<老化抑制から糖尿病まで、長寿物質『NMN』・人類の夢接近へ>
「NMN。」(ニコチアミド・アデニン・ジヌクレオチド)はビタミンB₃の1つで、老化を抑える役割を持つ「サーチュイン遺伝子。」の働きを活性化させ、糖尿病を改善させることが確認されています。
サーチュイン遺伝子は、カロリー制限などにより活性化し、代謝量を上昇させる機能を持ち、米ワシントン大学と慶応大学の研究チームが臨床研究を開始しています…。
これまでにも、サーチュイン遺伝子の活性化には、ポリフェノールの一種で「赤ワイン。」に多く含まれるレスペラトロールは、「フレンチ・パラドックス。」(フランス人は、肉食が多いのに肥満にならない)という仮説がきっかけで、若さを保つことができる物質として、広くその名を知られるようになりました。
長寿遺伝子を研究している金沢医科大学の古家大祐教授も「NMNがサーチュイン遺伝子を活性させると、認知症などの脳の変性疾患、慢性閉塞性肺疾患、大腸がんなど、老化が主な原因となる疾患が改善できるとの報告がある。」と語っています。