大変な事が起こってしまった
テレビに映し出される光景はどこもかも倒壊した家の残骸や車などの瓦礫の山、見るも無残な荒廃地ばかり・・・。
所々にポツンポツンとコンクリートの建物が見える。
その中を自衛隊や救助隊の人たちが一つ一つ瓦礫をひっくり返しながら、その下を確認している。 これだけの広さの瓦礫を全部調べて回るのに一体何日罹るのか
11日の午後、日曜日に迫った我が家での講の集まりの準備の為テレビはつけっぱなしにしてお掃除をしていた。丁度大阪の局のワイドショウ番組の途中だった。
キャスターが叫んだ 地震です 大阪でもかなり揺れたらしい。
その途端画面が変ったかと思うと東北沖でマグニチュード8.・・いくらか?の地震が起きたと・・・。
津波の恐れがある事も同時に表示された。そして・・・・。
大津波情報が発令された 津波の高さ 3mから10m・・・・
エエッ~10m・・・
以来今日までテレビはどの局も地震情報一色・・・。
今朝の番組で海外のメディアがこの地震をどのように伝えているかを報じていたが、何処の国でも新聞のトップニュースだそうだ。
そしてその内容が、
こんな災害時なのに日本の国民の冷静さを称えていると・・・
日本の建物の耐震は素晴らしいと・・・
日本国民は勤勉だからきっと再建できると・・・
一体このややピントの外れた好意的な反応はなんなの?
そして各国から今まで日本が災害時に素早く駆けつけてくれたから、今度はお返しをする番だと救援隊を送り出していると言う。
また他の民放では60歳くらいの女性が津波3メートルと聞いて避難しようか迷ったが、その後10mと聞いて慌てて避難した。間一髪だったと言うの聞いたキャスターが、3メートルと発表した気象庁の責任問題になる、なんてバカな事を言ったよ~ アホか
3メートルの津波情報で避難しない人の方がよっぽど非常識なのに、それが判らないのか?
3メートルと言えば平屋の高さだよ これでどうやったら家にいられるんだよ
この女性の言葉を聞いた時、つい最近行われたアンケート、津波警報が出たとき避難しましたか?の問いに80パーセント以上の人が避難しなかったと答えた事を思い出した。
もしかしてこの度の津波情報でも、このたぐいの人がかなり居たのかも知れない、と思った。
何年か前、北海道奥尻島でも大きな津波が起きたが、その時ある島民は過去の経験から、大きな地震が来たらすぐ高台へ逃げる、という事を実行していたそうだ。
奥尻島の津波の高さは30メートルだったそうだが、この時の死者行方不明者200名・・・。
だがこの度の死者・行方不明者は桁が違う。
何万人にもなる恐れも有るという。
今日の報道で海岸に1000名の遺体・・・あちらこちらで、200名から300名の遺体・・・。
そんな状態があちらこちらにあるらしい・・・。
もう聞くに堪えない
唯々祈るしかない・・・、どうか一日も早い復興がなりますように・・・。