心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

李白の詩から

2011-01-18 | 漢詩
                              (半紙)

李白の詩「重憶」

欲向江東去 江東に向かって去(ゆ)かんと欲す
定將誰挙杯 定めて誰と杯を挙げん
稽山無賀老 稽山 賀老無く
却棹酒船囘 却って酒船に棹さして回(かえ)る


二玄社の『詩歌書例100選』の 2.唐Ⅰ◆王維/李白 殿村藍田 の中から。

以前は殿村藍田氏の作品は、どちらかというとあまり好みではなかったのだけど、
それまでいた会を離れ、母と一緒に別の書展にも足を運ぶようになってから
いいなぁって思うようになり 

不思議なもので、どこであれ組織の中にいると、周りが見えなくなり
そうこうしているうちに、自分自身も見えなくなるものでして

ま、それも自分次第・・かな。
心に壁を作らず、こころざしを持っていられたら、
どこで何をしていようと、自分を見つけることはできるのでせう。

とは言え、一人で歩くというのは、余程心して精進していかなければ
ただの俗っぽい安普請になってしまうこともあるのでして・・ 

そんなことを考えつつ、はてさて私はどこへ向かおうとしているのやらと
この詩を書きながら、ふと 

今年もちょっとづつ、形にしていけたらと思っておりますです 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゼロヨン)
2011-01-19 17:54:48
作品を見ている人の肩越しに見ているかのような写真ですね。

漢詩は勿論ですが、
壷のヒモ先に惹かれました。
表情豊かで素敵です
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ゼロヨンさん (沙於里)
2011-01-20 12:33:24
あ、壺のヒモってわかってもらえて 
写真にすると、どうも画面が暗くなってしまって、背景画像には苦労してます 
返信する
Unknown (ichii)
2011-01-20 19:06:26
久々に色の入らないモノトーンの作品を見ました。
墨の濃淡とか沙於里さんの書風とか、
すごくいい味があるな~としみじみ。
「李白」も「山頭火」に劣らず沙於里カラーが出ているように感じます。
返信する
ichiiさん (沙於里)
2011-01-21 00:36:02
あ・・そういえば、最近つい色を探してました。
というか、色に頼ってたのかも・・と気づきをもらいました 
うれしいコメント、ありがとうございます 
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