心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

わたしの音

2010-01-26 | 山頭火・放哉・良寛
                              (大判はがき)

久々に山頭火の句。

わたしひとりの音させている

この句を詠んだ時の山頭火の心情は、私なぞには想像もつかないほどの
痛いほどの孤独を感じていたのかもしれない。

本当のどどのつまりの孤独を知らない私なぞが、何がわかるかと言われたら
恐れ入りやす・・としか言えないけれど。

時には、そんなことを感じる瞬間があってもいいのかな、とふと。
いや、あった方がいいのかな、なんて 

社会や家族の中にいる自分は、本当の自分なのか・・
それは好きな自分なのか・・
そうありたい自分なのか・・
わたしは何者なのか・・

そんなことを、ふいに思ったら
時には何ものも聞こえないどこかで
わたしの音を確かめてみたくなった 

コメント (4)
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