心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

五感で楽しむ和の暮らし

2008-08-27 | つれづれ
                         割り箸・顔彩・墨(はがき)



子供の頃、夕飯の支度のとき、母に頼まれてよく鰹節を削った。
昔ながらの木の箱型のあれだ。

母は料理が(食べることも)好きなので、いつも手際よくこなしていて
私はお手伝いしたい気持ちはあっても、どちらかと言うと邪魔だったようで

母はそんな私の気持ちを知ってか知らずか
不器用な私にもできる仕事を与えてくれて・・

引き出しを開けると出てくる鰹節を得意げに握ってリズム良く、
かっかっかっかっていう音をたてながら削っていくと
だんだん漂ってくる鰹節の香り~

あの頃は何よりも、お手伝いをしているという満足感の方が
鰹節のい~い香りよりも勝っていたけどね。

我が家では、今は小物入れとして机の上に鎮座してる削り器。
つい忙しがって、パックの鰹節を使う今日この頃。。

子供の頃は、母のお蔭で日常の食事でさえも手間ひまかけて、
五感の響き合いの中で暮らしていたんだなぁ・・と、ふと。

香ってよし、聞いてよし、食して尚よし 五感で楽しむ和の暮らし!
あのリズムある音・・なんだか聞きたくなってきました。

・・って、検索してみたら、削り器、鰹節、そして上手な削り方について
詳しく書かれたサイトを発見。御参考まで→ぷちぐる

コメント (6)
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