心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

探している線と空間の世界は

2010-01-19 | 書の話
                          (半紙の高さをちょっと切って)

日々是好日

先日の書道教室でのお題のひとつ。
こんな風な構図で書いてこられた方の作品を参考に。

斜めに半円に書くのはむずかしいもので。
全部をきちんと楷書風に、それぞれの文字を正方形に書いてしまうと
紙面を斜め切りにしてしまうだけで、余白の響きもなくなってしまうような。

なので、一字一字、直線、曲線、墨量、運筆の遅速、
文字の視線のバランスを見ながら、紙面にリズムを与えるようにと書いてみる。

「是」の文字は、思い切り足を伸ばして右下半分の余白に食い込むことで
余白に動きと余韻を持たせた・・つもりなのだけど、どないでっしゃろ。。

書作品を見ていて、私がいいなぁって感じるものは、
まずは文字の中の「線」に魅力があるかないか
そして同じくらいに重要なのは空間、余白の美しさ、響き・・かな 


それぞれの人の心に響いてくる線と空間の世界があるんだと思う。

私が探している線と空間の世界は・・
時に、おおらかであっけらかんとした、自由で伸びやかなもの。
時に、無骨で無器用で拙なるもの。

いつか・・丸裸の、開放された自分らしい書が書けたらしあわせ 


時々お越し下さっている大福うさぎさんのブログ→書らんだむ を
ブックマークに加えさせて頂きました 

うさぎさんのところでは、楽しく真面目に書に取り組んでいらっしゃる方が
たくさんいらして驚き、勉強しなきゃ・・と、刺激を頂いています。
是非お立ち寄り下さいませ

うさぎさん・・ご紹介が遅くなりましたが、これからもどうぞよろしくです
コメント (4)
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