木簡臨書 (半紙×2枚)
5/17のブログでもご紹介した 井上有一がこんなことばを残している。
「遊ぶというのは目的がないということであって、いわゆる悠々自適ということ。
働くこととレジャーなんて区別するようなそんな猿知恵の生活じゃない。」
そっか・・
子供なんか見ていると、なんであんなことが楽しかったのかな・・と思うこと、ある。
もともと「遊ぶ」には目的なんかないわけで。
その何気ない「遊び」の先に、閃きや感激や興奮があるわけで。
私の書の師も、よくおっしゃっておられた。
ただお手本を書写しているだけではだめ。
その先の見えない挑戦を、繰り返し繰り返し続けていく中で、何かを見つけること。
書を学ぶ基本は臨書にあり・・とつくづく思う。
形臨から始まり、意臨、そして創作へ。
半紙にたった四文字と、どれだけ根気よく向き合い、情熱を注ぐことができるか。
書は、一見すると地味で地道で、辛気臭い作業の連続ではあり。
でもそこに「遊び」があったら、その作業はもっと自由で楽しいものになるような
そう言っても、その「遊び」方がわからないの・・って声も聞こえたり。
なので、時々ここで、私なりの遊び方もご紹介してみたいな・・と、ふと。
あ、でもほんとは遊びは、自分であれこれやりながら見つけるもんか。。
ま、固いこと言わずその折には、おつきあい頂ければ幸いです
↑今日の臨書の原本。漢簡集字千字文より。
最新の画像[もっと見る]