中国への輸出はGDP(国内総生産)比3%以下、投資は1%強でしかありません。
中国への輸出がGDPの3%に満たないというのも意外でしたが、そもそも日本は貿易依存度(貿易額の対GDP比)が低く、輸出依存度も11.4%とアメリカの7.5%に次ぐ2番目と極めて低い内需国家であります。
対中国の貿易についてみると、日本の輸出依存度(GDP比)11.4%のうちの2.79%、輸入依存度(GDP比)10.8%のうちの2.44%が中国依存で、中国にべったり依存している感じはありません。
それにこの輸出入は、日本で生産した資本財を中国に輸出、現地の日系企業がその資本財で工業製品を生産し日本に逆輸入している訳で、日本からみるとその貿易相手が絶対に中国じゃないとダメっていう訳ではなく、インドやベトナム、インドネシアに置き換えることは可能です。
だが、中国はと言うと・・・中国は資本財を生産する技術が無いため、日本からの輸入に頼っています。
さらに中国国内で工業製品を生産している企業は日系がほとんど(中国のブランド無い)なので、中国は日本に頼り切っていると言っても過言ではないと思います。
日本の場合は、100円ショップの雑貨や安い靴下がいっとき品不足になるかもしれませんが、他の東南アジア諸国や国産品で代替が可能でありましょう。
従って、日中の国交が途絶えると困るのは中国の方であり、尖閣の件で日本が中国の顔色をうかがう必要はないと思うのですが、いかがでありましょうか…?
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