新居浜市在住の泉谷さんからの便りです。
「ようやく春らしくなってきました。縄文時代の末期からすでに日本に存在していたと推測されている小型馬「野間馬」を一度は見たいと今治市に出掛けました。
野間馬は絶滅寸前だったのですが、3頭(牡1、/牝2)から80頭まで回復したのだそうです。
体長110~120cm以下の小型馬で、明治政府の生産、育成禁止で、また戦後も農業機械の発達で一時絶滅の危機となるも、
松山の篤志家から今治市が貰い受けて増殖努力したんだそうです。
特徴は温和で賢く粗食に耐え蹄鉄なしでも70㎏の荷物を運び戦前は農作業の戦力でした。いわゆるポニーとは違います。
小学生も乗馬体験出来ます。(一回100円)
」
泉谷さん、木曽馬や御崎馬は知っていましたが野間馬は初めて知りました。
早速ネットの百科辞書Wikipediaで調べたら日本の八在来馬に入っていました。
↓
『八つの馬種は品種であり、遺伝子的には地域個体群程度の差しかないが、それぞれに特徴があり、体形が異なる。
在来八種
北海道和種
(俗称:道産子) 北海道 125-135cm 1,085頭
木曽馬 長野県木曽地域 (木曽郡開田村)、
岐阜県 飛騨地方 125-135cm 162頭 長野県天然記念物
御崎馬 宮崎県都井岬(串間市) 100-120cm 80頭 国の天然記念物
対州馬 長崎県対馬(対馬市) 125-135cm 29頭
野間馬 愛媛県今治市野間 110-120cm 66頭 今治市天然記念物
トカラ馬 鹿児島県トカラ列島(鹿児島郡十島村) 100-120cm 128頭 鹿児島県天然記念物
宮古馬 沖縄県宮古島(宮古島市) 110-120cm 30頭 沖縄県天然記念物
与那国馬 沖縄県与那国島(八重山郡与那国町) 110-120cm 141頭 与那国町天然記念物
注:頭数は、2011年現在の飼養頭数。各保存団体報告値を日本馬事協会が取りまとめ。
◎日本の在来馬のルーツは蒙古高原。(Wikipediaによる。)
⇒日本在来馬の原郷は、モンゴル高原であるとされる。現存する東アジア在来馬について、血液蛋白を指標とする遺伝学的解析を行った野沢謙によれば、
日本在来馬の起源は、古墳時代に家畜馬として、モンゴルから朝鮮半島を経由して九州に導入された体高(地面からき甲までの高さ)130cm程の蒙古系馬にあるという。
また、古墳時代には馬骨や馬具が考古遺跡から出土しており、日本在来馬の存在が確認される。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
野間馬を今治市に見に行った泉谷さんの便りの続きです。
「ついでに来島海峡の風景を見るために寄ってみました。
丁度、橋の上をサイクリングの人がすれ違うところ。天気も良く気持ちよさそうでした。しまなみ海道は今治~尾道まで自転車で渡れる唯一の橋です。
今治の産直市場「さいさいきてや=方言で何度も来てやの意」年商22億円で愛媛でトップクラスの売上。
また、西条市には産直市場「周ちゃん広場」があります。年商16億円で特徴は高齢者の小さな農家(家庭菜園よりちよっと余計に作る程度の規模)を説得し94戸からスタートし現在1200戸。値段は農家自身自由につける。(この大根80円にしょうかな90円にしょうかなと考えるのが楽しい)また、全農家は常に携帯で売上状況をチエックしながらとれたての新鮮な野菜を補給するシステム。小さな畑から売上300万円を稼ぎ高齢者農家の生きがいをうまく引き出す工夫をしている。
〇西条の漁師がその日に水揚げした新鮮な魚だけ直売する所があり安さもあり午前10時過ぎには売り切れるのでいい時間に行かないと飲食業者がまとめて購入する。その日によりとれる魚が違うので楽しみがある。一つのトロ箱は大体300~500円程度ですが流石に鯛とか旬の鰆は高い。
(コノシロ中型7匹で500円、にぎり、刺身、塩焼きが一般的)
(ニイツボ この数量で2500円。 刺身やおでんなどに使われるが都会では3倍するという)
(マゴチ26~27cmが7匹で300円、新鮮なので今回これを購入した)
(コウショウカレ、中クラス15匹で500円。 内臓を出して1~2日天日に干してあぶってかじると酒のあてに最高。唐揚げも美味しい)
(まいわし、中級9匹で500円、生姜煮が定番)
(グチ、25cmクラス7匹で300円。 白身で塩焼きが定番。今回これを購入した)