分子栄養学講師の気ままなブログ

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胃と腸を改善させるための対策①

2018年11月27日 | 身体・健康

前回、前々回と、ピロリ菌感染によって繋がる健康被害の詳細を書きました

 今日からは改善のために出来ることを書いていきたいと思います

 

ピロリ菌感染は胃と腸に重大な悪影響を及ぼすことが見えてきたと思いますが

 悪玉菌優位の腸の状態は、改善必須事項です

 

ピロリ撃退と並行して消化力を上げる工夫と共に、炎症を抑えることがまずはスタートラインです

腸の炎症を抑えるためには、炎症を引き起こす物質も極力摂らないことにつきます

 

前回、血糖値を上げるホルモン(血糖維持)ということで登場したコルチゾールというホルモンは、

別名ストレスホルモン

ストレスと戦うために必須のホルモンです

 

が、、

他にもコルチゾールは炎症を抑えるという重要任務も担ってくれています

コルチゾールは体内において天然のステロイド剤の役割もしているのです

 

発達障害、HSPの人たちはコルチゾールレベルが高いことはよく知られているところです

 

適度コルチゾールが働くことが重要なのですが、慢性的にコルチゾールが働き過ぎることでコルチゾールの効きが悪くなり副腎疲労に繋がる…

さらに言うと、コルチゾールレベルが高いとそのコルチゾールが脳に再吸収され、海馬が萎縮されることもわかっています

(うつ病患者のコルチゾールレベルは異常に高く、海馬が萎縮していることが多いそう)

 

コルチゾールレベルが高いことで神経伝達物質のバランスが更に悪くなってしまいます

 

 このように、身体というのはひとつの歯車が狂いだすとその歯車がまるでドミノ倒しのようになって身体の他の機能、

そして脳と心に対しても負のドミノ倒しが繋がっていきます

 

コルチゾールレベルが高くなる要因はいくつもありますが、

そのひとつに慢性的なストレス状況下

 

ストレスに晒される環境に居続けていては、なかなか改善していかないとも言えるのです…

ストレスを徹底的に(習慣的に)抜くことも大事です

 

ストレスというと、多くの人が”嫌な上司と同じ職場~”とか思い浮かべますが、笑

身体にとってはそれだけがストレスではありません

心ではなく身体がストレスを感知しているのです

 

不安や恐怖を脳が感知すると(偏桃体で行われる)身体が交感神経優位になり、

身体が緊張、、全身へと指令が渡り闘争モードに入ります(←これがストレス反応です

 

不安なことを一日中考えている、反芻している人は、身体が1日中ストレス反応を起こしている状態です

対策が必要です(認知行動療法必須

身体のストレス反応を緩めるリラクセーションも効果的です

 

偏桃体の発達具合がもともとよろしくない人は、、

何でもかんでも偏桃体が反応してしまうということも頭に入れておくと、対策も練りやすいでしょう

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