あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

京都旅行ー2

2005年12月03日 | Weblog
JR山崎駅のすぐ前にある妙喜庵に、あの利休の造ったお茶室・国宝『待庵』がある。
たった2畳の狭い茶室だが、広く見せる工夫が其処此処に施されている。
しかしこの2畳の狭い空間に二人で(恐らく秀吉と・・・)相対して座るのはスゴイ緊張感があっただろうなぁ~!
この頃から利休は秀吉に疎まれていたのだろうか・・・?

だがこの茶室は当然撮影禁止だから、此処では絵葉書と短冊を買って帰った。
もう随分前になるけど一度この『待庵』を訪れた事が有るが、その時は拝観料もご芳志で・・・、ということだったけど、今回は住職さんの色紙や短冊が売られていた。お寺も運営が大変なんだろうな(笑)

この『待庵』を模して造られた茶室『平成待庵』というのが、大徳寺塔中の瑞峰院にある。
利休400年忌のお茶会の為に造られたらしいが、此処は写真がOKなので、此処を撮ってきた。造りは殆ど同じだが床が40センチ程広くなっている。
この写真では炉のすぐ側から床があるが、実際は炉から壁が40センチほど有ってその分だけ床が狭くなっている。

京都旅行-1

2005年12月03日 | Weblog
11月30日から1日にかけて晩秋の京都を歩いてきた。
紅葉はもう遅いかなぁ~と思ったけど、まだまだ綺麗で沢山の写真を撮ったが撮り手が下手なもので余り良い写真にはならなかったけれど、その1枚を挙げてみます。

今回はカード会社主催のデラックス旅行と銘打ってお値段もサイコーに高かったけど、国宝クラスの一般には公開していない場所を見ることが出来て、それはそれで満足だったかな。
京都駅に着くと黒ピカのハイヤーがお出迎えで、2日間貸切となっている。
これって旅行代金の殆どがハイヤー代じゃないの(笑)

この紅葉はJR山崎駅から山の上に登った所にある大山崎山荘へ行く途中の道、真っ赤なトンネルだった。その山道をかなり上がった所にその建物が有る。
今はこの建物を見せると同時に美術館としても使用されている。
この山荘は関西の実業家ニッカウヰスキーの創業者が大正時代に造られた山荘で、中は派手ではないが豪快な、という形容が似合う建築で、石造りのベランダから見下ろした風景は流石お金持ちの別荘~という感じ(笑)

お昼は松花堂庭園を散策して水琴窟の音を楽しみ、綺麗に盛り付けられた松花堂弁当を頂いた。熱々のお椀がとても美味しかった!

夕食の後は絡北にある宝泉院へ・・・、ライトアップのお庭を眺めながらお茶を一服頂く。京都の庭は何処も素晴らしいものばかりだが、殆どが撮影禁止だ。
でも此処は撮影OKだったのに、今度はカメラを忘れて行っちゃって・・・