eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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電力ケーブルの耐圧試験について

2016年08月12日 | eつれづれ
30年前に某、御仁の電気管理技術者が考察した資料。


ここからは針金電気ヤのエクセル計算考察。

☆325sq高圧ケーブルの静電容量データは無かったので推測したμFを入力しエクセル計算では0.780Aで上記文では0.792Aで近傍で合っている。
途中の数値は若干ズレているが...このCV325sq*400mを無謀にも交流耐圧試験でやった場合、上記リアクトル容量のものを4台並列に入れれば-2.0A(1本ずつ)となりOKとなるが、こんなものは、ここまで準備してやっても物置の肥やしで意味が無い。
これが交流透過のIc(対地静電容量成分電流)静電容量電流で無く真の漏洩電流を見る直流耐圧試験の出番の理由だ。

この考察資料をコピーして見て...よくぞと感心しきり。
ただ、この内容で交流耐圧試験は容量云々→すぐ直流耐圧試験に入ってしまったのが惜しい。
針金電気ヤのエクセル計算の様に間に、さてどうする的なリアクトル追加の強い味方??が居るマデ、素人電気技術者向けに説明考察して欲しかった感じだ...。
他界して数年、電力マン、電気保安部門の澁澤賞、経産大臣賞受賞、他多数、もうこの様な人は出ないだろう電気一筋の人生だった...何時までも社会貢献したくても老いは止められず...合掌。


二次側充電電流予想計算書最終version

2016年08月12日 | eつれづれ





先の下書き計算書の余計な物を整理して作成。
今回の交流耐圧試験は7系統分があるが1ヶ所で試験出来るので移動の面倒は無いが更に同じ試験内容で3ヶ月後、本切替時に再度ある。何れにしても長い高圧ケーブル時の交流耐圧試験はリアクトルも必要となるので面倒だ。