eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
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全停電の原因となった周波数を下げて確認する

2018年09月07日 | eつれづれ

定周波定電圧電源装置を使いヘアドライヤー1200Wで(送風モード)周波数が下がった場合、どの様な変化が起きるのかをやってみた。

まず100V.50Hzにセットする。

負荷電流は0.1A。

次に50Hz~下げてみる...20Hzまでは特に電圧、電流、ファン共、見た目変化無し。
10Hzとなると電圧50Vに低下。

電流も半分程度に下がり針の振れ小刻みとなる又、ドライヤーのファン音も変化する。

今回の北海道全停電は基幹発電所の停止に伴う波及で道内、全部の水力、火力他の発電所が自己防衛のため緊急自動停止した(ブラックアウト)。
そもそも泊原発がメインでこの火力発電所はサブ的なもので、メインが長年、ウダウダと停止していた為、この様なスレスレの稼働でのトラブルは予想していた。
他、老朽化していた火力も騙し騙し使用で凌いでいたか...新設の発電所も建設していたと思うが泊原発の容量は余りにも大きく、これが無ければNGと電力関係者は判っていたものと思って良い様だ。

この時のタイミングは周波数低下が先なのか電圧降下が先なのか、又は同時並行(周波数低下、電圧低下)で緊急自動停止指令となったのか?。
この試験では周波数が下がれば電圧つられて下がる、周波数一定(50Hz)でも電圧を下げたら当然、電流も下がる事が判る。
蛍光灯器具などはチラツキ防止のためインバータ安定器を使い周波数をかなり高くしてやっているが、これもLED器具にとって変わられた昨今。
小型インバータ発電機でも使用負荷を重く(過負荷)すると途中で発電機が回転出来ず停止する...。

日本の電力会社が目標としている周波数偏差
北海道 50±0.3Hz以内、時差 3秒以内
中西地域 60±0.2Hz以内、(中部電力 時差±10秒以内、滞在率95%以上 60±0.1Hz)
東地域 50±0.2Hz以内、(東京電力 時差±15秒以内)
島嶼部 沖縄電力 60±0.3Hz以内、時差±8秒以内

北米 (NERC) 年間標準偏差(一分間平均値)目標値
東部: 0.018Hz以内、西部:0.0228Hz以内
テキサス(ERCOT):0.020Hz以内
ケベック:0.0212Hz以内
欧州 (UCTE) 年間標準偏差(一分間平均値)目標値
50±0.04Hz以内:90%以上、50±0.06Hz以内:99%以上

周りのキャラ立ちが凄く埋没

2018年09月07日 | eつれづれ


周りのキャラ立ちが目立ち、野党の新代表など国民、誰も関心もなく期待もせずトホホの現状。まして北海道地震発生で、こんなものドウデモ良いと多くのネット民からの声が!!。
安倍、石場の選挙も、出来レースもあり、これも地震報道に奪われ、こちらもドウデモ良い感じとなり災害復旧尽力とPR、これも阿倍の強力な援護射撃となった様だ。
実績も何も無い裏切り者扱い...圧勝で仲間もろとも干される運命となるのか!組閣での名前が期待される。

破茂、“裏切り者”扱いに反論 総裁選めぐる安倍陣営の“殲滅作戦”への対抗手段は…
安倍総理は石破さんに激しい恨みを持っています――。
さる自民党議員は、総裁選で“敵”となる石破茂元幹事長(61)に対する安倍晋三総理(63)の胸中をこう代弁する。
背景には、1993年に自民党が下野した際に離党、新進党に移籍するなど、石破氏の“3度の裏切り”があると指摘。
これを機に石破派の殲滅(せんめつ)を目論む安倍陣営のオフレコ発言が聞こえてくるのだ。
対する石破氏は安倍陣営の殲滅作戦に何とか抗したいところだが9月7日告示という「本選」を前に、
「早くも防戦の様相を呈しています」
と、全国紙の自民党担当記者は幾分冷ややかに見る。
「石破さんは8月10日の出馬表明会見で、『正直、公正、石破茂』というキャッチフレーズを掲げましたが裏を返せば『不正直、非公正、安倍晋三』と言っているに等しい。
これには石破さんを支持する参院竹下派の吉田さん(博美・参院幹事長)も、『個人的なことで攻撃していくのは非常に嫌悪感がある』と指摘せざるを得なかったほどです」
別の自民党担当記者が後を受ける。
「石破派の後藤田さん(正純・元内閣府副大臣)ですら、『あのキャッチコピーは最悪だった。
自民党内の内ゲバ姿を見せたくなかったのに』と周囲にぼやいています。
石破さんのキャッチフレーズのトバッチリで、自分の入閣が遠のくのではないかと心配しているんでしょうが……」
こうして身内からも不興を買った石破氏は8月24日に記者団と行ったオフレコ懇談で、
「(『正直、公正』は)一般論を言っただけで、そんな話(安倍総理への個人批判)になるのは変じゃないか」と「強気」の姿勢を披露してみせた。
だが一方で、「21日に都内で行われたフォーラムでは、『安倍さんとの違いを3点お聞かせいただけますか』と質問され、『ここが違うと声高に申し上げるつもりはありません。
まして、個人批判をするつもりはありません』と逃げるような答えをしていた。質問者は直接的な安倍批判をしろと言ったわけではなく、『違い』を訊(き)いただけだったんですが……」(聴衆のひとり)
挙句、ナーバスになったのだろうか、石破氏は25日になって、「人を批判するつもりはないが、そう捉える方もあるなら、(キャッチフレーズを)変えることはある」
こう記者団に語り、結局後に改めてキャッチフレーズは変えない方針を示したものの、ふらついている印象を与えたのだった。
殲滅を狙うべく攻勢に出る安倍陣営。
肝心要のキャッチフレーズで躓(つまず)き、守勢に回っている感じが否めない石破陣営。ところが「戦い方」はその真逆で、石破陣営関係者はこう嘆く。
「石破さんは総理との直接討論で巻き返しを図る考えですが、安倍さんがそれに乗ろうとしない。
14日間の選挙期間のうち、9月10日から14日の5日間は『総理外遊』で事実上の休戦となる。安倍さんが11日から13日までロシアでの『東方経済フォーラム』に参加するためですが、フォーラムの前後1日まで休戦とは納得いかない。
結局、安倍さんは石破さんとの討論を避けようとしているんですよ」
その理由のひとつは、
「国会での答弁を見てお分かりの通り、総理は挑発に乗りやすい。
わざわざ石破さんに『得点』のチャンスを与える必要はない」(全国紙の官邸担当記者)
そしてもうひとつは、
「安倍総理は近しい人に『オレと彼(石破氏)が対等に並び立つのはおかしい』と説明しています。
つまり、総理の自分と無役の石破さんでは格が違うというわけです」(大手メディアの政治部デスク)
建前はさておき、本音では「格下」の石破氏と討論することすらイヤ。
それほど、安倍総理は石破氏を毛嫌いしているようなのだ。
石破氏の反論は…
党内から「裏切り者」の声があがっている石破氏本人の反論。
「私は権力闘争でも何でもなく、当時、党で決めたことを党が守ろうとしなかったので、離党せざるを得なくなった。
そもそも自民党が下野したのは何でなんですか? 麻生さん(太郎・財務相)が総裁の時に下野したのも、党のイメージが国民から嫌われちゃったからでしょうよ。
なぜ下野したのかきちんと検証もしないまま、裏切り者だの何だの言っていると、結局、改革をやる気なんてなくなっちゃいますよ」
他方、前回の冒頭で紹介した「石破派差別講演」の翌日、視察先の鹿児島県内の牛舎の前で安倍総理に「講演の手応えは?」と直撃したところ、
「良かったですよ」
と、余裕の笑み。「石破派血祭り」の首尾も上々といったところか。
「地方票は競る可能性がありますが、議員票の8割くらいは安倍総理が取る見込み。
安倍磐石の情勢は変わりません」(政治アナリスト)
果たして下馬評通り石破氏は蹴散らされ、干し上げられてしまうのか――。
「決戦」にして「血戦」が始まろうとしている。

オフレコも表沙汰になったのでは...。



融通きかず想定外が色々発生

2018年09月07日 | eつれづれ
本州との「連系線」使えず…北海道の大規模停電
北海道全域の約295万戸が停電するという異例の事態となり、復旧に1週間以上かかる見通しとなったのは、北海道電力の災害時の備えが不十分だったことが背景にある。
他の電力会社との連携や電力構成などライフラインを維持する上での課題が明らかになった。
備えの一つが本州と北海道の間で電力を融通し合う「連系線」だった。
今回のような緊急時などのためにある、北海道と本州を結ぶ連系設備(北本連系線)という基幹電線だ。
ただ、北海道内が全面的に停電したために、この「生命線」を使うことができなかった。
北本連系線は直流の電気が走っており家庭などで使用するためには交流に変換しなくてはならない。
全面停電によって交流に変換する設備は動かず電力を道内に供給できなくなった。
変換設備の復旧は7日以降になる見通しだ。

受ける側での停電では本州からも電気を送れない、緊急時は色々な想定外がおきるのは世の常の様だ。
海峡渡るので長く送電ロスがあるため交流では無く直流の様だが、直流~交流に変換する電力設備も別電源が無いとOUT...海底ケーブルで送電。