<PKシリーズ(81)。ずばり、がんになる理由はストレスである>
がんになる原因に、食事、喫煙、睡眠など、生活習慣が取り上げられることが多くありますが、実は、それよりももっと深い原因があります。
それは、働き過ぎ、仕事上での対人関係によるストレス、深い心の悩みによるストレスといったものです。
これらはすべて、交感神経を極度に緊張させる作用があり、激しい緊張を強いられた体は、顆粒球の攻撃を受けるからです。
顆粒球は、その人にとって一番弱いところから攻撃を始めます。
ですから、その人にとって一番弱い部分から症状が出てきます。
もう一つ言えるのは、ガンになる多くの人は、真面目で頑張り屋さん(頑固な人)であることです。
仕事で手を抜けない、適当に息ぬきできない人が、気が付いたらがんになっていたという話を頻繁に耳にします。
ガンになる人は、大きなストレス(文句・小言をいう)を抱え込むために、交感神経が長期間にわたって緊張した状態になります。
正常な状態だと、交感神経と副交感神経が交互に働くので、顆粒球による攻撃で細胞に炎症が起きても、リンパ球がそれを治療しようと働くはずです。
ところが、交感神経の緊張があまりに著しいと、副交感神経が抑制されてしまい、リンパ球も同時に減少してしまいます。
治療の仕組みが働かなくなってしまうのです。
また、交感神経緊張が長期間続くと、顆粒球過多になって脈拍が上昇したり、高血糖、腰痛、肩こり、不眠、慢性疲労など複数の症状が出てきます。
顆粒球が過多になると、組織を攻撃し、炎症を起こすことはすでに説明しました。
加えて末梢の血管収縮も起こし、これが血流障害を招きます。
ですから、ガンになった人は一様に顔色が悪いのが特徴的です。
また、がんになった人というのは。只でさえ、日常のストレスが元で体は痛めつけられています。
さらに悪いことには、その状態で『検査』を重ね(麻布老人)、医師の宣告が加わることで、もっと精神的な不安が大きくなってしまうということです。
これでは、体は余計に交感神経緊張状態を強いられてしまいます。
体をより痛めつけるだけです。
「がんの疑いあり。」と言われたときに、「生き方を変えたら、がんは治るんだよ。」と医師が励ましてくれればいいのですが、残念ながら「西洋(現代)医学。」の中で、その考え方を採用する先生方は、まだまだ少ないのが現状です。
これまでさんざん無理を重ねてしまって、病気になったというのに、ときには『余命宣告』迄されてしまい、患者さんはものすごく落ち込み、深い悩みの世界に入っていきます。
これでは、治るものも治らなくなってしまいます…。