静かな時間

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山頭火句　（10.5ｃｍ×22.5ｃｍ）



たまには一人靜かに過ごす時間があった方がいい
日々何となく気忙しい生活をしていると
元々はあった大事な感覚を忘れてしまうから　

単調な毎日の中でも
遠くに出かけなくても
重い腰をよっこらっしょってしなくても　見つけられたら

自分の中にある色んな雑音、雑念から解放されると
少しだけ真摯な気持ちになれる気がする　

「山しづかなれば笠をぬぐ」　

そんな美しい後ろ姿を見つけたら　自然と合掌してしまうだろう

日常の中でも　思わず笠を脱いでしまうような
靜かな時間　真摯な心を大切にしたいなぁ　





海坂藩「つぶやき長屋」のぶの字さん経由で、新しく　「遊び印」房州や　さんの
ブログをブックマークに加えさせて頂きましたので、
ぜひお立ち寄りくださいませ～。

のんびりのんきに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和紙　（26×32ｃｍ）



お互いがいたわりあって　歳を重ねていけたら。
夫婦や家族に限らず、友達や地域の人とも。

たとえば歳が上だからとか、男だからとか、もうそんなことはどうでも良くなって
出来る方が出来ることを、出来ないことはお互い無理せず。

昨日の絵手紙教室でＫさんののろけ？話をひとつ
「たまたまあったお饅頭を食べながら、『美味しいね、お父さんの次に好きかも』
って言うと、お父さんたら結構うれしそうなのよ。」

年を重ねるごとに、そんな単純なことがうれしかったりするのかもね。
でも、ほんとに好きじゃないとなかなか言えないわよね～と教室では盛り上がり

私も　のんびりのんきに　かわいいおばあちゃんになりたいなぁ

昼寝さめて どちらを見ても山

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山頭火句　（はがき）



人間たまには逃げる時間も必要なのでは。。
それでまた、戻ってくればいいのさ～。

たとえば忙しすぎる仕事から。
苦手な人から。
キライな自分から。
うまく行かない日常から。

逃げずに頑張りすぎるから、わからなくなっちゃうこともある。

楽に楽に。
重たい「答え」という不要な荷物を持ったまま歩き回るのではなく。

答えなんてないんだって思えたら。。

暑かった夏もそろそろ帰り支度。
疲れたからだを休ませてあげると、また穏やかに歩いて行ける。

昼寝さめて　どちらを見ても山。

なかなかのんびり山を近くに昼寝もできないけれど
この句を感じるだけで、伸びやかな気持ちになれると思いません？

山頭火がどんな思いで詠んだのか、そこに思いを馳せながら。。

木簡さん。お邪魔します♪

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（半紙1/3　×3枚）



昨日は涼しかったので、テレビから流れる高校野球を聞きながら木簡の臨書。
そんな不謹慎な！　・・って。。？

でも高校野球と木簡はどこか似ている。
まっすぐで率直で、かっこつけたり気取ったりしてないとこが

心がすっきりしない時は木簡にお邪魔する。

「こんにちは～」ってのれんをくぐると
「まぁお茶でもどうぞ」って普段のままで迎えてくれる。

何を話すでもなく、ぼ～として眺めているとなんだか書きたくなってくる。

臨書は形を学ぶ形臨と、書き手の心を感じて表現する意臨がある。
私はどうも形臨が苦手

どうも原本を見ていると、いつの間にか話が弾んじゃって。。

この木簡、ぱっと見は割とまじめな楷書に見えるけど、眺めていると
自由で大らかなで、力の抜けた伸びやかな人と話している気がしてくる。

気持ちが楽になったところで１枚。
のほほんって感じに書けたかな・・

夏休みの宿題？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いろは歌　（23×25）　板に貼って



今日は昨日の蒸し暑さとうって変わって、急に秋の涼しさ。

昨日部屋の片付けをしていて出てきた、ハンズで買った瓦のような板を
捨てようかどうしようか・・と眺めていて、とりあえずいろはを書いてみた。

ネパール紙に書いて、そのまま四隅をヤマト糊で軽くとめて。
このまま飾れるから、額の代わりにいいかも～。
気が変わったらまた違うのを書いてはり替えて。

一応記念写真って思ったら、ぷくぷくが品定めにやってきたので一緒に

強くなりたい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（はがき）　　　　　　　　　　　　　



時々頭をよぎるひとこと・・蒼井優ちゃんがＣＭで笑顔で言うことば。
「人には人のビオフェルミン」

わかったような気になっているあの人のこと、この人のこと、
実はほんのごくわずかな部分しか知らないんだろうなって、つくづく思う。

そして私のことも、それが全てじゃないのになって思ったり。

高校の頃おとなしかった私は、まわりがイメージする私になりきろうとしてた。
すごく孤独だった。
けれど今よりも心は強かったように思う。

「人には人のビオフェルミン」
このことばを思い出すたびに、強くなりたいって思う。

生きとし生けるもの、どこか孤独な戦いなんだって
猛暑の夏を生きぬいている向日葵を見ていて、ふとそんなことを考えた。

その孤独を知った上で向き合うと、自分のことも誰かのことも、
今よりも大事に思えるような気がする。

一人より二人

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（半紙）



今日8月15日は終戦記念日。
父は広島で原爆を体験し、私は真珠湾攻撃開始の日が誕生日。
そして今日は甥っ子の誕生日。　なんとなく巡り合わせを感じてます。
これからお墓参りと、甥っ子の顔を見に行ってきま～す。


・・と、その前に。

昨日は炎天下、朝から何年ぶりかの行楽お出かけ！
お盆休みで超混雑が予想される中　横浜八景島シーパラダイス　なるところへ
ペパスタの結心さん　と行って来ました～

水族館は一歩進むのにも時間がかかるほどでしたが、覚悟して行った程でもなく。

楽しいことも、うれしいことも一人より二人、二人よりも・・！がいいですね

誰かが言ってました。
「一人より二人でいると、楽しいことは２倍に、辛いことは半分になるんだよ」

イルカは、その目を見ているだけで、包まれているような
なんとも言えない安心感を体感しました。

こんなに心がはしゃいだのは何年ぶりかしらん♪
肉体は疲労していても、心はまだ興奮してます。

結心さ～ん！　ありがとね


かわいかった白イルカさんをおまけに・・　癒されます～
デジカメも古いし腕も悪いのでピンボケですが。。

ま、いっか・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（はがき）


夏もそろそろ折り返し地点。
昼間、がむしゃらに鳴く蝉の声は、今しかないっていう覚悟を感じるほどの勢い。
けれど夕方からのひぐらしは、どこか力が抜けていてなんとも心地いい。

ひぐらしの声、大好き

久々にベランダの植物の整理をしていたら、蚊が一族郎党で御来訪。
うう・・ごめんなさいっと合掌しつつ蚊取り線香を焚く。

あれ？　
煙ったら、風に揺られてなんだか笑ってるみたい・・って思ったら
なんだか泣けてきた。

足じゅうムヒをぬりまくって、蚊取り線香はやめにした。

ま、いっか。





昨日に続き、新しく竜尾山人さんのブログ　墨と硯と紙と筆　を
ブックマークに加えましたので、お立ち寄りくださいませ～。

何かひとつこと・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木簡集字千字文　臨書



最近ちゃんと臨書してないなぁ・・・と猛省。

書も、たとえば料理と一緒で、毎日していないといろんなものが鈍る。
私の場合、料理をしばらくさぼっていると、何を食べたいのか、
どんな料理があったっけとか、盛り付けも適当になったり・・・　

書もきっと同じ。
書だけでなくて、きっとなんでもそう。
毎日続ける、これ大事あるね、きっと。

私が師と仰ぐ先生は、何年か前に頚椎の手術をされて右手がしびれた状態で
入院されている時でさえ、病室で毎日リハビリと仰りながら、
般若心経を書かれていたそう。

そんな風に書に向き合えたら・・・
なにかひとつこと、そんな風に。。




コメントを下さっているみのりさんと、同じく写真とことばが心に響いたので
kakiさんのブログを、新しくブックマークに加えさせて頂きました～♪

　みのりの写真ブログ
　ソウル・フォト

夏の疲れはこおろぎと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　「酔うてこほろぎと寝ていたよ」　山頭火　　(半紙）




ブログをお休みしますって言っておきながら・・　
毎日楽しみにしてるのに・・とメールを頂き、とてもとても有難いことです

なので、とりあえず更新の時間を気にせず、書きたいときに書けたときに・・
気負わず気楽にいこうかなと思いまふ～。
そんな感じで、お気楽におつきあい頂ければうれひいです　


先週の教室で書いた山頭火。
昨夜なぜかうちの台所に、赤ちゃんこおろぎ出没。
猫が見守る中、ベランダのプランターの茂みに移動。

秋にはいい声で鳴いてくれるのかな