あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

TVウオッチング

2009年10月23日 | TV・映画
膝痛がひどくなって以来 家事は必要最小限のことしかしなくて、あとはコタツに入ってテレビを見る日がもう何日も続いている。ビデオを見るためにはディスクを入れたり出したりと動かなくっちゃいけないので、HHDに撮り貯めた物を見るか、見たくなくても生放送を見るしかない。
その中にはワイドショウーなるものもある。
だが見ていて もう~うんざりするような事もしばしば・・・。
例を挙げればタレントの覚せい剤使用問題、民放はこの問題に国民全部が関心を持っていると錯覚しているのではないかと思うくらい、来る日も来る日も飽きもせず繰り返し繰り返し報道している。拘置所から釈放された日などはヘリコプターで車を追跡・・・、何の為に・・・? もう呆れてものが言えない。
そしてもうひとつ気になった事、それはつい最近もあったことだが、日本郵政の西川社長の辞任の挨拶の時、一番前に陣取ったカメラの方列がフラッシュとともにカシャカシャと連写しまくる。西川さんも話が聞こえないので止めてくださいと注意しても効き目なし。司会者が何度も止めて下さいと訴えても全く効き目なし!
会見を止めようかと腰を浮かされてようやく音が収まった。
これが報道に携わる人の常識なのか?
カメラだから写真の筈なのに被写体が動く度にこれが繰り返される光景を何度も見た。
一旦写真を撮ったらそこから退場させれば良い。礼節を知らない人が多くなったとつくづく感じる。
今週から来週にかけてタレントの裁判が始まる。
又これを繰り返し繰り返し放送するのだろうな。

だが流石にNHKだわ!
この問題をニュースの一部として淡々と伝えているのがナントも清々しいね

ならば見なけりゃ良いんだけどね(>0<)


もうひとつ今朝見た話題から・・・。
あの菅原文太さんが山梨県北杜市で農業を始めるのだそうだ
菅原さん曰く
「最近は映画も舞台も最近は衰退してしまい・・・、若い者の仕事が無い」のだそうだ。
そこで農業法人を起こす決意をされたのだとか、北杜市が全面的にバックアップして、放置された農地をメインに有機栽培の農業をやりたいのだとか。
取材した民放のアナウンサーが翌日赤松農水大臣に逢うのだと言ったら、是非これだけは伝えてもらいたいと。
政府は日本の農業のこれからをどう展望しているのか知りたいのだそうだ。
自給率40パーセントを切るまでになった日本の農業、自民党の減反政策で耕作放棄され、荒れた農地が至るとこるにありながら、食糧を輸入に頼る日本。
後継者は育たず、今に日本から農村が消えるのではないかと危惧されるまでなっている。
民主党は農家の個別保障に踏み切るらしいが果たして農業人口が増えるだろうか?

都会の若者が田舎に住んで農業をやりたいと夢を語る場面を何度も見たが、農業って都会のひ弱な若者が田舎へポッと来て簡単に出来るほど生易しいものではない。

以前こまつ座の井上ひさしさんが棚田を守る運動とやらを推奨していて、これが日本の原風景だとか、洪水対策に最も優れている、等と発言しているのを聞いて、現場を知らない都会の人の発言だなと痛感した。
一度現場へ来て現実を見てみなよ!と思ったものだ。
機械の入らない小さな棚田の維持がどれだけ辛い事なのか、一度体験してみるが良い。
江戸から明治・昭和の中頃までは米は金と同じ価値持つほど最も重要な産物だった。だから狭い日本の山村でほんの少しの土地でも米を作ろうと開墾し、山の中腹まで棚田を作ってきた。
昔は何処の農家にも牛が居て小さな田でも鋤で田を耕す事が出来たけど、今農耕用の牛を飼っている農家なんて殆どないよ。
それにお米の価値は下がり食卓から米が消えつつある。

その荒れた土地で麦とか大豆とか生産して足らぬ所を保障するのだそうだが、まぁ~減反に保証金を出すよりは良いかとは思うが果たして荒地が農地に戻るだろうか?

などと横着気に毎日コタツに入りながら日本の農業の行く末を案じた所で、何の足しもならないことはよく判っているのだが・・・