あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

映画『結婚』を見てきました!

2017年06月28日 | DEAN FUJIOKA

最近、ディーンさんが、主演映画の宣伝の為に民放番組に出まくっている映画『結婚』を見てきました

2時間のバラエティー番組に出て最後にようやく映画の宣伝をするというパターン、主演も大変だなと思う。

今回の上映・映画館は広島の西部、家を出てからの片道のバス、電車乗り時間と待ち時間も入れると約3.5時間かかる。

往復にかかる時間は7時間、朝8時半に出て帰ってきたのは夕方6時を過ぎていた。

見に行く方も大変なんだ~( ^ω^)・・・。

    でも、一応フアンですからぁ~~~

 

 

ここからは完全にネタバレです(^^)/

 

物語は古海健児という結婚詐欺師の物語、

完璧なヴィジュアルに知的で優しさがにじみ出る会話、何よりも匂い立つその色気で女達を虜にする男がいる。   

それが古海健児。

彼は結婚していて職業として結婚詐欺師をしている。

相手は家具販売店の店員、工藤麻美(中村江里子)、市役所の婚姻届係の穂原鳩子(安藤玉恵)

結婚よりも自立した関係を望むキャリア志向の元編集者吉岡真奈(松本若菜)などの女性達を

時に小説家だったり、空間デザイナーだと偽り、洗練されたダンスや、ピアノ演奏などを駆使して

「結婚しよう!」と迫る。

だが結婚詐欺師にしてはだまし取る金額は100万円と意外に少なめ・・・。

そして彼には最初に騙した千石るり子という女性がいて結婚詐欺の片棒を担ぎ、騙したお金の分け前を

受け取っている。

ベッドの上でその分け前の話をする二人・・・

6:4の割合でお金を渡そうとする るり子に対して「家庭があるんだから7:3にしてくれよ」 だって・・・(笑)

シビアな話題だ!

なぜ結婚詐欺師をしているの?の問いに、その時の女性の嬉しそうな顔が好きだからと・・・。

 

だが空き家でピアノを弾いたとき突然にに入ってきた女性・柊泰江(萬田久子)は古海に言葉を合わせ

その場を助けてくれた。

彼女はこの空き家のオーナーだった。   大富豪?

 

古海はそんな彼女に自分が何者なのか判らないと悩みを打ち明け

神社の前にいる男の子が写っている1枚の写真を見せる。

 

「これ貴方なの」     「わからない・・・」

「調べてあげましょうか?」

この辺りから物語は意外な方向へと展開していく。

 

古海は妻・初音と穏やかな生活を営んでいる。

妻が「あなたは誰を見ているの?」と聞くと「君・・・」という古海。

食卓にはいつもシャインマスカットが置かれていて、古海が一粒一粒とつまみ、

次第に枝だけになっていく。

 

ある日家に帰ると初音が居なくなっていた・・・。

 

柊泰江が調べた古海健児の過去には耐えがたいような悲しい事実が存在していた。

 

結婚しようと言ってお金を受け取った途端に行方が分からなくなった古海を女性たちは

探偵を雇って探し始める。

柊泰江はお金持ちらしく世界一周旅行に古海を誘うが、その場に4人女性が現れ、追い詰められた

古海は海へと自ら飛び込んだ。

海中で「ここで終わるのか・・・?」とつぶやく古海の声・・・。

 

憎いけど・・・、でもなお逢いたいと古海の行方を捜す彼女たちに泰江は古海の悲しい過去を話始める。

 

古海の母は自分が結婚して幸せになる為に邪魔になった4歳の健児を海に突き落とす。

予告などで涙を一筋流す写真がアップされていた場面は、泰江が調べた資料の中に

母、古海初音が自分の子供を海に突き落とし、逮捕されたという新聞の切り抜きを見た時だと思った。

  

 

海に付き落とされたが命は助かり孤児となった健児は施設で育つが、

4歳のその時の記憶が有るかどうかは判らないと泰江は話した。

そして古海健児は結婚していませんよと驚きの発言をする。

 

そう、妻・古海初音とは健児が抱いた母への強い思慕の現れだったのではないか?

そして画面に現れた突き落とす母の姿は妻の初音と同じ人・・・。

辛いよねぇ~

哀しい 幻の結婚生活・・・(涙)

実は映画ではこの辺りの詳しい説明というか謎解きはなされていないので、

この部分はあくまでも私の想像で書いてます。

 

海に落ちた健児、このまま死ぬのかなと思ったが石畳か泥の渚なのか判らない場所に

打ち上げられたか這い上がったか判らいまま仰向けに横たわっていて・・・。

 

   やがて起き上がった    これがその時の写真

     

そしてフラフラと画面の奥へ歩いて行くラストシーンに被さって

   朝が来たらどこへ向かうのか?

      きっと俺には判らないまま・・・。

    月明かりの悪戯ベットの中

        きっと俺には判らないまま・・・

ディーンさんの作詞・作曲の歌「Permanent Vacation」が流れてエンドとなる。

 

実はこの映画を見に行く前にネットで評判を見たが、残念ながらあまり芳しくなかった。

私も確かに最後の詰めが甘いというか、もうすこしこの映画で訴えたいことを浮かび上がらせなければ

ボヤーーーっとした印象しか残らないと思った。

そして思っていた以上にキスシーンやベッドシーンが多かった!

そのシーンは確かに必要ではあるが少し多すぎないか?

 

でも、私は古海健児の哀しい思いは、はっきり受け取ったよっーーー

 

ただダンスのシーンね、  猫背になってて、きれいなダンスシーンに見えなかったのがとても残念だった。

背筋をピッと伸ばし胸をもう少し張ればきれいに踊れたと思うのに・・・。

まぁ~半日の練習では無理だったのかもね。

 

さぁ~もう一回見に行くかーーー   (^_-)-☆