チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 水野さんの知6。17世紀オランダのチューリップバブル:チャンネル桜・瓦版、オートバイ塗装・西村コーティング(045-931-3505)

2016-08-23 06:27:55 |    水野和夫の知

   <水野さんの知(6)。17世紀オランダのチューリップバブルは、21世紀に、新興国で起きるのか?>

  「グローバリズム。」、「海に対する、陸の戦い。」、そして「人件費の変動費化。」は、いずれも同じ根っこを有しているのです。

 すなわち、これら、3つは、21世紀の「利子率革命。」を、いかに克服するかを『共通』課題として、生じたのであり、これら3つは、「利子率。」、即ち、資本の利益率を、再び「引き上げよう。」とする、反「利子率革命。」として、捉えることができるのであります。

 16~17世紀も、現在と同じであった。

 大航海時代(当時のグローバリズム)、「陸に対する、海の戦い。」(「海の国。」、英国の勝利)、そして「利潤革命。」(実質賃金の『半減』)は、16~17世紀の反「利子率革命。」の性格を有していたのであります。 

 反「利子率革命。」は、既存の空間では、成就できません。

 16~17世紀のイタリア、スぺインを中心に起きた「利子率革命。」を、『超克』したのは、英国、オランダが位置する、北部ヨーロッパ、そして、インド、新大陸をも含んだ新しい空間における、反「利子率革命。」であります。

 グローバリズムとは、英国の「電子・金融空間。」で、そして、同時に、新興国における、「実物投資空間。」で、利潤を『極大』化するためのイデオロギーである。

 「海に対する、陸の戦い。」は、具体的には、誰が、資源を支配するかの、戦いだが、これから先、資源ナショナリズムを背景に、陸の国が、有利戦いを進めていくことが、予想されます。

 さらに、長期的視点からみれば、脱化石燃料社会を、どの国が、築くかにかかっています。

 資源価格が、高騰している間、新興国の「実物投資空間。」で、利潤を極大化するために、先進国企業は、人件費を「変動費化する。」ことになります。

 

 反「利子率革命。」を成功させるために、「グローバル金融資本。」は、超低金利で、資産バブルを起こし、まずは、「電子・金融空間。」で、巨額の資本を蓄積することに、成功しました。

 それが、1995年から2008年までの間で、実現したのであります。 

 リスクの高い、新興国で、実物投資を行って、利潤率を上げるためには、リスクに『耐え』られるだけの資本を、蓄積しなければならないからであります。

 16~17世紀の「利子率革命。」においても、事情は、同様でありました。

 「利子率は、…1575年から1588年迄の、少なくとも、最も不景気な時期には、2%から、1.2%にまで、低下します。

 これは、ジェノバに、銀と金が、殺到した時期にあたり、この時代には、銀と金は、投資の手段を見出すのが、困難である。」(プロ―デル、フェルナン) 

 現在の「利子率革命。」と同様に、当時も、豊富な資本の存在に対して、優良な投資機会が、なかったのであります。

 高い利潤率が、期待できる実物投資先は、もはや、中世社会の成熟した、イタリアには、残されていませんでした。 

 当時、有望な投資先がなかったことは、「『イタリアは、自国の山の頂まで、耕作されている。」とグイッチャー二(1483-1540)は、『イタリア史』の冒頭で、得意そうに書いたことがあった。」(プロ―デル、フェルナン)ことに象徴されています。 

 16~17世紀の「利子率革命。」は、20~21世紀のそれと同じように、バブルの歴史でもあります。 利子率革命が、始まったまさに、1555年に、投資家から、一般の人までが国債に殺到しました。

 国王が、発行する国債は、デフォルトのリスクが、常にあり、ジャンク債でありました。 「ジャンク債ブーム。」が、起きたのは、それだけ優良な投資先が、無くなったからであります。

 

 宗教戦争とオランダ独立戦争で、アントワープが、没落すると、アムステルダムに、世界のお金が集まるようになりました。 いわゆる、「チューリップ・バブル。」へと突き進み、それが、1637年2月に突然、崩壊しました。

 


 ストレスが病気を呼ぶ3。薬の長期使用が、ストレス:バイク塗装・業界一・西村コーティングのダイヤモンドコート

2016-08-23 05:46:36 | ピンピン・コロリ

     <ストレスが病気を呼ぶ(3)。薬の長期使用が、自律神経を乱す>

 「免疫力が高いと、病気にならない。」、「免疫力で、がんに克つ。」という、言葉を耳にしますが、“免疫力が、高い”というのは、顆粒球とリンパ球のバランスが保たれているということです。 

 そして、この免疫力を、保っているのが自律神経の「バランス。」なのです。  

 体に異変が生じるのは、自律神経のバランスが乱れ、これに連動して白血球のバランスにも、乱れが生じたときです。

 顆粒球とリンパ球の比率が、先に挙げた正常な範囲から逸脱すると、免疫力が低下して、病気は発症します。

 殆どの病気は、〈交感神経緊張→顆粒球の増加→リンパ球の減少〉というパターンで、起こることがわかっています。

 自律神経のバランスを乱し、交感神経を優位にする、最大原因は、「ストレス。」です。 

 ストレスには、いろいろのものがありますが、病気の引き金になるのは、「働き過ぎ。」、「心の悩み(受け入れない・余計なことを考える)。」、「薬の長期使用。」の『3大』ストレスです。