心の免疫力~書とことばから

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もくもくと~焦らず 恐れず 奢らずに

2008-08-03 | 八木重吉
                         八木重吉の詩 (半懐紙半分)



現代はほんに、情報過多過多過多・・。
でも、昔から流行とか、みんながいいっていうものにどうも興味が湧かない。
別にひねくれてるわけでもないと思うんだけど。

それよりも忘れられたもの、隅に追いやられたもの、捨てられたものに引き寄せられる。
これは性(さが)かな。。

人間もどこか斜めな人を見つけると、つんつんってやりたくなる。
きれいなものより、泥臭いものに心を奪われる。

みんなが走り去ったあとに、ぽつんと残る落し物に話しかけたくなる。
疑いながらも心を見透かしたような野良猫の瞳に、足が止まる。

まだ使えるのに捨てられた家具や、剪定された枝を見つけると持って帰りたくなる。
花屋さんで、見切品ってつけられた枯れかけの花をみると、絶対咲かせたくなる。

それを普通じゃないって言われても
それが私だからしょうがないんだね、これが・・ 

そんなわたしのことを、微笑みながら見ていてくれる人のそばで
もくもくと雲のようにふるえていたい。
焦らず 恐れず 奢らずに。

コメント (4)
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