心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

そのまんまの強みって

2008-11-06 | 木簡

                        木簡臨書  (半紙×2枚)



人間、いつも純粋でいることはむずかしい

目の前にいる相手によって自分も変化すること、間々ある。
一体どれが本当の自分なのか自分でもわからくなったり

でも、この人といると気を遣わなくてもいいっていうときの自分が
一番自分らしいのかもしれない・・って、今日の木簡を眺めながらふと。

書を始めたいと思うきっかけの多くは「綺麗な字が書きたい」ってことらしい。
でも私は綺麗な字よりも「そのまんまの字」が書きたいって思ってた。

教室の方々にも、どこか遠巻きに見られていた時期があったけど、
そんなことは全くお構いなくその思いは昔も今も全然変わっていなく。

実は私はこんなものが好き!
実は私はこれが苦手・・
実は私は・・って白状できたら、それがそのまま自分になれるのに
どこかでかっこつけたり、取り繕ったりしてしまう。

でもそれが人間ってやつなのかもしれないけれど 

うちの猫たちは、いつもそのまんまの本音で向かってくる。
だけど憎めないし、信じられる。
ほんと羨ましい。

でもさ。
一度本音を吐いてしまえば、人間案外と肝が据わるのかもしれない・・・。

「そのまんま」の強みって、実は人を解放してくれるものなのかもね 

・・・が、しかし。
書ではそれができても、人間関係ではなかなか出来ないもんですう・・。


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6 コメント

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ソフィスケーテッド (ラモン)
2008-11-06 02:02:57
とかいう英語を記憶してるのですが…。(英語は苦手です)
こちらのブログにはそれ?(どれ?)を感じます。

綺麗な知性とでも言うのかなあ…。(そんなのありか…?)

ところで、英語世界に「書」ってあるのでしょうか?









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Unknown (あ~るん)
2008-11-06 10:39:31
以前お話ししたかもしれませんが。私「パニック障害」という病気で通院治療をしています。もう10年近く。病院の科は「心療内科」これだけでもちょっと引いてしまう方はまだまだたくさんいらっしゃるでしょう!私自身も自分がこうなる前までは「別世界の事」みたく思っていましたから・・・。触れてはいけない事みたいな・・・。でも、発症当初は旦那さんの出張も多く子供も幼児で手がかかる・・・そんな状況でしたから周りの目やら気にしている場合じゃなかった。それが逆に良かったんです(私にとっては)周りに言っちゃった方が何かあった時に子供をお願いしたり出来るし(何せ自分自身を平常に保つ事で精一杯でしたので)ちょうど幼稚園の役員決めで到底出来る状態でなかった私は保護者と先生の前で言っちゃいまして「・・・だから出来そうにありませんっ」と。どう思われたかは解りませんし、どう思われようが無理なものは無理でそれなりに納得してもらうには言うより仕方なかったんですけどね。でも、それで、すっごく“楽”になりました。多分、そこまで切羽詰まらなかったら言えなかったかもしれませんっ!そういう目に見えない壁ってあるんですよね?!誰にでもそれを取っ払えたら“楽”に生きられるだろうって解っていても。私は「周りの目や意見を機にし過ぎる傾向」があったのですがこの事で「自分は自分」と良い意味で割り切れるようになりましたし自分と違う考えの人に対してもそれなりに受け入れられるようになりました。辛い経験ですが私にはなくてはならなかった経験です!!
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こにちは! (まつこ)
2008-11-06 15:25:15
書展巡りに作品作り、刺激的な秋を過ごされているようで!お久しぶりです~。
ようやくゆっくり拝見できました。
忘れてることいっぱいあって「あ」って読んで思い出します(^_^)。沙於里さんの字と夢中で話してる感じが、いつも可愛い~(失礼)と思いながら。個性的ないろんな字達。楽しい。(むふふ)
本音。
確かに人間関係ではむずかしいですネ...私も本音ばかりも摩擦が出そうだしとか、いろいろ考えすぎになりがち。だと、なかなか肝心なことが言えなくなったり受け取れてなかったり(汗)、不器用だけど乗り越えて通じ合えたときは、とっても嬉しいなと思います。ウーン、いつも乗り越えたいのだけども....。にゃはは(´・ω・`)

まねき猫さんにキュン。サカナさんの開きさんに共感(笑)
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ラモンはかせ (沙於里)
2008-11-07 08:08:43
ソフィスケーテッド?
そんな高級な香り?・・はないですよ~

>ところで、英語世界に「書」ってあるのでしょうか ?
欧米の絵画の世界でも、日本の「書」の影響を受けた作家はたくさんいます。
せっかくご質問を頂いたので、近々ご紹介しますね
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あ~るんさん (沙於里)
2008-11-07 08:09:25
それぞれに、多かれ少なかれ心の問題は持ってるものですよね
何事も「ちょうどいいアンバイ」ってことばがあるのに、どうも頑張りすぎちゃったり、めんどくさくなっちゃったり。
それぞれが、その「ちょうどいいアンバイ」を探していくのが人生だったりもするのかな・・って思います。
お互い焦らずのんびり、探しに出かけませう
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まつこは~ん (沙於里)
2008-11-07 08:10:56
お久しぶりです! お越しやすうです
私もここんとこ忙しすぎて、ブログ散歩が出来ずにおりまして・・。
しばし木簡のことばかり書いてたら、たまに横槍が入ったりするんですが、ええ~でないの、♪好きなんだから~♪ って歌ってました(笑)
ほんと、人間関係ってやつはやっかいなこと多いですね~
でも「信じる」ってことさえ出来たら、いつかきっと分かり合えるって、信じてます

招き猫とさかなの開きさんに、伝えときますね~
あにゃがとうごじゃいまっす
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