心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

第五回肆心展へ

2011-03-10 | 書展・展覧会情報

                    「歓笑盡娯」吉村英僊氏

 

先週末、母と出かけた書展巡り。

目的は、日本書道学院の代表作家展だったんだけど、

その前に何かしら展覧会をやっているので、銀座鳩居堂に立ち寄る。

 

この日は、思いがけず会場に入るなり、「好き!」と思える作品に出会えたなり。

肆心(ししん)展のメンバーは、中村伸夫氏・河内君平氏・吉村英僊氏・池田英毓氏の4名。

今井凌雪一門1980年代中国書法留学生という、2つの原点からのつながりとか。

 

吉村氏だけ女性、男性陣は大学教授、准教授でもあり、日展・読売などの理事でもあられ。

 

それぞれに独特の雰囲気があり、この何ともいえない「好き感」はなんだろう・・と。

図録を頂いてしまい、拝見して、あ・・・そっか、今井凌雪一門なんだ・・

この雰囲気は、確かに、そうだ

 

母も私も、今井凌雪氏は好きな作家さんの一人でもあり。

 

特にこの、吉村氏の作品は・・いいなぁ・・ って。

自由で、かっこつけたところがなくて、

これでどうだって言わんばかりの堂々とした、突き抜けたものを感じるなり 

 

「虚行實帰」 額も油絵用のように重厚

 

落款のほかに「行」と「帰」の間に押されていた印がこれ↑ 

 

 「静観」「忘懐物我聞」「飛觴」

  

 

そして池田英毓氏の『四魂 「勇・親・愛・智」』 

 

  

 

 

中村伸夫氏の「有為法」

 

   

 

河内君平氏の「苦鐵道人詩」

 

  

 

いい作品を書けたらと思いつつ「印象に残る」とは何なんだろう・・と、ふと 

 

 吉村氏のプロフィールには、敢えて「専業主婦」の文字が。

そんなところも、なんだかかっこいい 

 

写真もブログ掲載も、了承を頂いています。

吉村さま、ありがとうございました  

 

今日は奎星展に行って来ま~す。

 

コメント (2)
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