広島郵便貯金ホール廃止の余波

今日の新聞に広島郵便貯金ホールが来年夏の契約を断っている、との記事が載った。郵政民営化の煽りでこのホールは来年の３月で廃止、の決定はかなり以前に出ていたが、今日の新聞の記事はそれに伴う影響について述べていた。
同じ規模の広島厚生年金会館も売却の噂があるが、まだ決定でない為、ここに依頼が集中しているが、全部は対応しきれないと言う。
そこで東京発の色んなコンサートや舞台が、会場の確保が難しい広島公演を全国ツアーの日程から外す恐れがあるというのだ！
エェーーーッ！！　そんなぁ～！　

広島郵便貯金ホールはクラシックコンサートから歌舞伎まで上演が出来る和洋折衷の設計だったとか。音響が素晴らしい！と評判だったのに・・・。
私が観た『オペラ座の怪人』も『ジーザス』も『宮島狂言』も『アンナ・カレーニナ』もこのホールだった。

厚生年金会館の館長はまだ廃止と決まったわけでは無いので、広島を外さないで欲しいと、東京のイベント会社へ説明に行くそうだ。

イベント関係５４社でつくる全国コンサートツアー事務局の事務局長は
「今回の廃止発表で最も打撃を受ける都市は広島、東京でも話題になっている」と。
こんな情けない事を大きな話題にしないでねっ！

廃止、といっても取り壊すのか、売却するのか、詳しい事は判らないが
官僚の無駄使いのツケがこんな形で地方へ影響を及ぼすとは・・・