eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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Vo零相電圧を実際に確認

2012年11月22日 | eつれづれ
高圧側の零相電圧検出器(ZPD)1相に570V印加した場合、Y1.Y2端子には計算上58.3mVが発生する。この電圧が継電器Vo入力となる。実際のVo基板には3個のセラミックコンデンサ(3kV耐圧)がある。

これは、第1柱高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)にあった零相電圧検出器(ZPD)だがゴミとはせず1相に570V印加してY1.Y2のmVを確認した。たまたま有ったDPM(デジタルパネルメータ)読みは0.058Vで完璧に一致している。ゴムの中にコンデンサがあり高圧線の各相に接続なっている。T端子より入力した場合190Vで58mVの同じ表示となる(Vo設定5%)。

試験器の電圧指示は570V。高圧の地絡電流をコンデンサを介してVo電圧を取り出す、実に良く考えたものだ...検証してみて関心しきり。

Voの出力を方向性SOG制御装置に入力(Y-Z2)してみる。零相電圧5%設定で印加電圧500Vで動作、表示灯点灯した。

ここまで製作すれば、また色々な事が出来る様だ。尚、開閉器本体はゴミ処分となりました。