実なのだろうか。もしそうであればアメリカ国民のように、各人が銃器を持って身を守るしかなくなる。
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原発の今後と普通の人の最近の動き
 
20111226 原発の責任 引き受けるのは‥‥
関西TV,スーパーニュースアンカーより。福島原発事故のあともなかなか見えてこない原子力政策を考える。市民の間ではこれまでにないほど脱原発の思いが広がっているが、被災者への賠償はまったく進んでいない。原子力は安いという神話も崩れつつある中、私たちはこの問題にどう向き合っていくべきなのか。経産省前テント村にいる人たちをはじめ、原発市民投票の署名運動に参加している人たち、大島堅一教授、福島の農家、東電と裁判で争っているゴルフ場経営者に話を聞いている。

0111226 原発の責任 引き受けるのは‥‥ 投稿者 PMG5
 
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JR小岩駅北口や千葉街道などをぶらぶら プラットホームからの短い動画

2024年01月29日 | 東京あちこち

都営バスで京葉道路から小岩に来るときは 途中で千葉街道を通って来るのは知っていたが 今回はじめて千葉街道が小岩で蔵前橋通りになることを知ったり

 柴又街道が蔵前橋通りと交わるポイントを知った。

2401JR小岩駅プラットホームから見た景色

 最寄り駅の北口 ロータリー

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01月28日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年01月29日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文全文に飛びます。

 

 

 

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東日本大震災が起こった年の [ 2011年12月28日(水)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] から

2024年01月29日 | 東日本大震災ブログ
2011年12月28日(水)
 
映画「幕末太陽傳」を観ました。
 
最初の一秒から映画の中に取り込まれました。

最初に昭和32年の品川の跨線橋や商店街が写り、そこから幕末の品川の女郎宿へ画面が移って始まりました。

川島雄三監督が39歳、フランキー堺が28歳。

昭和32年日活作品のデジタル修復版。

日本映画が燃えていた時代と、フランキー堺の全身全霊の演技の幸せな組み合わせ。そしてまさに江戸落語が目の前で展開していく。

なんとも小気味のいいテンポ。全てがスピーディで切れ味抜群。

小沢昭一、金子信雄、織田政雄、殿山泰司、西村晃、市村俊幸とくればもう嬉しくて仕方がありませんでした。
そこに石原裕次郎、岡田真澄、二谷英明などなど。そして芦川いづみが意外に演技がうまくて驚きました。

女郎役の南田洋子と左幸子の猛烈な取っ組み合いの長まわしの迫力。
女同士のこんな猛烈な喧嘩シーンは初めて観ました。二人ともに美しい。

何度も取り直しはとても出来ない本気度の高いシーンでした。

女優も男優も主役たちも脇役たちも熱気に燃えて、この映画を撮ることに参加している喜びがこちらにも伝わってきました。


きっと現場にはある種の化学反応が起きていたに違いがありません。

2009年キネマ旬報オールタイム・ベスト遺産映画200 日本映画篇で東京物語・七人の侍・浮雲に次いで第4位になっていることは知りませんでしたが確かに面白くその価値があると思える映画でした。

映画の面白さを思い知らせてくれる一本です。

粗筋や予告編などは公式HPでどうぞ。
2011年12月28日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
映画・テレビ・舞台・ホール |
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「福島原発行動隊通信第9号」が発行された。
 
<通信第9号の目次内容>
■福島県川内村を訪問しました
 12月19日~20日に、行動隊のメンバー3人が福島県川内村役場を訪問しました。目的は、川内村の実情を視察するとともに、モニタリング(放射線量測定)に関する行動隊からの提案を、村の行政当局に説明するためです。

■横浜の工場からの依頼で放射線量測定をしました
 12月21日午後、福島原発行動隊モニタリングチームの塩谷亘弘、佐々木和子、平井吉夫、西ひろしが、かねてから依頼のあった横浜市の工場で敷地内外の放射線量を測定しました。

■12月のウォッチャー報告
 福島原発行動隊では、東電から毎月発表されている事故現場の報告書などの内容を分析するための「ウォッチャーチーム」を編成しているが、その12月の報告を掲載しています。

全文はこちら

◎福島原発行動隊の隊員、賛助者、賛助金の申し込みはHPから。
2011年12月28日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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広島原爆の2次被曝者の警告
 
消えない原爆の影―2次被曝者の警告 

一部引用・・

79歳の朝比奈隆さんが最近、メガホンを持って柏市内の駅に行った理由の1つもそこにある。柏市は福島第1原発から200キロメートル以上も離れているが、局地的に放射線量が高い「ホットスポット」が見つかっていることから警戒意識が高い。

 冷たい雨のなか、通勤客が急ぎ足で通り過ぎる。それでも朝比奈さんは、通りすがりの母親に子供たちを雨から守るようにと警告し、少しでも耳を傾けてくれる人には被曝量の記録を付けておくことを勧めたりした。「放射線の影響はすぐに起こるわけではない。油断しないで」と朝比奈さんは言う。

 それは朝比奈さん自身が、広島の原爆症認定を勝ち取るための法廷闘争から学んだ教訓だった。1945年8月の原爆投下時、朝比奈さんは爆心地の近くにいなかった。だが、その2日後にそこに行ったことで、いわゆる「入市被曝者」になってしまった。膀胱ガンにかかり、それを克服した朝比奈さんは2008年にようやく被曝者と認定された。

 朝比奈さんはインタビューでこう述べている。「この裁判は、福島の人たちにとって、良い教科書になると思う。政府は長い間、内部被曝について真実を隠し続けてきたのだから」。

全文はこちら

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震源域を2倍に拡大
 
南海トラフ、震源域2倍に拡大 内閣府の有識者会議
 2011/12/27 14:52 【共同通信】

想定される東海・東南海・南海の巨大地震の規模などを検討している内閣府の有識者会議は27日、想定する最大級の地震の震源域について、宮崎沖の日向灘の対象区域を広げるなど約2倍に拡大する中間報告をまとめた。政府の中央防災会議専門調査会の報告に沿った内容で、マグニチュード(M)も8・7から暫定的に9・0に高める。

 会議は、プレート構造など最新の科学データや堆積物調査、古文書などを基に、東海から四国沖の海底にある溝状の「南海トラフ」沿いの巨大地震について検討。

 その結果、岩盤がずれる震源域の想定を、西側は日向灘北部から南西に拡大した。
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福島県議会は原発事故の収束を認めていない
 
福島県議会:収束宣言撤回求める意見書 全会一致で可決
毎日新聞 2011年12月27日 20時25分

 政府が東京電力福島第1原発事故収束に向けた工程表のステップ2完了を宣言したのに対し、福島県議会は27日、宣言の撤回を求める意見書を全会一致で可決した。

 政府は16日、原子炉が「冷温停止状態」になったとして「事故そのものは収束に至った」と発表したが、意見書は、原子炉の燃料が溶けて状態が確認できていないことや、冷却装置が安定していないことなどを指摘。「収束宣言は県の実態を理解しているとは言い難く、避難者の不安・不信をかき立てる」として、宣言の撤回と、宣言に至った経緯の説明を政府に求めた。

 27日にステップ2完了報告に訪れた東電の西沢俊夫社長に対し、県議会の斎藤健治議長は「収束なんて誰も本気にしていない。『何を言っているんだ』という思いだ」と述べた。【関雄輔】
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埼玉県の東南部5市1町が東電に補償要求書を提出
 
東日本大震災:福島第1原発事故 東電支社長に補償要求書提出--東南部5市1町 /埼玉
毎日新聞 12月27日(火)12時6分配信

 越谷市など県東南部の5市1町でつくる県東南部地域放射線対策協議会の高橋努会長(越谷市長)は26日、東京電力福島第1原発の事故に伴う放射能測定や除染費の補償などを求めた要求書を、花岡正揚・東電川口支社長に手渡した。県内自治体による東電への補償要求は初めて。
 要求書は要求項目として、(1)各市町が求める放射線対策費の補償(2)人的(作業員)や物的(放射線量測定器)などの対応と除去土壌の保管(3)住民への納得できる補償--などを盛り込んだ。
 高橋会長は要求書提出の際に、「原発の事故で住民、自治体も被害を受けた。しっかり会社のトップに伝えてほしい」と求めた。花岡支社長は、「多大な迷惑をかけ、申し訳ない。要求について早急に社内で検討したい」と応じた。【飯嶋英好】
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「除染」は税金を浪費する「霊感商法」
 
史上最大の公共事業「除染」は税金を浪費する「霊感商法」だ
2011年12月08日(木)13時04分

 福島第一原発事故の被災地で、自衛隊による除染作業が始まった。陸上自衛隊は7日から隊員計約900人を動員し、警戒区域や計画的避難区域で2週間かけて路面の洗浄や汚泥の除去などを行う。来年1月からは、民間業者を使って本格的な除染作業が始まる。

 並行して各自治体でも除染の準備作業が始まっているが、そのやり方はばらばらだ。11月に閣議決定された除染特別措置法では「事故による追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下となることを目指す」という基準が設けられたが、この基準で本当に除染作業を始めると、膨大な地域が除染対象になるからだ。

 追加線量が年間1ミリシーベルトということは、全国平均の自然放射線量1.5ミリシーベルトと合計して2.5ミリシーベルト。これは毎時0.28マイクロシーベルトだが、図のように毎時0.2マイクロシーベルト以上の線量を観測した地域は5000平方キロメートル以上ある。過去の除染の例としては、イタイイタイ病のときのカドミウムの除染があるが、これは1600ヘクタールで8000億円かかった。同じ単価(5億円/ヘクタール)がかかるとすると、今回は1割の地域を除染するだけで25兆円以上かかることになる。史上最大の公共事業である。

全文はこちら
 
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神戸御影で いかなごレシピの「蜂の子のつくだ煮」を買った。    茶話 16

2024年01月28日 | エッセイ

信州産ではなく、メイド・イン・コウベの「蜂の子のつくだ煮」を買いました。

     阪急電車の御影駅から阪神電鉄の御影駅へほぼ一直線に下りるバス道が、国道2号線と直交する角に東灘警察署がある。

歩くと家から30分かかる。入院前の33キロ速度違反による一ヵ月免停期間(*)が終了したので、免許証を受取りに警察署へ行った。

免許証を返して貰ってから、信号を渡って署の真向かいにある「ハチミツ屋」に入った。この「ハチミツ屋」は

阪神淡路大震災前にはあったような気がするが、中に入ったのは初めてだった。 (click → 入院)



免許証を提出する期限の日が退院してすぐだったので、私は歩くのがまだ覚束なく、本人の代わりに、買物ついでに、

相方と娘が行ってくれた。そのとき「蜂の子のつくだ煮あります」という大きな紙が、店のガラスに貼ってあるのを見つけたのだそうだ。

相方は蜂の子が私の大好物であることを知っているから、店に入りかけたが、

「歳を考えないでスピード出して捕まって、罰金払って家計に大損害かけた人に、買うことないよ。

甘い顔見せたら駄目だよ」と次女から言われて、その日は買えなかったとも相方から聞いていた。

店に入ると、菜の花、アカシア、レンゲ、みかん、クローバー、ソバ、トチ、オレンジ、ユーカリなどのレッテルが付けられた

大口瓶が並んでいる。ハチミツに、こんなに種類があるのかとびっくりした。値段も一瓶600円くらいから5000円くらいまでの幅があってこれまた驚いた。

店先に人は誰もいなく、奥に声を掛けると、中年の女性が出てきた。

「蜂の子のつくだ煮、どんなんか見せてください」と言うと店の端にあるガラスの冷凍ケースから、小さなガラス瓶を出してきた。

蜂の子はきれいな飴色に仕上がっていて、見ただけで、質が良くうまそうだと思ったので「それ貰います」と言った。

「えっ、試食しないでいいんですか」と言うので、「自分は信州に縁がある者なので、見たら分かりますから」と言うと、

女性の顔が急にほころんでニコッと笑い、「ああ、そうなんですか、実はこれ店におくとき、神戸で買うてくれはる人おるやろかて、

チョット心配やったんです」と言った。「それで売れてるんですか?」と聞くと、「お客さんみたいな年配の男の人が、時々入ってきて買うてくれはる。

そして少数やけど何回も買いにきてくれはる」と言う。

「作ってもろてるとこ、“イカノゴのクギ煮”とおんなじ作り方でやってもろてるんです。

仕上げにハチミツ使こてもらうとこだけは違うンやけど。もうちょっと、カズ売れたら値段も安うできるンやけど、

なんせ手間かかってるよって、すみませんネエ」と心底恐縮しながら言った。確かに50gで850円は高くて、

主婦の感覚では買えず、酒飲みがツマミ感覚で買っていくしか、まだ売れないだろうと思った。

それに元々神戸には、蜂の子を食べる人そのものが、殆どいない筈だしとも思った。

瓶を包んでもらうのを待つ間、店に何枚も掲示されている蜂蜜取りの写真を見るともなく見ていたら、

「父がもともと養蜂業者で、六甲山にミツバチ置いてやってたこともあるんです。95歳で今も、まだ元気ですワ。

連合いの一族も阿蘇の山麓で昔から今もずっと養蜂やってます。」と言う。今年の夏、岡山の三上君からテレビの宣伝で

有名になった通販のYD養蜂場が、中国から安い原料を輸入して、それを加工して大儲けしている。

250億の売り上げで50億の純益を出しているが、製品出荷量と本来の養蜂場の蜂蜜生産量が、どうみても見合っていないと聞いていた。

蜂蜜の品質も、素人にはわからないから、なんだか選ぶのは大変だなあと思っていたが、こうして聞くと、こういう家族経営でやっているところなら安心だろうと思えた。

帰って早速食べたつくだ煮はなんの添加物の味もしない、蜂の子そのものの旨味が出ていた。

まさか蜂の子を「イカナゴのクギ煮」の作り方でつくだ煮にしているとは、それがこんなにおいしいとは思わなかった。

信州と神戸のフュージョンの傑作だなと勝手に思いながら、冷蔵庫から少しづつ出して、酒のツマミに一人で楽しんでいる。

我が家の彼女達は「カタチを見たらとても食べられない」のだそうだ。
 
(*) 岡山県の奥津温泉近くの一般道路で、7月に33キロオーバーでネズミ捕りにやられた。昭和39年5月に免許を取ってから、

県外を走るときは、地元ナンバーの車の後を走ったり、危ないと思う場所は必ず減速したりして、

これまで41年間、近畿各地や四国、中国、信州・北海道を走ったが、一回も捕まったことはなかった。

自分は大丈夫と過信するようになったのか、そうは思いたくないが歳相応に、注意力が落ちてきたのか、

   今回は、見晴らしの良い田んぼのど真ん中に、一箇所、大きな自動販売機ステーションがあり、

その建屋の陰に彼らは巧妙に隠れていて、気づいた時は遅かった。警官から「神戸から、はるばるようきんさったのう。

お蔭でノルマがはかどるが」と言う感じで、丁重かつ慇懃無礼に扱ってもらった。

    いまさら、おえんが。

罰金6万円・免停一ヵ月。免停該当期間が退院後すぐの日程になったので、どうせ暫らく運転出来ないし、

講習に行っても、まだ1日通して座ることも出来ないから、そのまま免停を受けて免許書を預けていたのだった。

     阿智胡地亭便り#70 2004年10月19日記  当時友人知人にメールで送っていたシリーズから

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01月27日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年01月28日 | SNS・既存メディアからの引用記事

 

 

 

 

 

 

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東日本大震災が起こった年の [ 2011年12月27日(火)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] から

2024年01月28日 | 東日本大震災ブログ
2011年12月27日(火)
 
20111223 食品の放射能 新基準値の問題点は
 
20111223 食品の放射能 新基準値の問題点は 投稿者 PMG5 モーニングバードより。
 
昨日=22日、厚生労働省は食品に含まれる放射性物質について、これまでの暫定規制値にかわる新基準値を発表した。今までよりも厳しい基準であるにもかかわらず、とまどいや不安の声が高まっている。解説コメンテーターの日本大学の野口邦和講師は、これは安全基準ではなく我慢基準だと言う。この新基準についての問題点としては、開始が遅く、ばらつきがある。(米、牛肉、大豆は来年の10月~再来年の1月から) また生産者の立場を考えているのか等。
 
2011年12月27日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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政府の「事故調査・検証委員会」中間報告書で東電のミス連鎖指摘
 
福島第1原発:東電ミス連鎖で深刻化 事故調中間報告書
毎日新聞 2011年12月27日 1時47分

福島第1原発事故を調べてきた政府の「事故調査・検証委員会」の中間報告書を野田佳彦首相(右)に手渡す畑村洋太郎委員長=首相官邸で2011年12月26日午後6時5分、小出洋平撮影 

 東京電力福島第1原発事故の原因などを調べてきた政府の「事故調査・検証委員会」(委員長・畑村洋太郎東京大名誉教授)は26日、中間報告書をまとめた。炉心溶融を防ぐための冷却装置への東電の対応に問題があったと認定し、「極めて遺憾」と指摘。政府の対策本部が機能不全に陥っていたことにも言及した。深刻な被害にいたった背景として、自然災害と原発事故の複合災害という視点がなく、政府や東電の備えの欠如があったと分析した。

 報告書は一連の事故で、(1)東電の対応(2)政府の対応(3)市民の被ばく防止(4)過酷事故(シビアアクシデント)対策--の4点で問題があったとしている。
 
東電の対応では、1号機の冷却装置「非常用復水器」(IC)の稼働状況で誤解があった上、3号機の冷却装置「高圧注水系」(HPCI)の操作で不手際があったと分析している。具体的には、ICは津波到達後に機能を失ったが、現場ではICの役割を十分把握していなかった上に、吉田昌郎所長(当時)や本店は稼働していると誤解。誤解に気づく機会は何度もあったが見逃された。

 HPCIの操作では、運転員が吉田所長らの判断を仰がず、別の注水操作をしようとして稼働を停止した。その後、バッテリーがなくHPCIの再起動はできなかった。

 検証委は1、3号機で「より早い段階で現状を認識し、別の方法で注水に着手していれば炉心損傷の進行を緩和し、放射性物質の放出量は減った可能性がある」と分析。ただし、最善の対応が実施できても1、3号機の水素爆発が防げたかは判断が難しいと評価した。

 政府対策本部の問題では、原子力災害対策特別措置法に基づき、首相官邸の地下に官邸対策室が設置されたが、携帯電話が通じない上に菅直人首相(当時)らは官邸5階にいて、情報共有ができず円滑に対応できなかった点を挙げた。経済産業省原子力安全・保安院は、東電のテレビ会議システムの活用に気づかない上、職員を東電に派遣しないなど情報収集に消極的な姿勢を問題視している。

 このほか、放射性物質の拡散を分析し、被ばく防止に役立てる政府の「緊急時迅速放射能影響予測システム」(SPEEDI)に言及。地震に伴うシステム損傷で本来の機能が発揮できなかったほか、暫定分析の公表も遅れたために、被災者の避難に混乱を招いたとしている。

 シビアアクシデント対策では、巨大津波の来襲を予想できたにもかかわらず実施していなかったことから、東電など電力事業者による自主的な運用には限界があるとした。

 一方、地震による重要機器の損傷は確認できないが、現場の調査が実施できていないとして最終判断は先送りした。

 検証委は6月から調査を開始。原因解明に主眼を置き、責任は追及しない方針を打ち出し、今月半ばまでに関係者456人から延べ約900時間聴取した。時間的な制約で閣僚の聴取は終わっておらず菅前首相ら官邸中枢の具体的な関与などは来年夏の最終報告書に盛り込む。

 中間報告書は本編507ページと資料編212ページで構成。検証委のウェブ(http://icanps.go.jp/)で公表し、来年1月末まで意見を募集する。【奥山智己、岡田英】

 ◇IC(非常用復水器)とHPCI(高圧注水系)
 ICは古いタイプの原子炉に特有の緊急時用冷却装置で、福島第1原発では1号機にしかない。交流電源が失われた時に、炉内の核燃料を冷却するために使用する。HPCIは、非常時に原子炉内に注水するために備えられた緊急炉心冷却装置(ECCS)の一つで、原子炉内の水位が異常に下がった場合に働く。停電時でもバッテリーで使用できるのが利点。

国の情報提供 適切と言えずと指摘
12月26日 23時4分 NHKニュース

 東京電力福島第一原子力発電所の事故について、政府の事故調査・検証委員会が26日に公表した中間報告では、事故直後の国の情報提供について記者会見の発表を控えたり、説明をあいまいにしたりする傾向が見られ、適切だったとは言えないと指摘しています。

中間報告によりますと、原発事故が発生した翌日の3月12日、国の原子力安全・保安院では、中村幸一郎審議官が当時の寺坂信昭院長と相談のうえ、午後2時ごろの記者会見で、1号機の原子炉の燃料について「炉心溶融の可能性がある。炉心溶融がほぼ進んでいるのではないだろうか」と説明しました。ところが、総理大臣官邸が保安院の炉心についての発表に懸念したり、発表前に情報提供を求める声があったりするという情報を寺坂院長が受けた結果、保安院の記者会見は、それまで1、2時間おきに定期的に行っていましたが、その後、開く間隔が広がったと指摘しています。

 また原子力安全・保安院のその後の記者会見では、中村審議官から交代した2人の幹部職員が、1号機について「炉心の状態は正確に確認できていない」「溶融までいっているのかよく分からない」などと「炉心溶融」という表現を使わずに説明するようになったとしています。結果的に1号機の炉心については、5月に東京電力が燃料の溶融を示す内容を公表しています。

 さらに同じ3月12日、東京電力の福島事務所が報道機関からの依頼を受けて1号機の原子炉建屋の水素爆発後の写真を公表したところ、東京電力の当時の清水正孝社長が総理大臣官邸から事前に連絡がなかったとして注意を受け、その後、東京電力は記者発表や公表する資料について総理大臣官邸の了解を得るようになったということです。

  こうした対応について中間報告では、事故直後の国の情報提供は記者会見の発表を控えたり、説明をあいまいにしたりする傾向がみられ、適切だったとは言えないと指摘しています。
 
2011年12月27日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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新潟県、福井県知事の原発再運転への見解
 
原発の安全 新たな対策示せるか
12月27日 7時51分 NHKニュース

東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、各地で停止している原発の運転再開を巡っては、地元自治体から事故の検証結果を反映した安全確認などを求める意見が相次いでいて、国は地元の不安解消につながる新たな対策を具体的に示せるかどうかが問われています。
 
福島第一原発の事故の影響で国内の原発は90%近くが停止したままですが、いずれも運転再開の見通しは立っていません。こうしたなか、新潟県の泉田知事は「原発の事故の検証なしに運転を再開することはありえない」と述べて、県内の柏崎刈羽原発の再開にあたっては、検証結果を反映した安全確認が必要だという考えを示しています。

また、国内最多の原発を抱える福井県の西川知事も、運転再開の条件として、国が福島第一原発の事故の知見を反映した暫定的な安全基準を提示しないかぎり、再開を認めない考えを繰り返し示しています。これに対し、国の原子力安全・保安院や原子力安全委員会では、原発の施設のどこに弱点があったのかや、原発を設計する際にどの程度の規模の津波を想定するべきなのかなど、事故を受けた規制の在り方の見直しを進めています。

国は、今後、こうした作業の中で事故調査・検証委員会が中間報告で指摘した提言を盛り込むことで、原発の地元の不安解消につながる、新たな安全基準などの対策を具体的に示せるかどうかが問われています。
 
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「NTVの原発事故特集番組」

「20111223 日本がもっとも危なかった87時間」 日テレ系「1000年後に残したい報道映像2011」 2011年3月14日 NNNのカメラだけが人類史に残る 事故発生の瞬間を捉えていた! この事態を首相官邸は どのように認知したのか? 緊迫の危機対応その全容とは・・・!? 3月14日、福島第一原発の事故対応にあたっていた内閣総理大臣補佐官・細野豪志(当時)が、 傍らにいる男に報告する。「総理……もうダメかもしれません」…… 菅直人首相(当時)は天を仰いだ。日本は終わってしまうのか…!? 報道局原発班と政治部が入手した スクープ証言から『日本の一番長い日』を 完全再現 ドキュメンタリードラマ
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防災基本計画に津波対策編が新設される
12月27日 10時29分 NHKニュース

政府の中央防災会議が、27日開かれ、東日本大震災を受けて国の防災基本計画の中に、新たに「津波災害対策編」という独立した項目を設けて、津波からの避難対策や広域での救助や救援の態勢作りなどを進めていくことになりました。

27日朝、総理大臣官邸で開かれた中央防災会議の会合には、関係閣僚や防災機関の代表などの委員が出席し、国の防災の指針を定める防災基本計画の中に「津波災害対策編」を新たに設ける修正を決定しました。これまで、津波対策は、防災基本計画の「震災対策編」の一部として記述されていましたが、東日本大震災を受けて独立した項目として拡充することになりました。
 
27日朝、総理大臣官邸で開かれた中央防災会議の会合には、関係閣僚や防災機関の代表などの委員が出席し、国の防災の指針を定める防災基本計画の中に「津波災害対策編」を新たに設ける修正を決定しました。これまで、津波対策は、防災基本計画の「震災対策編」の一部として記述されていましたが、東日本大震災を受けて独立した項目として拡充することになりました。

新たな計画では、比較的発生頻度の高い津波と、最大級の津波の2種類を想定し、避難計画や施設の整備、それに土地利用などを総合的に組み合わせて、できるだけ短時間で避難できる対策を進めると定めています。また、震災を教訓に、通信の停電対策など情報伝達の強化や、広域での被害に対応した救助や救援の態勢作りも盛り込まれました。防災基本計画に新たな項目が加わったのは、航空や鉄道などの事故対策編が設けられた平成9年以来14年ぶりで、今回の修正によって、今後、自治体の地域防災計画なども見直されていくことになります。中央防災会議は、さらに、来年3月ごろに、防災基本計画の「原子力災害対策編」を修正するほか、その後も、災害や事故が複合的に起きた場合の対応などを段階的に盛り込んでいくことにしています。
 
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「賀茂泉」の奈良漬    茶話 15    

2024年01月27日 | エッセイ

広島の西条の酒 “賀茂泉”。「賀茂鶴」の方が名前が売れていて生産量は多いですが、広島には“賀茂泉”の熱いファンも沢山います。

広島に勤務しだした'97以来私も大好きになり、広島に来られる知人友人に勧めてきました。今も飲みに行った店の酒のリストに“賀茂泉”があれば、必ず頼みます。

娘たちが広島に遊びに来た時は、東広島市西条の本店の前で写真を撮ったりもしました。

 垂水の勝見さんから紹介された垂水・霞ヶ丘の寿司屋「伝八」にも酒のリストのトップに書いてあって毎回オーダーしました。

ご主人が亡くなり「伝八」が廃業したのは惜しいことでした。


  昨日、醸造元にご縁の方の来宅があり、賀茂泉ブランドの奈良漬を頂きました。最近、奈良漬を食べていないので楽しみです。(2009年9月記)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ある日の夕飯に日本酒の一合瓶が一本出てきた。ラベルを見ると「賀茂泉」とある。知らない銘柄だ。次女が大学に行きはじめて半年ほどたった頃だった。

このお酒はどうしたの?と聞くと「ビジュアルデザイン学科の同じクラスの子から貰った」と言う。

そう言えば、その女友達はマンションに下宿をしていて、次女はそこに仲間と時々遊びに行くようになったと聞いていた。

そんなある日、母が持ってきたからと言って彼女が一本ずつ一合瓶を渡してくれたのだそうだ。

女の子のお母さんが娘の下宿に日本酒を持ってくるって面白いねと言うと、その子は広島の西条って言う所から来ていて、

実家がそのお酒を造っているって云ってたと言う。それはいい友達ができたね、これからもどんどん貰って来てよと軽口を叩きながら飲んだら、辛口でおいしかった。

  それから半年した頃、転勤辞令が出てボクは広島の中国支社勤務になった。

そして2ヶ月ほどたった頃大阪支社のある営業部から連絡があり、排水装置だったかのPRに、西条の賀茂泉酒造に行くので同行して欲しいと言ってきた。

「西条の賀茂泉」?なんか聞いたことがあるなと思った。夜、家に電話して確認したら「そう、お父さんが飲んだのは賀茂泉だよ」と次女が言った。

翌日、広島の夜の繁華街である「流川」の酒屋で聞くと、良く知られて有名なのは賀茂鶴ですが、知る人ぞ知るで、結構酒飲みや酒好きにフアンが多い広島の地酒ブランドですと言うことだった。

JRの西条駅で降りて10分も歩くと「賀茂泉」の工場につく。西条は灘、伏見と並ぶ日本三大銘醸地と言われているのははじめて知った。杜氏の増田さんと面談した。

肩書きは常務取締役だった。仕事の話が済んで雑談になったとき、信州上諏訪に宮坂醸造という会社があって「真澄」という酒を出しています。ご存知でしょうか?と聞いてみた。

「協会7号酵母」の蔵元でしょう、杜氏なら誰でも知っていますよと言われた。

この7号酵母は戦後まもなく宮坂醸造の酒蔵から発見され、非常に質がいいのでかなりの全国の造り酒屋に移植されているという話を教えてもらった。

その後、あつかましい話ではあったが思い切って、かくかくしかじかでこちらの経営者のお嬢さんと思われる方から頂いたお酒を、半年ほど前に家で飲ませてもらいました、

お礼を申し上げたいのでご紹介いただけませんかとお願いしてみた。増田常務はきさくに専務を呼んできてくれた。

専務に挨拶をしたが、突然わが子のことを持ち出されたゆえか、さすがにちょっと戸惑われていた。それでも帰り際に流川の夜のマップを持ってきて、

この印をつけた店ならいつでも「賀茂泉」を飲んでもらえますと教えてくれた。

  あまり関西ではみかけない「真澄」が、どういうワケか広島ではあちこちの店においてあるし、勿論「賀茂泉」はあるしで、広島で日本酒を飲む場合はこのどちらかを良く飲んだものだ。

また東京や大阪からの出張者に広島の地酒で何がおいしいと聞かれたら、娘さんのご縁もあって、躊躇なく皆さんに「賀茂泉」をすすめた。

もっとも時々、広島へ掃除に来る相方は、ほんの一口か二口しか飲めないのに、マンションの近くの酒屋で試飲した同じ西条の「白牡丹」がお気に入りで、

彼女が神戸に帰ったあとの冷蔵庫の甘い一合壜を片付けるのはボクの役目だった。       阿智胡地亭便り#36  2003.9.23記      当時友人知人にメールで送っていたシリーズから

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01月26日に目に留まったSNS・メディアの記事

2024年01月27日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文全文に飛びます。

 

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東日本大震災が起こった年の [ 2011年12月26日(月)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] から

2024年01月27日 | 東日本大震災ブログ
2011年12月26日(月)
 
とりあえず一番でかい声を出している人間の言葉に従う
 
一部引用・・

思考停止している人間の特徴はすぐに「待ったなし」と言うのでわかる。
「待ったなし」というのは「選択肢の適否について思考する時間がない(だから、とりあえず一番でかい声を出している人間の言葉に従う)」ということしか意味していない。

だから、「待ったなし」で選択された政策はそれがどれほどの災厄を事後的に引き起こした場合でも、その政策を選択した人間は責任をあらかじめ解除されている(「待ったなし」だったんだから、最適解を引き当てられるはずがないという言い訳が用意されているのである)
ひどい話だ。

全文はこちら
 
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12年度予算案決定したが「原発予算」ほぼ温存
 
12年度予算案決定 「原発」大なた振るえず
2011年12月25日 東京新聞朝刊

 二〇一二年度予算案が二十四日決定したことを受け、政府は予算案を年明け召集の通常国会に提出し、年度内の成立を目指す。今後の焦点は消費増税を中心とする社会保障と税の一体改革に移る。政府・与党は早ければ一三年十月から段階的に消費税率を引き上げる方向を模索しており、社会保障費を中心に一三年度予算から税収の仕組みが大きく変わる可能性がある。

 一二年度予算案では、借金に当たる新規国債の発行額が税収を上回る異常事態が三年連続となり、不足する歳入の構造改革は喫緊の課題となっている。一方、歳出では少子高齢化の影響で社会保障費は毎年一兆円超の自然増が続く見込みだ。

 こうした厳しい財政事情を受け、政府・与党は一〇年代半ばまでに段階的に10%まで税率を引き上げるとしている消費増税を中心に、年内に一体改革の素案をまとめたい考え。年明け以降に与野党で協議した後、来年三月までに関連法案を国会に提出することを目指している。

 だが、一二年度予算案には与野党から反対が出ている将来の消費税増税分が「年金交付国債」として組み込まれており、自民、公明両党が民主党との対決姿勢をさらに強めるのは必至。予算執行に欠かせない関連法案も成立の見通しが立っていない。

    ◇

 「脱原発」への一歩を踏み出すかどうかが問われた原子力関係予算。前年度比1・1%減の四千百八十八億円と額面は現状維持だった。福島第一原発事故を受けて安全対策の予算を前年度の二・六倍となる七百八十三億円に増やしたが、これまでの推進路線の流れをくむ研究開発費も大半が温存された。

 安全・事故対策の研究開発費は、前年度は関連予算全体の7%だったのを18%まで比重を高めた。ただ文部科学省が所管する従来型の研究開発費は二千九十五億円が計上され、一割余りの削減にとどまった。大なたを振るえなかった最大の理由は政府のエネルギー政策が定まっていないため。菅直人前首相が設置したエネルギー・環境会議や、経済産業省の総合資源エネルギー調査会基本問題委員会では原発の是非をめぐる議論が続いており、まとまるのは来夏。

 これらの会議は原子力政策の今後を政治主導で決めるために設けられた側面が強い。提言を得ていない現状で、官僚主導による玉虫色の予算となった。 (宮本隆彦)

☆原子力ムラが大手メディアと組んで総力戦で菅を退陣させた成果が
ここに出ている。しかしまだ諦めるのは早い。長く地道な粘りでいくしかない。
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「計画停電」とは何だったのか?
2011年12月25日 09:00

BLOGOS編集部

BLOGOSで振り返る2011年:6月

3月11日に発生した東日本大震災とそれによる発電所被害の影響で、東日本で電力が不足する事態となった。東京電力はこれに対し、3月14日から輪番停電(計画停電)を実施した。停電は一定地域ごとに行われた。そのため住民は東京電力が発表する停電スケジュールにあわせた生活を送る必要があり、しばらくの間、不便な日々を過ごすこととなった。なお、都心部は中央官庁や中枢機関の事業所があることから、停電は見送られた。

東日本大震災の後、計画停電が最後に実施されたのは3月27日。5月13日には東京電力が「追加供給力の確保の見通しが立った」とのプレスリリースを出し、今夏の供給力を上方修正。国民の節電意識の向上もあり、計画停電は結果的に一時的な施策として役割を終えた。

政治家の河野太郎氏は3月26日のエントリー「計画停電でいいのか」の中で、東京電力が大口の需要家を相手に結んでいる「需給調整契約」について言及した。この契約は「電力需要が逼迫した時に、電力利用を削減する義務を負う代わりに、割引料金が適用される」というもの。つまり、大手企業や官公庁は普段から割引料金が適用されているのだから、震災後の電力不足時には進んで消費電力を削減すべきなのだ。

だが河野氏によれば、こうした供給抑制がどの程度行われているのかは外部から確認できないという。経済産業省は東京電力と契約者の民間契約については公表できないと主張しているそうだ。不透明な「無計画停電」はなるべく早くやめるべきだと河野氏は訴えた。

■BLOGOSで振り返る“3月に実施された計画停電”
・計画停電でいいのか - 2011年3月26日
・必要がなかった「計画停電」〜消費者心理を萎縮させた人災 - 2011年4月28日
・緊迫する電力不足〜政府主導で計画停電もブラックアウトも回避せよ - 2011年7月1日
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東京電力の世間への対応の今

東京電力が酷い事になっている

具体的にどうなったか、マスコミ情報をベースに纏めてみる。

先ず、公的資金(国民の血税)を1兆円投入。次いで、金融機関に1兆円の追加融資要請(要請とは言いながら、金融庁に頭上がらない金融機関に従う以外のオプションはない)、そして今回記事にある対ユーザー、値上げを要求である。

値上げ申請を行うのは国有企業であり、審査するのは政府であるから100%認可される。正に猿芝居、チェック機能不在である。

それでは、一体何が問題であるというのであろうか?

先ず、第一に考えなくてはならないのは、東京電力に限らず電力事業は地域独占であり、国際的に割高な電力料金が認可されれば、事業者が利益を得る事は当たり前の話で、従来官僚は許認可権を盾に各種利権をむさぼり尽くして来た。

従って、今回の東京電力の実質破綻を契機として、この腐臭漂う利権構造にメスを入れるべきなのである。しかしながら、実態は、国有化により、更に腐敗構造を堅固にし、拡大するという真逆の行為に走っている。

誰が被害者なのか?は明らかであろう。

全文はこちら
 
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あまりにも難しい損害賠償書類の記入

「多い、難解」被害者悲鳴 東電の損害賠償請求書
2011年12月26日月曜日 河北新報

自宅で請求書類を記入する今野幸一さん。「説明書は分厚く、字も小さくて読みづらい。根負けして請求を諦める人も多いのではないか」と話す=南相馬市原町区

福島第1原発事故を起こした東京電力に対する損害賠償請求の書式として、東電が作成した「補償金ご請求書類」の評判が悪い。「膨大で分かりにくい」「東電の有利な方向に誘導される」と被害者の間で批判が相次いでいる。どれぐらい大変なのかを確かめるため、被害者の一人で南相馬市原町区の農業今野幸一さん(63)、長男勝幸さん(38)らと共に一家7人の書類を実際に書いてみた。(浦響子)

<状況理解せず>
 まず勝幸さん家族の4人分を記入した。書類は約60ページ。初めは「精神的損害」の項目だ。書類と別にある分厚い156ページの説明書をめくり、七つのパターンから該当項目を探す。勝幸さんの場合、月10万円だった。今回の対象期間の3~8月の6カ月分を書き込んだ。
 一時帰宅のときに掛かる「立ち入り費」は移動機会ごとに記す。自宅には6度帰ったが、記入欄は3回分しかない。東電のコールセンターに電話で尋ねると「コピーして記入してください」と言われた。「避難者の状況を理解していない」と勝幸さんがつぶやく。
 続いて「就労不能損害」。事故前、勝幸さんは飲料工場に勤め、妻(41)は介護士として働いていた。2人の平均月収を計算し、事故後の収入との差額を算出する。細かい作業だ。

<社員が説明を>
 計算中に子どもたちが幼稚園から帰って来た。2人とも遊び盛り。「つまんない」「トランプしようよ」と親の袖を引っ張る。「後でね」と諭すと、むずかりだした。
 記入のテンポは一気に落ちた。子連れ世帯の場合、書き上げるまでにかなりの時間とストレスがかかるだろうと感じた。
 所定の項目以外で請求したい事柄を書く「その他」欄の記入も面倒だ。避難に伴って月1万円高くなった幼稚園代、新たに買った家電と家財の代金、山形に家探しに来たときの交通費など挙げればきりがない。
 説明書に記入例がなく、どう書いていいのか分からない。箇条書きで
必要性や経緯を記した。
 4人分の完成まで15時間かかった。その間、コールセンターに7回電話した。そのたびに避難状況を一から説明するので、1回の問い合わせで15分以上を要する。
 勝幸さんは「説明書では分からない。東電社員は1軒ずつ回って一緒に書いてほしい」と話す。

<自宅は対象外>
 数日後、今度は南相馬市の自宅で、幸一さんと妻(63)、母(84)の書類を作成した。
 自宅住まいの人は精神的損害の対象外だ。幸一さん夫妻は、4月に避難先から自宅に戻った。5月以降は0円とみなされ、賠償を受けられる長男家族と差が生じる。
 自宅で暮らしても被ばくの不安を覚える。作物栽培もできず、息子夫妻や孫らとも離れ離れだ。
 幸一さんの妻が「避難してもしなくても苦しみは同じ。私たちも精神的損害を請求したい」と言い出す。
 「そんなことしても意味がない。家族の避難先と自宅間の移動費を請求した方がいい」と幸一さん。妻は「どんな思いで生活しているのか、東電に知ってほしいから請求したい」と引き下がらない。言い争いになって険悪な雰囲気になる。
 最終的に移動費などの実費を含めた精神的損害として、月10万円ずつを請求することにした。
 幸一さんら3人の書類作成は午前10時に始まり、終わったのは日が暮れた午後6時だった。

<今野さん一家>幸一さんと妻、母のほか、長男勝幸さんと妻、長女(6)、長男(4)。地元の介護施設に入っていた母を除く6人で自宅で暮らしていた。原発事故後、幸一さん夫妻は千葉県などに避難した後、自宅に戻った。母は千葉県の介護施設に移った。勝幸さん家族は山形市に避難した。現地の飲料工場でアルバイト勤務し、妻は休職している。

☆東電の考えの根っ子に、連中は悪智恵を出して誤魔化し記入をするだろうから「意図的に難解にして諦めさせよう」というのがあるのだろう。そして賠償してもらうだけでもありがたいと思うようにというお上意識もあるのでは。

東電損害賠償請求書、相次ぐ批判 簡略化、本質変わらず
2011年12月26日月曜日 河北新報

 福島第1原発事故の「補償金ご請求書類」は被害者からの第1次請求の返送率が約3割にとどまり、書きにくさ、使い勝手の悪さを裏付けた。東京電力は批判を受け、第2次請求で書類を簡略化したが、なお問題点を指摘する声は根強い。

 第1次請求は3~8月の損害分が対象。書式は約60ページの記入書類、同意書、請求書など13種類あり、記入の手引きとして156ページの説明書が同封されている。
 請求対象項目は(1)避難生活による精神的損害(2)避難、帰宅費用(3)医療費など生命、身体に関わる損害(4)失業、休業による減収の補償(5)放射性物質検査費―など。それ以外の損害は、領収書を添付して「その他」欄に記入して請求する。
 書類は9月の発送当初から、被害者の間で「記入量が多い」「記載が不親切」と不満が出た。合意書の見本に「合意後は一切の異議・追加の請求を申し立てない」との文言があり、被害者感情を逆なでした。
 全域が賠償対象の福島県の自治体職員は「お年寄りだけで書くのは相当な負担。東電はわざと請求しづらくして、返送しない人を増やすつもりではないか」といぶかる。
 東電広報部によると、第1次請求の返送は11月末時点で約7万件中約2万2400件にすぎない。うち合意に至ったのは、約1560件(計約34億円)で2%程度だ。
 同社は9~11月分の第2次請求の記入書類を60ページから34ページに減らし、合意書の文言も撤回して12月に発送した。「第1次請求分も第2次の請求書類でまとめてできる」と呼び掛けている。
 東日本大震災による原発事故被災者支援弁護団の長谷見峻一弁護士(第2東京弁護士会)は「書類の厚みが変わっただけで本質は同じ」と切り捨てる。「損害額は被害者が一番分かっていることで、加害者の東電が対象項目を判断することがおかしい」と指摘する。
 福島県内には、独自に賠償請求の道を探る自治体も出ている。
 全域が計画的避難区域の飯舘村は第1次請求の受け付けが始まった9月、「賠償額に不満や疑念がある場合、安易に合意しないように」と注意を促す通知を全村民に郵送した。第2次請求の受け付け開始を機に、法律相談会や原子力損害賠償紛争解決センターの案内を記したチラシを全世帯に送ることを決めた。
 村産業振興課は「村民には請求漏れのないよう慎重な対応をお願いしている。東電が認めない項目は、村で取りまとめて請求することも検討する」と説明する。
 全域が警戒区域の双葉町は、独自の賠償請求書を弁護士の助言を受けて作った。避難生活のストレスを具体的項目で記載し、細かく被害を訴えられる形式にした。
 県原子力賠償支援課の金子達也課長は「請求は東電の書類だけでなく、ADR(裁判外紛争解決)や民事訴訟でもできる。東電の基準に満足いかない場合は別の方法を選んで請求してほしい」と話している。
 
2011年12月26日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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チエルノブイリの現実では森や林の除染は困難

放射線不安:林業にも 山の除染困難「商売成り立たぬ」
毎日新聞 2011年12月25日 11時14分

木炭やキノコの原木となる木材を見つめる高橋さん。この一部から放射性セシウムが検出された=宮城県白石市で、曽田拓撮影 

 東京電力福島第1原発事故の影響で、キノコ栽培の原木や木炭を扱う林業従事者の間に検査に対する不満や除染への懸念が広がっている。法的裏付けがある農水産物と異なり、自前で検査した上で東電に損害賠償請求する手続きが必要となるからだ。山間部の除染は平地より困難とされ、先行き不安から転業を考える人も出ている。【曽田拓】

 林野庁は10月、キノコ栽培に使う原木に1キロ当たり150ベクレル、11月には調理用のまきや木炭はそれぞれ同40ベクレル、280ベクレルとする指標(目安)を設定。上回る場合は流通させないよう都道府県に通知した。食品衛生法に基づき自治体が検査する農水産物と異なり、原木や木炭の汚染に関する法律はなく、検査は「あくまで要請」(林野庁)。生産者が自力で行い、賠償請求する。

 「高額な検査機器を準備しても、取引先が減っていては商売が成り立たない」。福島県境にある宮城県白石市で林業を営む高橋富夫さん(58)は、ため息をつく。35年前に県南や福島県の木材を使ってキノコ原木や木炭、まきの製造販売を始め、年商9000万円まで成長したころ、原発事故が起きた。

 福島第1原発からは70キロ離れているが、取引先から「放射能は大丈夫か」と聞かれシイタケの原木を検査機関に送ったところ、1キロ当たり333ベクレルのセシウムを検出。キャンセルが相次ぎ、ある社からは「今後2年は取引できない」と告げられた。

 木炭を作る炭焼き窯の灰からも同約1800ベクレルが検出され、「木を焼いたため窯自体が汚染されてしまったのでは」と不安が募った。6基ある窯を壊すと約3000万円かかる上、解体後の処理も課題だ。

 「周辺の山にいつまで放射能が残るか分からない」と除染への懸念もある。「お客さんが戻ってくる保証もない」と、木炭作りからの撤退も考えている。

 宮城県は、業者に情報提供するため、セシウム濃度が低い山林を探す調査を始めた。
2011年12月26日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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税金200億円が保安院を通じて原子力ムラに流れる仕組みが生きている

原発安全研究“丸投げ” 保安院関連独立法人

2011年12月26日 07時08分 東京新聞

 原発の検査や安全研究を担う独立行政法人「原子力安全基盤機構(JNES)」が、昨年度に国から受け取った安全研究費のうち、人件費を除く費用の85%を原発関連の公益法人やメーカーなどへの外注費に回していたことが分かった。政府内にもこの実態を問題視する声があり、総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会は「利害関係のある原子力事業者などへの外注費支出は国民目線から不透明感が否めない」として見直しを求めた。

 JNESは昨年度、原子力に関する安全研究費として七十七億五千万円を計上。本紙の調べなどによると、人件費九億八千万円を除く六十七億七千万円のうち、五十七億六千万円が外注費だった。

 六分野の十七テーマで安全研究を行ったとされるが、業務費のほぼ全額を外部委託しているケースもあった。効率的な検査の実現などを目指す「非破壊検査技術実証事業」では三億三千五百万円のうち、三億三千二百万円を財団法人「発電設備技術検査協会」に支出。同協会は、事業収入の約半分を原発や火力発電所などの検査料が占め、電力会社と関係が深い。

 使用済み核燃料の再処理施設で老朽化に関するデータを得るための調査事業は、一億三千七百万円のうち、一億三千六百万円を独立行政法人「日本原子力研究開発機構」に支払っていた。同機構は高速増殖原型炉「もんじゅ」を運営する。

 またJNESは発足以来、就任した十一人の理事のうち、十人が官僚OBか現役官僚の出向であることも判明。経済産業省はこのうち九人を占め、天下り先になっていた。

 安全研究の外注について、JNESは「当機構は研究設備を持たないことを原則に発足した。安全研究のためのデータ取得は研究設備のある機関に委託し、(JNESでは)データの解析・分析を行っている」と説明。

 経産省原子力安全・保安院企画調整課は「JNESが自前の設備を持つと維持費がかかり、経費削減の観点から外注する方針になった。安全研究はデータをどう使うかが重要で、外注自体に問題はない」としている。

 これに対し評価委員会は、JNESが安全研究の見直しを行うとともに、委託先ごとに選定理由や委託業務の内容、契約金額など詳細な情報を開示するよう求めている。

<原子力安全基盤機構(JNES)> 1999年のJCO臨界被ばく事故や2002年の東京電力データ改ざん問題を受け、経済産業省原子力安全・保安院を支援する組織として03年に発足。原発の検査や安全研究を担い、「原子力の安全確保に取り組む専門家集団」を自任する。国のエネルギー対策特別会計から支出される年間約200億円が主な財源。
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原爆は無差別殺りく」 米ロックフェラー財団元会長の手紙が発見された

2011年12月25日 02時17分 中日新聞

 広島と長崎に原爆が落とされて間もない1945(昭和20)年8月末、世界で最も影響力のある慈善事業団体とされる米ロックフェラー財団の会長で、国際連盟創設期に事務次長を務めたレイモンド・フォスディックが原爆投下を批判した手紙が見つかった。米国で投下を正当化する論調が圧倒的な中、無差別殺りく兵器の使用を厳しく批判し、苦しい胸の内を吐露している。

 手紙は財団の自然科学部長だったウォーレン・ウィーバー宛て。ウィーバーの文書を調べていた拓殖大の日野川静枝教授が今夏、米ニューヨークの同財団資料館で見つけた。

 フォスディックは、45年8月14日付のウィーバーの手紙に同月29日付で返信。ウィーバーが「2つの爆弾が落とされ戦争に勝ったことで、多数の米国人の命を救い、たぶん日本人の命も救った」と記したことに反論している。

 フォスディックは、ドイツが原爆を開発している情報を受けて米国も原爆を開発した事情を認めた上で、(1)米国が開発に成功した時、ドイツは降伏していた(2)米国は日本が原爆を持っていないと知っていた-と指摘。原爆投下の必要はなく「無差別の殺りくに『認証済み』のシールを貼った」「戦争に勝利するための未来のあらゆる兵器にお墨付きを与えた」と批判した。

 さらに、将来の核戦争を予測。「私たちの手は、きれいではない」「私は良心の呵責(かしゃく)に苦しんでいる」と煩悶(はんもん)していた。

 フォスディックはその後、同年の財団年報で、原爆開発を主導したロバート・オッペンハイマーらに財団が資金援助していたことを明かした。当時は原爆につながると知らなかったと弁明し、「戦時中は科学は破壊的な結末にねじ曲げられる」として、一刻も早く戦争を止めねばならないと訴えた。

 ■油井大三郎・東京女子大教授(アメリカ現代史)の話…私信ではあるが、ロックフェラー財団のトップが原爆投下に批判的な意見を持っていたことは興味深い。投下から時期的にも早く、ソ連が核兵器を開発するかどうか分からない段階で、核戦争の恐れを指摘しているのは慧眼(けいがん)だ。フォスディックは国際連盟の設立期に事務次長だった人物。法律家なので国際法の知識があり、民間人の無差別虐殺が戦時国際法違反と知っていたのだろう。

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