心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

轆轤(ろくろ)と書の動き

2009-07-24 | 木簡

                         木簡 (半紙)



硬筆と毛筆の違いは・・

現代は硬筆がほとんどで、毛筆は、大人になると書と関わっている人以外は
残念ながら無縁に近くなるわけで。

それどころか、自分の感覚で「書く」ことのない
パソコンや携帯のキーを押すことで、文字もことばも生まれてくることも多く。

もともと「書く」は、実は五感の所作なのだと思う。
そう毛筆の頃は。

墨を磨り、その香りや時間を感じながら、筆の弾力をからだで感じながら
消しゴムも使えない一発勝負。

そこには呼吸があって、リズムがあって。

うん・・書の魅力のひとつは、この筆触なのかもしれない・・と、ふと


そのことを感じさせてくれたのは、時々お邪魔しているブログ・・
『藤澤重夫の器を游ぶ~まだまだ知らない自分をみつけるために・・』 の
「轆轤と書の動きが繋がっているような思い・・」の一節。
(今日のタイトルは、この一節をお借りしました。)

お許しを頂いて、左のブックマークにも加えさせて頂きましたので、
藤澤さんの日々の暮らしの中の素敵な器、ものづくりへの思い、人との関わり・・を
拝見したいと思います。

お邪魔するたびに、流れている時間の豊かさを感じます。
そして、す~っと透明なものが、心に沁みこんできます。


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4 コメント

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『筆触』 (clayman)
2009-07-24 14:32:10
わぁ~面白いなぁ、
とくに、『筆触』

墨を磨る『間』だとか・・・
轆轤そっくりです。でも、『間』を取り過ぎると、ぼくの場合、コケます。

そろそろ、仕事します。
ご紹介ありがとう♪

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Unknown (mimi)
2009-07-24 21:41:33
沙於里さん

こんばんは
きょうは稽古日。。。大雨の中出かけました   私は基本点画が中々できなくて
つらい毎日  でも書は大好きなのです。   墨を摩って 香りを楽しみ 筆を持ち いいですね~そこまではいいのですが書き始めると落ち込み始めます
まあ立ち直りも早いので
大丈夫 又書き始めます。この繰り返し そう単純な性格です。今から千字文書きますね
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claymanさん (沙於里)
2009-07-24 23:41:08
こちらこそありがとうございます。

なるほど。。
私の場合『間』を過ぎると
わざとらしくなる・・ってところでしょうか。

先程トラックバック、Tryしました。実はこの仕組み、よくわかっていないのですが 
よろしくお願いします。

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mimiさん (沙於里)
2009-07-24 23:45:57
ほんと、一時すごい雨でしたね。
私もちょうど外にいて、突然の雨に傘もなくずぶ濡れになりました。

「好き」という気持ちは不思議なもので、
繰り返す作業が全然苦にならないような
最近落ち着いて臨書もできていないので、
なんとなく毎日忘れ物をした気分です。
この週末は、久々に落ち着いて・・と思っています。


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