チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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朝日廃刊を:金融緩和政策で、デフレ『脱却』はできない。現在の欧州を見よ

2014-09-13 22:18:44 | やじキタ交遊録

 Y:あなたは、「風・桶シナリオ。」において、「金融緩和政策で、デフレ『脱却』はできない。」と述べているが、「アベノミックス。」で、大幅な株高、円安が、実現しているではありませんか?

  K:そうですよねえ…。 これについて、植草一秀氏は、次のように述べていますね。

  【 金融市場は安倍政権誕生を予測して、金利低下=円安=株価上昇の反応を生み出してきた。 現在の市場変動は予測通りのものである。 株価は経済活動の先行指標的な動きを示すから、株価上昇は悪い話でない。

  日銀法を改正する、あるいは国債の日銀引受けを認めさせる方針まで示唆した。 金融市場は追加金融緩和策が、強制されることを予測し、そこから一種の連想ゲームを展開した。

 安倍政権誕生=金融緩和強制=円安進行=株高進行の連想が広がった。

  金融市場の変動は、予想の先取りという面がある。 また、連想の結果を金融市場の参加者が、どう「予測するか?」を『予測』するという、市場参加者の行動に関する予想に基づいて、市場参加者が金融変動を予測し、その予測に従って行動するという側面を持つ。

 

 実際に経済が、どのように変動するのかというよりも、経済変動や金融市場変動を人々が、どのように予想するのかを予想して実際に市場変動が生じるという側面がある。 かくして、『円安』が進行し、『株高』が進行している。】、

 

 ということですが、『株高』は、たしかに資産効果を伴いますが、『円安』は、「交易条件のマイナス。」を伴いますね。

 

 Y:たしかに、「アベノマジック。」の目晦ましもあって、株高にはなったが、これで景気浮揚がなければ、一転して『下落』となりますし、『円安』は、「悪い物価上昇。」となる「スタフグレーション。」とも、なりかねませんからね…。

 「金融緩和。」をしても、資金需要(貸し出し)が増えなければ、資金は、再び日銀に還流するだけで(今日までの金融緩和と同様に、日本は、現在でも、ジャブジャブの金融緩和となっている)、景気上昇には、誰かが、資金を『借り』出して、「お金を使う(消費・投資」。」という、いわゆる「負債の経済学。」が、出現(需要)することが、必要なわけですよね。

 K:その点を、賢明な安倍内閣は心得ていて、金融緩和、成長戦略、そして民間がお金を借りないなら、政府が「負債の経済学。」を行う、『公債』の発行による財政政策(公共投資)の発動と、矢継ぎ早に打ち出していますよ…。

  Y:う~ん。 しかし、それでは、バラマキになるのでは、ないのだろうかなあ?

  K:そこで、「増税の前に、やることがあるだろ~。」ということにもあるように、「制度改革。」にも、手を付けることになるのだと思いますよ…。 


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