阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

旧中川河畔で川鵜が杭の上で羽を乾かしているのを眺めた。YouTube。  ユリカモメや鴨ものんびりしていた。

2025年04月07日 | 東京あちこち

旧中川河畔 春の水鳥たち  250404

先日 シーズンを少し過ぎたが旧中川の長年の定点観測ポイントに桜を観に行った。その折に見た水鳥の動画です。

 互いに数メートルの位置で水鳥といるといつも同じことを書くが心の中で鳥にいつもつぶやく。

「宇宙に地球が誕生したのが46億年前、その地球上に生命が誕生して38億年、それから途切れることなく お互いのイノチのタネが今まで続いてきたから、

そのおかげでここであんさんらと相まみえているんやね。  何とありがたいこっちゃ。一期一会うれしいてかなんわ」と。

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【円安×インフレで国民は怒っている】日本企業はまず労働者に「分配」しろ|“インフレ課税”はもう始まっている|国民民主党が躍進した理由|手取りを増やすのは「政府」ではなく「企業」だ【河野龍太郎】

2025年04月07日 | SNS・既存メディアからの引用記事

【円安×インフレで国民は怒っている】日本企業はまず労働者に「分配」しろ|“インフレ課税”はもう始まっている|国民民主党が躍進した理由|手取りを増やすのは「政府」ではなく「企業」だ【河野龍太郎】

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4月06日に目に留まったSNS・メディアの記事

2025年04月07日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれもクリックすると本文に飛びます。

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東日本大震災が起こった翌々年の [ 2013年02月15日(金)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] 再掲載

2025年04月07日 | 東日本大震災ブログ

2013年02月15日(金)

 
実名えん罪報道に加担しないための思考訓練 松本サリン・PC遠隔操作事件-宮武嶺
一部引用・・

 ところが、日本のマスメディアはいまだに「犯罪報道は実名が原則」との立場を取り続けています。その理由として、

①個人の特定は犯罪報道の基本要素

②誤報になった場合は、名誉回復の報道をする

③匿名では報道の信用性が損なわれる

④匿名報道になると記者の緊張感が薄れ、取材も甘くなる

⑤匿名報道では警察が逮捕した被疑者の名前を発表しなくなり、権力行使のチェックができなくなる

などということが説明されています。

 しかし、

①公人・私人を区別しない個人の特定重視は、売らんかなという販売優先が実態で、報道被害を軽視したメディアの身勝手といえる

②実名による誤報の被害は取り返しがつかず、名誉回復報道も実際には行われていないのは明らか

③報道の信用性は、情報源の明示、記者の署名で確保すべきで、報道の信用性を持ち出すのは屁理屈

④匿名報道で緊張感が薄れる方が問題で、記者の取材姿勢は社内教育の問題

⑤警察には実名発表をさせ、マスメディアはそれをもとに公人・私人の区別をして実名・匿名報道の区別をすればよい

という反論が可能で、マスメディアの主張には全く理がないのですが、要は記事の迫力がなくなって新聞が売れなくなり、視聴率が上がらなくなるという営利目的が理由で、いまだに実名報道と報道被害が続いているのです

全文はこちら
 
どの新聞も同じ記事には注意を  by naokin_tokyo
一部引用・・

あいかわらずどの新聞社もTPPには賛成のようすで、TPPに参加しなくちゃ真の経済成長はないというふうなことを書く。TPPをまるで農業問題のように書き、「農業関係者という大事な票田を失いたくないからだ」と、反TPP議員を非難する。たしかにそういう議員もいるだろうけど、そんなの本質じゃない。

輸入農産物非関税はTPPのごく一部。それに日本はすでに関税については十分開かれているので、あらためて争点にするほどのことじゃない。それより問題なのは制度改正のほうではないか。

たとえば米国が狙う日本郵便の簡易保険。日本の庶民がコツコツためた100数十兆円もの預金をTPPによって自由化し、国際市場(米資本の金融機関)へ吐き出させたい。米国にとってはリベンジでもある。

この簡易保険の100兆円、実はゴールドマン・サックスに投資されるはずだったのを、中川昭一(元)財務大臣は「これはおかしい、判は押せない」と拒否。直後リーマン・ショックが起こり、郵貯の被害はぎりぎりのところで被害を免れた。農林中金などはすでに投資していたから被害甚大である。郵貯を救った中川氏はその後、不審な死を遂げたのは知ってのとおりだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

メディアが信用されなくなった背景にネットの普及がある。事件ひとつに様々な見方があることを、ぼくたちは手軽に知ることになった。

「どれを信じていいのかわからない」とき、人は途方に暮れるだけじゃない。自分で調べ、自分の頭で考えようとする、とてもいいきっかけにもなるのだ。


どの新聞も賛成していることは信用しないこと。
マスメディアの存在意義は、実はそこにある。

全文はこちら

もんじゅへ規制庁が立入検査-NHK福井放送局
02月15日 09時55分

敦賀市の高速増殖炉もんじゅで、安全上最も重要な55の機器の点検漏れを含む、あわせて9800余りの機器の点検手続きで不備が見つかった問題で、国の原子力規制庁は、14日から立入検査を始めました。

もんじゅでは9800余りの機器で点検手続きの不備が見つかり、日本原子力研究開発機構は、去年12月、原子力規制委員会から、原因究明と再発防止を命じられました。

原子力機構は1月、規制委員会に原因究明と再発防止に向けた報告書を提出しましたが、その中で、点検済みとしていた安全上最も重要な55の機器のうち、非常用ディーゼル発電機など5つで点検漏れがあらたに見つかりました。

立入検査はこうしたことを受けて原子力機構が提出した報告書の内容を現場で確認するために行われるもので、14日、規制庁の検査官あわせて8人が、もんじゅを訪れました。

検査に先立って、原子力規制庁の森下泰安全規制管理官は「原子力機構の報告書は誰が何をしたのかが明確に書かれておらず、不十分な内容だ。今回の立入検査は、法令違反があったという事実に基づき提出された報告書そのものに、間違いがないか確認するもので、重い検査であるということを理解してもらいたい」と述べました。

このあと、検査官らは、点検状況が記録された書類をあらためて確認したり、担当者から、点検不備に至った詳しい経緯などについて聞き取り調査を行ったりして問題がないかどうか確認する予定で、立入検査は15日も行われます。
 
原子力規制委人事 参院も同意-NHK NEWSweb
2月15日 11時2分

15日の参議院本会議で、原子力規制委員会の委員長らの人事の採決が行われ、自民・公明両党や民主党、日本維新の会などの賛成多数で同意されました。

衆議院は14日に同意しており、これで国会の事後承認が得られたことになります。

去年9月に発足した原子力規制委員会の委員長らの人事を巡っては、前の野田政権で任命されたものの、国会での同意手続きが見送られたままになっており、政府は先月、人事を改めて国会に提示し、事後承認を求めました。

これについて、15日の参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党や民主党、日本維新の会などの賛成多数で同意されました。

同意されたのは、原子力規制委員会の委員長が田中俊一氏、委員が大島賢三氏、島崎邦彦氏、中村佳代子氏、更田豊志氏です。

衆議院は14日の本会議でこの人事に同意しており、これで国会の事後承認が得られたことになります。

☆原子力ムラを水面下では代表している委員が、ここまでつけてきた仮面を外すのかかどうかが、これから見えてくる。

規制委員会の下の規制庁には、名雪氏と同じように原発促進のお役所にいた役人が殆どだ。委員会が正式発足したとしても個別事案を運営上で捻じ曲げられる恐れは十分ある。

 大手メディアが記者クラブ制度で縛られ、御用組合新聞化している日本では、行政を監視する関所が殆どない。原子力ムラの動きをそぐのは本当に難しい。


琉球犬と北海道犬はDNAがほぼ同じ
昨日の神戸新聞のわんにゃんコラムの記事です。やっぱりね!


2012年11月1日掲載エントリー
 縄文・弥生混血説を裏付け 日本人の遺伝子解析

 日本列島の先住民である縄文人と、朝鮮半島から渡ってきた弥生人とが混血を繰り返して現在の日本人になったとする「混血説」を裏付ける遺伝子解析の結果を、総合研究大学院大(神奈川県)などのチームがまとめ、日本人類遺伝学会が編集する1日付の国際専門誌電子版に発表した。

 これまでも同様の研究結果はあったが、今回は1人当たり最大約90万カ所のDNA変異を解析し、結果の信頼性は非常に高いとしている。

 チームはこれまで公開されている本土出身者(主に関東居住者)、中国人、欧米人など約460人分のDNAデータに、アイヌ民族と沖縄出身者の計71人分を新たに加えて解析した。その結果、アイヌ民族と遺伝的に最も近いのは沖縄出身者で、次が本土出身者と判明した。本土出身者は韓国人とも近かった。

 この結果は、日本人全般が縄文人の遺伝子を受け継いでいる一方、本土出身者は弥生人との混血の度合いが大きく、混血しながら北海道や沖縄方面に広がっていったと解釈できるという。

 日本人の起源は縄文人がそのまま各地の環境に適応した「変形説」、縄文人を弥生人が追い出して定着した「人種置換説」も知られているが、総研大の斎藤成也さいとう・なるや教授(遺伝学)は「研究結果は混血説のシナリオに一致した」と説明している。

 チームは今後、縄文遺跡で見つかる人骨のDNAを分析するなどし、日本人のルーツの解明を進める。

☆飲めばあんたは縄文系やなあとか弥生系やなあと言ってきたみんなの直感が当たっていたということ。

北海道から沖縄まで旅行し、土地の飲み屋に入れば地方地方の体つき顔つきの違いがあることを実感してきた。

日本人の多様性から来る強靭さは、南方、北方、西方それぞれから何波にもわたってこの列島に渡ってきたボートピープルの先祖のおかげだ。

面白いことに日本にいる犬も、日本人の祖先がいた場所の犬とそれぞれ同じ遺伝子を持つことがわかっている。

犬と人間は太古の昔から一心同体の暮らしをしてきたようだ。

双葉町・井戸川町長 最後の一日-レイバーネット

双葉町・井戸川町長 最後の一日~「家族一緒に暮らせる生活こそが代車」
2013-02-13 12:16:18

埼玉県加須の騎西高校では毎月11日に津波や避難生活の中で亡くなった人のため故郷・双葉町の方角に向かって、黙とうを捧げてきた。2月11日。いつものように双葉町民や支援者が集まる中、井戸川町長(写真中央)が町民に向けて、最後の挨拶をした。震災と原発事故から1年11か月、皆さんにいい報告が出来ませんでしたと切り出した。

「突然辞職しました。まだまだやりたいことがありましたが、それが出来ない環境になってしまいました」

「私は皆さんをこちら(埼玉)に連れてきた。この避難所の生活はきびしい。決して皆さんが望んでいるわけではないことを、政府には声を大にして訴え続けてきました。交通事故でいうなら、事故を起こせば代車を借りることができる。でも、この避難所の生活が代車と言われては困ります。人間的な、家族一緒に暮らせる生活こそが代車です」

「この事故で困るのは、目に見えない放射能です。見えないがゆえに、安全だと錯覚させられてしまう。私はつねづね警告を発してきたし、これからもそうするつもり。ここで皆さんとお別れすることなく、今度は皆さんと同じ立場で一緒に頑張っていきたい」

集まった人たち一人一人と町長は握手を交わし「とにかく健康に注意して」「泣かないで。今までより身近になったんだから」と肩をたたいた。

2011年4月。旧騎西高校(埼玉県加須市)に役場ごと避難した双葉町。当初1400人いた双葉町民も今は百人を切り、他に行く場所のないお年寄りがほとんどだ。プライバシーのない教室や体育館での集団生活は「なぜ県外に逃げた」という批判と闘いながらの避難生活でもあった。

昨年秋の町議会で、双葉町役場を福島県いわき市にうつすことが決まっていたが、井戸川町長は騎西高校を閉鎖することには反対しつづけた。この日も「双葉町の子どもが大人になり、何の障害もなく婚期を迎えるのが一番の願い」「一方的に避難指示をうけて、どこにどのようにと言われることもないまま、手探り状態でこの場所に来た。

無策だった国が、その総括をしないまま『福島に帰れ』というのは乱暴だ」と取材陣に語った。 

2005年に町長に就任してから7年2ヵ月。予算が組めないほどの財政難から町を再建させた矢先に、未曾有の原発事故が起きた。

「海図のない航海」その舵取りに粉骨砕身してきた井戸川克隆町長は、この日を最後にバッジをはずす。町長選は2月28日告示。3月10日に新しい町長が決まる。

報告=堀切さとみ

引用元

パレスチナに4000万ドル資金協力へ-NHK NEWSweb
2月15日 0時16分安倍総理大臣は、日本を訪れているパレスチナ暫定自治政府のファイヤド首相と会談し、パレスチナとイスラエルの和平交渉が早期に再開されることに期待を示すとともに、暫定自治政府の財政支援などのために、およそ4000万ドル(日本円にして37億円余り)の無償資金協力を行う意向を伝えました。

パレスチナのファイヤド首相は、暫定自治政府への経済支援について話し合う国際会議に出席するために日本を訪れているもので、14日夕方、総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談しました。

会談で、安倍総理大臣は「パレスチナとイスラエルの和平交渉の早期再開を期待する。安倍政権は和平交渉に貢献していく考えだ」と述べるとともに、暫定自治政府の財政支援や難民支援などのため、およそ4000万ドル(日本円にして37億円余り)の無償資金協力を行う意向を伝えました。

これに対し、ファイヤド首相は「これまでの日本からの支援や国連での支持に感謝する。イスラエルとは、さまざまな困難があるが、直接交渉を通じて平和的な共存を目指したい」と述べました。

☆パレスチナとイスラエル間のことで、日本がアメリカ政府の意向を無視してやれる訳はないから、最近のオバマ政権のイスラエルに対する態度変更に関係しているのだろう?

 アメリカが直に無償資金協力することは、当面ありえないから肩代わりの役割を日本が担ったのだろう。

理由はどうあれ、日本の対外国関係の保険としては悪くない。
  
兵庫県警 留置場自殺で3幹部処分-神戸新聞
02月14日 18時42分

兵庫県尼崎市の一連の殺人・死体遺棄事件で、角田美代子元被告が警察の留置場で自殺した問題で、兵庫県警察本部は、自殺のおそれがあったのに対策の検討を積極的に行わなかったとして、留置管理課長ら3人を本部長注意などの処分にしました。

兵庫県尼崎市の角田美代子元被告(64)は、去年12月、兵庫県警察本部の留置場で自殺し、警察は、先月(1月)、監視態勢の問題点などの検証結果を公表しました。

その中で、角田元被告は、警察官などに自殺をほのめかす発言を22回繰り返していましたが、このうち留置管理課長など幹部に報告が上がったのは半数の11回にとどまり、「自殺の危険性を現実感を持って感じ取れず、反省すべき点がある」と報告書でまとめています。

警察は、角田元被告に自殺のおそれがあったのに組織として情報の共有が十分に行われず、自殺を防ぐ対策の検討を積極的に行わなかったとして、▼55歳の留置管理課長を本部長注意の処分にしました。
また、留置管理課の▼56歳の次席と、▼49歳の課長補佐を、本部長による厳重口頭注意としました。

兵庫県警察本部の花岡和道警務部長は「重要事件の容疑者が留置場で死亡したことを重く受け止め、適切に対処した。今後は再発防止策を徹底し、信頼回復に努めたい」とコメントしています。

◎本部長注意とは? Wikipediaから引用。

警察官の懲戒処分(けいさつかんのちょうかいしょぶん)とは、職務上の義務違反または怠慢、もしくは公私を問わず全体の奉仕者としてふさわしくない非行のあった警察官に対し、その責任を明らかにし、将来に向かって戒め、または公務員としてふさわしくない者を排除するために行われる行政の処分。

警察官は国家公務員または都道府県の地方公務員であるので、前者への処分は国家公務員法(昭和22年10月21日法律第120号)により、後者へは地方公務員法(昭和25年12月13日法律第261号)により、それぞれなされる。

 警察官の処分 国家公務員法第82条、地方公務員法第29条とも、職員に対する懲戒処分には以下の種類を規定している。

免職
停職
減給
戒告

また、両公務員法によらず、内規によりなされる処分があり、それらを例示すると下記のようなものがある。

訓告
本部長注意
厳重注意
所属長注意

前者は今後の異動と昇任に影響を及ぼすが、後者では、昇任に若干影響が ある程度である。

☆本人を戒告以上の処分にするとその上司も、処分の対象になる。
従って自分たちに累が及ばない所で処分を止めるのが役所のなあなあ
な伝統だ。

 この慣例のおかげで、民間企業なら懲戒免職になり、退職金が出ないのが普通のケースでも、警察官は殆どが「依願退職」が認められ、退職金を支払われる。

こんごも警察官の不祥事の記事を見ても、「本人は即日依願退職した」という記事を見ることになるだろう。

それは上のような上司に影響が出ないようにという内部事情が理由だ。

このことは大手新聞は見て見ぬふりをしてきたし、議会でも問題にした議員はいない。従いこの温情ある?いや、上が助かるおかげで、不祥事を起こした警察官にも退職金が出る仕組みはこれからも続いていく。  あぁ裏山鹿!


漂う核のゴミ 警鐘を鳴らす- 倉本聰
2013年2月14日  東京新聞朝刊 

 雪がしんしんと降る北海道富良野市の郊外。トドマツの原生林に囲まれた脚本家・倉本聰のアトリエは、昼間でも静寂が支配する。夕張、芦別、上砂川…、周りの炭鉱町をモチーフに作・演出した舞台「明日、悲別(かなしべつ)で」が全国各地で巡演されている。そこに込めたのは「世の中を少しでも変えたい」という思い。厳冬の森にあって倉本は熱い思いをほとばしらせた。 (浅野宮宏)

 エネルギー政策の転換という国策で衰退した架空の炭鉱町「悲別」を舞台にしたシリーズ最新作。原発問題を織り込んだ。きっかけは東日本大震災による福島第一原発事故。「『悲別』って石炭で食っていた地方の町が崩壊し、町全体が捨てられ、古里を失う棄民の物語。でも福島は違う。町があるのに帰れない」

 調べて知る。炭鉱閉鎖と原発が始まる時期が符合し、炭鉱労働者が原発労働者になっていた。しかも東京のために送電されていた福島原発。浮かび上がったのは、地方を踏み台に中央が豊かさを保つ図式。「原発で下請けに採用され、一番危険な所に放り込まれ、日本の高度成長を支えた人間が捨てられる怒り」が創作の源になった。

 経済至上主義の呪縛からか原発と決別しない国や財界、電力による豊かな生活に飼いならされた日本人。一方で、復興が進まない被災地、相変わらず増え続ける使用済み核燃料という核のごみ。「このままじゃ、ごみ屋敷。あまりに無責任すぎる」と憂える。

 「~悲別で」では旧坑道に埋められたタイムカプセルに入った希望を目指す前作の筋立てはそのままに、核のごみを炭鉱跡に埋める話を盛った。「三百メートルの地下に希望が埋まってて、千メートルに今度は絶望を埋めようっていうのか」のせりふで、今日の課題を未来に丸投げしてしまっている同時代人に警鐘を鳴らす。

 「実は、『北の国から』も同じテーマなんですよ。正直に言うと。エネルギーを自分でつくる話でしょ。その問題を露骨に出していたら絶対つぶされるんです。糖衣錠のように、核の部分を隠して、うんと甘みをつけ、テレビ局もだまさないといけない。それがテレビドラマの手法」。老成してなお気鋭。脚本家の真の顔が眼前にあった。

       ×

 富良野GROUP「明日、悲別で」の東京公演は十九~二十一日、東京・初台の新国立劇場中劇場で。六千三百円ほか。トゥモローハウス=(電)03・5456・9155。

 くらもと・そう 1935年、東京都生まれ。脚本に「前略おふくろ様」(75~77年)、「北の国から」(81~2002年)など。1977年、北海道富良野市に移住。84年、富良野塾をつくり役者、脚本家を育てる(2010年閉塾)。06年、富良野自然塾を開き、被災者支援にも取り組む。
 
東電第一原発医務班にいた染森信也さんの話

福島第一原発医療班の元看護師、染森信也氏へのインタビュー

染森信也氏は、2012年1月から12月まで、東京電力の社員として、福島第一原発の医療班で看護師業務についていた。

筆者は、2012年から染森氏と連絡を取っていたが、染森氏ご自身が、福島第一原発で働いて、感じたこと、考えたことを述べたい、とのことからここに記す。

********

「原発事故が起こって、全ての日本国民が等しく背負わなければいけない罪をかぶっているのは、原発事故後に福島第一原発で働いている作業員なんです。」

こんな言葉からインタビューは始まった。
「被ばくのことばかり取り上げられるが、原発事故後の福島第一原発は被ばく労働という環境だけではない。

本当に過酷な環境になっています。被ばく防護のために、過酷にならざるを得ない面もありますが。何重も防護服を着、全面マスクをつけ、手袋、靴カバー、そのうえでの過酷な肉体労働。

それでも、原発作業員は自分から志願したのだから、と言う方もいますね。それは通常の原発作業ならそうかもしれない。
でも、原発事故後は違うんです。福島第一原発で働く人は、みな、ボランティア、献身なんです。危険手当を貰っているというけれど、そうじゃない、お金ではなくて、覚悟や気持ちや責任感や、それがあるから働いているんです。

みんな、自分が被ばくすることは知っています。
そんなもの、お金で解決することではない。

作業員は被ばくに対して大きく分けて3通りのタイプの考えになりますね。

①一般的に言って、この程度の被ばくは大丈夫だと自分で思い込む。
②一般的に言って、この程度の被ばくは大丈夫ではないけど、自分だけは大丈夫だと思い込む。
③被ばくの影響について、何かあったとしてもしょうがないので、考えないことにする。

何らかの形で、大丈夫だと自分に言い聞かせて働いているんです。
100%どういう状況かわかって働いている作業員などいないでしょう。

毎日3000人がサイトに入っているけれど、どういう状況か本当にわかったら1割も残らない。
生きた人間が原発事故後のサイトに入るとはそういうことなんです。」

全文はこちら
 
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立川市の「国営昭和記念公園」の想像を超える広大さと物凄い数の入園者に驚きつつ 桜を楽しんだ  

2025年04月06日 | 東京あちこち

立川市の「国営昭和記念公園」の桜  250404

昭和記念公園について – 国営昭和記念公園公式ホームページ

公園のあらまし・良好な立地条件・経緯

高校時代の友人のWさんからの誘いで 立川市にある「国営昭和記念公園」に行ってきた。驚きが沢山あった。

自分が住んでいる東京都の最東部のはしっこから立川までは中央総武線で乗り換えなしの一本でいけるが、

自分の時空感覚では神戸の六甲道から京都の四条河原町へいくのと同じ時間と距離だった。ほんに東京と言う名の首都圏エリアは広い!!

 Wさんとは兵庫県の阪神間にある芦屋高校の三年生の時に同じクラスで、高校卒業以来ずっと毎年年賀状を交わしてきた。

彼はもう何十年も青梅線沿線の市に暮らしている。

入園ゲートには列が出来ていた。平日にもかかわらず続々と老若男女・善男善女?問わず入園してくる。

どこからこんなに人が湧いてくるのだろうかと思うほどだった。

 しかも多くの人が犬種がはっきりした沢山の種類の西洋犬を連れている。バギーに載せられた小型犬も沢山いた。

このあたりでもうすでに ふだん自分が暮らしている東京の在からどこか欧州の国に紛れ込んだみたいな気分になってきた。

 日常的に身近に見慣れている風体の人たちは 見回してもどこにもいない。

当然ながら在住外国人が街中で普通に交わしている中国語も韓国語もヒンデイー語も英語もこの賑やかな公園では聞こえない。

(東京東部低地帯に位置する江東5区(墨⽥区・江東区・⾜⽴区・葛飾区・江⼾川区)は、隅 ⽥川、荒川、江⼾川などの⼤河川やその⽀川が多く流下する地域であり、

さらにその⼤部分 が満潮位以下のゼロメートル地帯であるため、⽔害に対して⾮常に脆弱な地勢にある)

  公園の広大さ 引きも切らない来園者の多さ 手入れの良さ などなど 日本にこんな公園があるのかと感銘を受けた。

やはりこたつ記事をネットで読むのではなく その場に足を運ぶ「三現主義ー現場・現物・現実」だと改めて思った。

新緑の公園も四季折々の公園も見ごたえがありそうだ。

持ち帰った公園マップによると、結構歩いたつもりだったが今回は公園の四分の一を歩いていたことになる。

 戻った立川駅ビルにある伊勢丹百貨店の八階でやった花より団子の生マッコリと海鮮チジミとキムチ盛り合わせも旨かった!!

 立川市がかの地域の一大センターであることを知ましたが、それにしても立川駅の賑わいと往来する人の多さには

全くもって驚くしかありませんでした。 ほんに東京は広い!!

  Wさん 声をかけて頂きまことにありがとうございました。

64年前に阪神間の高校の校舎で高校時代を共に過ごした二人が いま共に孫にじいじと言われる歳になって 

東京都下の立川市で昼酒を飲みお喋りを楽しむとは何とも不思議でもあり ありがたいことでもあります。

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