心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

目的のない遊びの先にあるもの

2009-03-24 | 木簡

                     木簡臨書   (半紙×2枚)



5/17のブログでもご紹介した 井上有一がこんなことばを残している。

「遊ぶというのは目的がないということであって、いわゆる悠々自適ということ。
働くこととレジャーなんて区別するようなそんな猿知恵の生活じゃない。」

そっか・・
子供なんか見ていると、なんであんなことが楽しかったのかな・・と思うこと、ある。
もともと「遊ぶ」には目的なんかないわけで。
その何気ない「遊び」の先に、閃きや感激や興奮があるわけで。

私の書の師も、よくおっしゃっておられた。
ただお手本を書写しているだけではだめ。
その先の見えない挑戦を、繰り返し繰り返し続けていく中で、何かを見つけること。

書を学ぶ基本は臨書にあり・・とつくづく思う。

形臨から始まり、意臨、そして創作へ。
半紙にたった四文字と、どれだけ根気よく向き合い、情熱を注ぐことができるか。

書は、一見すると地味で地道で、辛気臭い作業の連続ではあり。
でもそこに「遊び」があったら、その作業はもっと自由で楽しいものになるような

そう言っても、その「遊び」方がわからないの・・って声も聞こえたり。
なので、時々ここで、私なりの遊び方もご紹介してみたいな・・と、ふと。

あ、でもほんとは遊びは、自分であれこれやりながら見つけるもんか。。
ま、固いこと言わずその折には、おつきあい頂ければ幸いです 




↑今日の臨書の原本。漢簡集字千字文より。


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