eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

ZPD出力電圧の確認

2012年11月18日 | eつれづれ
エクセル計算では58.3mVで実測では52mVの近傍で一致している。方向性地絡継電器は光商工のもので以前、試験のデモ機として製作した。零相電圧検出器(ZPD)は母線に取付るが絶縁と零相電圧検出を兼ねるコンデンサである。ここまでノーカギ語る針金電気ヤでした。


零相電圧検出器(ZPD)の試験詳細

2012年11月18日 | eつれづれ
零相電圧Vо試験は3通りあるが今回、配達なった技術誌面に詳しく掲載されたので今までの零相電圧検出器(ZPD)試験と結果をまとめてエクセル式で検証して見た。実際の高圧地絡事故からまずZPD高圧側1線より試験器で印加、ZPD高圧側3線一括より試験器で印加、そして通常やっているT端子より(PASの零相電圧試験も同様)試験電圧印加の3パターン。
この記載で判ったT端子入力試験でのミソは高圧側3個のZPD、C1静電容量μFと試験端子より入るC3の静電容量μFの容量が同じと言う事で、高圧側から疑似的に印加しているのと同様の意味である...これは大変勉強になった記事でした。

Vo試験のT端子よりの入力は高圧停電とは関係なく充電したまま出来るのでSOG制御装置等の動作確認は安全で便利である。もっともPAS例ではトリップ線を外さないと停電となるので、1線を外しておく事。継電器試験など教えれば誰でも出来る簡単なものだが、この辺まで理解して試験をやるのが本当の技術者でもあるのか??。
もっとも保護継電器試験の資格など無いし、経験だけで誰でも出来る様だ。